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みなさん。こんにちは!畳職人の樋口です。今回は職人って儲かるの?職人を目指す人たちに伝えたい3つのことを紹介します。

 

 

職人って儲かりますか?

 

私が事業を始めて、おそらく一番受けた質問がこれ。

 

いつもは「どうでしょうね(笑)」と半笑いで適当に去なしますが、「職人になりたい!」と真剣に考えている人にはちょっと失礼ですよね。

 

というわけで今回は職人って儲かるの?をテーマに職人を目指す人達に伝えたい3つのことを紹介します。

 

職人になりたい!と思っている人に少しでも参考になれば幸いです。

 

この記事でわかること
・職人とは?
・職人って儲かるの?
・職人を目指す人たちに伝えたい3つのこと

 

職人とは?

 

職人とは手の技術で物を作る職業人のことです。芸術家との違いは”使われることを前提としたものづくり”であること”モノ自体に知性を必要としない”という点で違うのかな。

 

職人(しょくにん、英語: craftsman、フランス語: artisan)とは、自ら身につけた熟練した技術によって、手作業で物を作り出すことを職業とする人のことである。 日本では江戸時代の士農工商の「工」にあたるが、歴史的に彼らを尊ぶ伝統があり、大陸より帰化した陶芸工や鉄器鍛冶は士分として遇された。 彼らの持つ技術は職人芸(しょくにんげい)とも呼ばれる。

 

みなさんは職人って聞いてどんなイメージをお持ちですか?

 

▼職人のすごい技はこちら【海外の反応は?】おすすめ人気のすごい日本の職人技10選 

 

私がよく言われるのは「職人って頑固そう」「職人っていつも怒ってそう」「職人って話すのが苦手そう」などなどです。

 

どれも個人差があると思うのですが、コミュニケーションをとるのが苦手だという職人さんは多い気がします。

 

▼職人気質って何?についてはこちら職人気質とはどんな人?|職人気質な人との上手な付き合い方

 

もしかしたら私たち職人の言語機能は、ものづくりに集中してる際に低下してしまっているのかもしれない。と私は勝手に思っています。

 

ところで、みなさんは職人と芸術家の違いってわかりますか?

 

一般的なところで言えば、芸術家が作る作品は鑑賞用。職人の作るものは実用性が重視されます。(とはいえ、芸術の定義は難しい。マルセル・デュシャンが提起した「泉(便器)」からわかる通り、アーティストが「芸術だ!」と言えば芸術として扱われることもある。もしかしたら「芸術とは何か?」を定義しようとすること自体無意味なのかもしれない

 

また別の見方をすれば、芸術家が作る作品には「知性」が含まれますが、職人の作った物に「知性」は含まれません

 

この知性というのは作品によって違うのですが、見えないものを見える化する”知”とでも言ったらいいでしょうか。

 

私も難しくてよくわからないので、あとは専門家に聞いてくれ!って言うしかありません。

 

ところで、なんでこんな話をしてるかと言いますと海外と日本では”職人”に関して多少違いがあるんです。

 

例えば、日本では古来より狩野派をはじめとして芸術家と職人を明確に分けることはしませんでした。(現在では分けて論じられるが、名残は残っていて陶芸家や左官(陶壁画)、宮大工などは職人と芸術家の両方で扱われる)

 

が、海外ではアーティストとクラフトマン(フランス語はアルチザン)と呼び分け、明確に分けて論じられてきました。

 

西洋は”芸術”が神を扱う作品だから芸術家は高い地位に置かれているのかな?

 

なにはともあれ、職人と芸術家の違いを理解することが職人を知る1つのきっかけになると私は思います。

 

職人の歴史

職人の歴史はかなり昔まで遡るって。平安時代以前より様々な職人が存在し、皇族や貴族のためにものづくりに励んでいたらしい・・・。

 

日本では古代から様々な職人が存在し、王権や国家の成立・経済社会の発展により商工業が成立し、日常生活から神事など宗教活動に到るまで様々な諸職人が誕生した。中近世期も引き続き経済社会の発達により職人分化が進み、中世期の職人の実態については不明な点が多いが、このころには職人歌合類など文学作品において様々な職種の職人の姿が描かれ、職人歌合は朝廷や貴族に従属する職人を和歌によって結縁させ、怨霊の鎮魂など呪術的意図によって作成されていたと考えられている。
〜中略〜
研究史においては戦後期に歴史学をはじめ美術史・国文学など様々なアプローチから歴史的な職人の位置づけが注目され、歴史学では網野善彦らが日本社会における職人の位置づけについて研究を展開し、国文学・美術史においても職人歌合類をはじめ洛中洛外図や浮世絵などにおける職人の描かれ方が注目されている。

 

職人については様々な文献、資料、絵を利用し研究が進められていますが、いまだにわからないことが多いのが実情です。

 

▼職人の歴史に関してこちら職人とは何か?|ハイテクな時代で職人の進むべき道を考えてみた 

 

とはいえ、日本にも海外にも古くから職人という者たちが存在していたことは事実であり、皇族や貴族(海外では王族や貴族)に慕え、伝統的なものづくりを支えてきました。

 

その伝統は畳職人にも見られ、神様が鎮座するしつらい「御神座(お茵、繧繝)」や格式の高い場所(身分の高い人)にのみ使うことが許されている絹で編んだ「九条紋縁(高麗縁など)」などがあります。

 

 

▼畳縁の歴史に関してはこちら人気おすすめの畳ヘリは?|和室の雰囲気を変えるおしゃれな畳ヘリ 

 

▼畳の歴史に関してはこちら【歴史】畳が広まった理由は茶道?|日本史&畳年表でみる畳の歴史

 

職人と呼ばれる職種

職人って呼ばれる職種はたくさんあります。私の分け方では、建築系、飲食系、工芸品系、装飾系、金属系の5つに分類してます。

 

手工芸品(特に伝統的工芸品)を作る人や大工・左官・庭師・経師屋(表具師)・建具・指物・鳶・畳・瓦・石屋・竹芸・漆・塗装・家具木工・硝子・飾り職・蒔絵・螺鈿・組子・目立て・箪笥といった手工業の職人のほか、例外的なものとしては食品を扱う「寿司職人」、また、特に優れた金属加工技術を有する者を職人と呼ぶ。

 

職人を大きく分けると建築系(大工・左官・庭師・表具師・建具・鳶・畳・瓦・石屋)飲食系(寿司)工芸品系(指物・家具木工・ガラス・組子・箪笥・畳(有職)・建具・瓦・石屋)装飾系(漆・塗装・蒔絵・螺鈿・組子)金属加工系となるかと思います。

 

ただ、建具や畳、瓦、石屋、家具などは建築系と工芸品系の両方含まれるなどの職種もあります。

 

この職人の分類は、職人って儲かるの?のテーマで使いますので覚えておいていただけたらと思います。

 

職人って儲かるの?

 

サラリーマンに比べたら儲かるよ!でも事業家としては利益が薄いかな。例えばIT企業は少ない設備投資で莫大な富を生んでいる。一方職人のものづくりは、作るのに時間はかかるし、設備には沢山のお金がかかる。なのに莫大な富は生み出せない。すなわち職人って儲かるの?に対する答えは、相対的に比べて儲かると言えるのもあれば、言えないのもある。

 

職人って儲かるの?に答える為には職人のビジネスモデルから紹介しなくてはなりません。

 

先ほど職人を5つの枠組みで分類したと思いますが、さらに地域密着型とグローバル型に分けることができます。

 

地域密着型とは、その名の通り地域のコミュニティで成り立つ商売のこと。グローバル型とは広がっていくことを意味します。

 

主に建築系や飲食系は地域密着型。それ以外の工芸品系や装飾系、金属加工系はグローバル型と分類できるかと思います。

 

地域密着型
・建築系
・飲食系
グローバル型
・工芸品系
・装飾系
・金属加工系

 

この分類を見て、職人で儲かりそうなのはグローバル型?と思う人が多いかもしれませんが、グローバル型も”ある問題”を抱えています。

 

グローバル型

グローバル型の問題は2つ。”日本と海外の差異”と”もうあんまり使わないものなのにクオリティが高い。そして値段も高い”ことです。

 

グローバル型の特徴は店舗を増やすことなく、物を生産し販売することができるので、設備投資を抑えて国内だけでなく海外でも勝負することができます。

 

追い風として海外向けECサイトのプラットフォームが充実してきたので誰でも簡単に始められるようになりました。

 

また、懸念されていた流通もヤマト運送などのグローバル化によって信頼して任せることができます。

 

一見グローバル型は何の問題もないように見えますが、2つほど問題を抱えていると懸念します。

 

1つ目は、日本と海外の差異です。

 

例えば、昨今話題の「クールジャパン」。

 

クールジャパンとは、日本の内閣府「クールジャパン戦略のねらい」によると「外国人がクールととらえる日本の魅力」であり、クールジャパンの情報発信(日本ブーム創出)・海外展開(海外で稼ぐ)・インバウンド振興(国内で稼ぐ)によって世界の成長を取り込み日本の経済成長を実現するブランド戦略「クールジャパン戦略」政策で使われている用語である

 

クールジャパンはアニメや漫画、ゲームなどのサブカルチャーが主だが、一応伝統文化や伝統工芸品も含まれている。

 

そこで1つ疑問が生まれる。

 

アニメや漫画やゲームはまだしも、日本の伝統文化や伝統工芸品は世界から「クール」だと思われているのだろうか。

 

世界で活躍する芸術家村上隆氏や新しい就活方法を生み出し、グローバル企業となったウォンテッドリー創業者仲暁子氏は「海外では”クールジャパン”なんて誰も言っていない」言う。

 

私たち日本人は日本でながれる報道を目にして「日本の伝統産業は世界から注目されている」と誤解しているのではないだろうか。

 

実際何年か前に大手畳製造会社が海外への拡大を狙い進出したが大失敗に終わっている。

 

クールジャパン機構の杉内信夫執行役員は、「これまでは伝統工芸品の海外展開は上手くいくことが少なかった」とも言っている。

 

海外挑戦は素晴らしいことだが、このような海外と日本の差異を認知せず、無闇矢鱈に広げていくのは懸念が拭えない。

 

2つ目は、もうあんまり使わないものなのにクオリティが高い。そして値段も高いことです。

 

ここで特定の物を名指しで批判したくはありません。同じ職人としてある程度理解しているので。

 

ただ、もうあんまり使わない商品なのにクオリティを高くするのは疑問でしかない。

 

お客様は「懐かしい」「面白い」に触れたいだけではないだろうか。

 

外国人もまた同じ。精巧な作りを理解できる方(理解したいと思っている方)が多数派でしょうか。

 

いやいや。「日本の文化に触れてみたい!」と思っている方のほうが圧倒的に多い気がします。

 

グローバルに広がっていくことを目指すならクオリティを上げ取っ付き難くするより、気軽に親しめる商品である方が良いと私は思います。

 

地域密着型

地域密着型の問題点は2つ。”店舗数を増やすかお店の規模拡大しなければいずれ事業は停滞する”と”従業員(アルバイトを除く)が集まりにくい”ことです。

 

地域密着型の特徴は、地域のコミュニティで成り立つ商売だということです。

 

地域密着型というと一見脆弱そうなビジネスモデルに思えますが、反脆弱というか倒産し難いのが最大の強みです。(飲食系(寿司屋)は知りませんが)

 

その理由としては在庫を持たないこと、地域に根強いためファン層の拡大とリピーター率が高いこと、要らないものや使わなくなったものを貰える可能性があるので設備費用を抑えることができること、などが挙げられます。

 

とはいえ地域密着型にも問題点はあります。

 

1つ目は、店舗数を増やすかお店の規模を拡大しなければ、いつかは事業が停滞してしまうことです。

 

地域密着型はあくまで地域密着。

 

交通の便がよくなったところで営業範囲は絞られてしまいます。

 

今は銀行も貸し渋りの時代。事業が停滞しているお店にお金は貸してくれません。(特に個人事業)

 

事業を伸ばすためには店舗数を増やすことかお店の規模を拡大し、生産を増やす必要があります。

 

しかし、生産を増やす過程で問題になってくるのが2つ目の従業員が集まらない(アルバイト除く)ことです。

 

昨今フランチャイズのお店の店長の長時間労働、過重労働、低賃金が問題化していますね。

 

その背景にあるのが、人が足りない分をお店の店長一人でまかなければいけない人手不足の問題です。

 

特に人手不足の問題は、建築業系の職人はドストライク。深刻化している事態に陥っています。

 

政府としては外国人労働者の採用、AIやロボットの活用を促進し、打開しようと画策していますが、外国人とのコミュニケーションの問題、AIやロボットを導入する際の多額の費用の問題などが懸念されています。

 

一番最良の方法は、銀行からお金を借りなくても事業していける仕組み作りかと思います。

 

その為には地域外のファンコミュニティの構築が必要不可欠であり、SNSやブログなど今まで必要ないと思われていたものにも目を向けないといけません。

 

相対的に比べて職人は儲かるのか

何の職種と比べるかで職人が儲かるのか、儲からないのか答えが変わります。ビジネスモデル的には効率よくお金を稼ぐシステムではないとハッキリと言えます。

 

それでは職人は儲かるのか?に答えていきたいと思います。

 

グローバル型のお店は、一般的に何億を超える年商があります。とはいえ、材料代(在庫)や土地の費用、電気代、その他経費諸々に多額の費用がかかる。

 

地域密着型のお店はというと、億を超える年商のお店もあれば数千万円の年商のお店もある。これはお店の規模が様々な為、一概に言えませんが、設備の面から経費を考えて、利益率が高いケースが多いです。

 

つまりサラリーマンと比べて一ヶ月あたりの懐に入る金額(個人事業は給料制でないところも多いため月収が把握できない)は多い。すなわちサラリーマンよりは儲かると言えるでしょう。

 

とはいえ、IT企業と比べてみるとその差は歴然としている。

 

IT企業の売り上げは数千億を超えることはザラである。中には兆を超えるような大企業も存在する。

 

したがって、IT企業と比べると職人は全く儲からないと言えます。

 

そもそも職人というビジネスモデルはグローバル型にしても地域密着型しても効率よく儲かるシステムではありません

 

効率よく儲けたいなら直ちに機械化し、こだわりを削除するでしょう。

 

むしろ合理性を欠いた経営方針をとったからこそクオリティの高いものづくりを維持してきたのです。

 

この点が経営者と職人の違いなのだと私は思っています。

 

▼畳職人は儲かるのか?についてはこちら畳屋の利益ってどれくらい?|畳屋の年収を暴露します!

 

職人フリーランスという生き方

職人は昔からフリーランスの働き方が主流です。自由を大切にして好きなことに没頭できる。それが職人なのかもしれませんね。

 

これまで店舗型の職人ということで話を進めてきましたが、職人にはフリーランス的な働き方をされている方も多くいらっしゃいます。

 

例えば建築系。大工をはじめとして畳や表具、左官、クロスなどは修行期間が終わったら独立=フリーランスが常識的です。

 

ちなみに私も京都から東京に帰ってきてすぐに畳職人のフリーランスとして働き始めました。

 

メリットは時間が比較的自由に使える点、好きなことを仕事にできる点だと思います。

 

デメリットは最初仕事がなくて人がやりたがらない仕事を請け負うことが多々あったことです。(例えば自殺した後の現場処理や孤独死した老人の後の現場処理などなど。ちなみに今も仕事は選んでいない)

 

では、職人フリーランスは儲かるのか?

 

仕事を選びさえしなければサラリーマン平均月収の二倍程度は稼ぐことが出来ます。(ただしキツい現場も多い)

 

特に建築系は人手が足りなくて困っている状態です。技術を持っているなら猫の手でも借りたい!そんな気持ちの元請け会社は沢山あります。

 

▼元請けと職人のマッチングサービスはこちら【建設業界の人手不足】人気おすすめ職人のマッチングサービス5選 

 

ただ予期せぬ事故や怪我をしたり、病気になるとかなりマズい状況に陥る可能性もあるので、保険は勿論のこと健康管理も気をつける必要があります。

 

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自由にはリスクがつきものという感じですかね。

 

以上で職人って儲かるの?のテーマを終わります。

 

職人を目指す人達に伝えたい3つのこと

 

 

職人を目指す人達に伝えたいことは三つ。一つめはものづくりで重要なのは劇であること。二つめはお金を稼ぐなら創造より破壊がおすすめって話。三つめは物を作る意味について。

 

職人になりたい!と思っている方に、まず伝えたいのが2つ。

 

1つめは、今のものづくりは劇が重要だということ。2つめは、お金を稼ぎたいなら物を作るより壊した方が楽にお金が稼げるということ。

 

この2つを聞いた上で三つめの話を知ってもらえたらと思います。

 

劇場型ものづくり

手間暇かけてこだわって作ったものが売れるんじゃない。価値がある、ないも関係ない。全ては”ショー”だ。”ショー”が面白ければ悪いものだって売れる。

 

手間暇かけて作っていれば、いつか誰かに認められ購入者が増える。

 

そう信じて仕事をしている職人の方達は今もたくさんいます。

 

失礼な言い方をすれば一世代前のパラダイムと言わざるおえない。

 

手間暇かけてこだわって作って誰かに認められたとしても、物は売れない。

 

なぜなら感動は一瞬であり持続的なものではないからだ。

 

「売れないのは物自体に価値がないんじゃない?」

 

それも違う。価値があるか、ないかなんて関係ない。

 

なぜなら世の中にある”物”なんて大抵価値のない物だから。

 

 

もっと言ってしまえば、世の中にそれなりの品質で低価格な商品が溢れた現在、”物”の価値を判断する材料として作りの構造なんて誰も気にしなくなったということだ。(椎名林檎の「人生は夢だらけ」の歌詞に似たような言葉があったような)

 

では皆は何を見て物を買うのか。

 

例えば、アマゾンや楽天、YouTube、ブログやSNS(インスタやツイッター)、CMなどが主だろう。

 

とはいえ、これらは商品を単独で載せているわけではない。

 

「人気 おすすめ ランキング 口コミ」などの複数の商品で比べるウェブサイトもあれば、ユーチューバーを利用し、ストーリー性のある映像を作って売る方法もある。

 

CMはユーチューバーのデカイ版。インスタやツイッターで物を売っている方達も似たようなものだろう。

 

つまり、これらは客の購買意欲をそそらせる為の”ショー”であり、無価値で無意味な”物”を意味のある”物”に無理矢理変える為の手段なのだ。

 

昔は”ショー”が今ほど強大な力を持っていたわけではない。

 

皆が店頭に赴き、商品を実際に見て触り確かめて購入していたからだ。

 

インターネットが発達し、店舗型のプラットフォームが出来るとそうもいかなくなる。

 

商品に述べられている記述と、口コミだけで商品の購入を決める人達が出現した為だ。

 

さらに、社会的にインターネットで買うことの抵抗感が弱まってくると、物を買わせる為のマーケティング戦略として”ショー”を利用し、無駄な買い物を促進させた。

 

この辺から私たちは消費の螺旋に囚われた操り人形になっていく。

 

つまり、これからの職人は、ただ物を作るだけでなく、この”ショー”を利用し、操り人形達に”物”を買わせなくてならない。

 

そんなの嫌?

 

ものづくりへの理想と経営していく現実のジレンマは、これからも頭を悩ますタネになる。

 

職人としての生き方を貫く難しさを知っておいて欲しい。

 

創造より破壊

世の中に物なんて有り余ってる。物を作るより、物を壊す方が簡単にお金が儲かるぜ。

 

世の中を見渡すと”無い物”が無いくらい”物”が溢れている。

 

溢れ過ぎた”物”は処分するのに困る。どこの家庭でも見られる光景だ。

 

私たちは必要無い物を必要あると誤認して買ってしまう。(実際は企業のマーケティング戦略。またの名は催眠商法である)

 

だから家庭内に要らない物が増えていき処分できなくなってしまう。

 

「物はもう要らない!壊して処分して欲しい!」

 

創造より破壊を望む声は以外に多い。

 

 

今回のテーマである「職人って儲かるのか?」の疑問文にはお金への執着が垣間見える。

 

もし、お金を稼ぎたくて職人になりたい!と思っているなら私はおすすめできない。

 

なぜなら、物を作るより物を壊して処分する方がお金を稼げるからだ。

 

日本のマイスター制では”物を作る”までに修行期間が必要になる。(マイスター制の必要性に関しては私も反対の立場)

 

▼畳職人になる為には!についてはこちら畳職人になるにはどうすればいいの?|一級畳技能士になるまでの過程を紹介 

 

端的に言えば、職人になるには時間が掛かる。しかも、ネットビジネスと違いパソコン一台あれば独立といった容易いものでもありません。

 

すなわち手軽にお金を稼ぎたいなら、いらなくなった物の処分(転売できるのは転売する)の方がおすすめです。

 

道具はハンマーとパールとインパクトと電動ノコギリ(マルノコ)があれば十分ですし。中古を買えば5万以内で収まるんじゃないでしょうか。

 

「お金を儲けたい!」そう思っているなら職人として生きていくことがベストな選択とはかぎらない。

 

職人としてものづくりがしたいのか。お金儲けがしたいのか。もう一度考えてみる必要があると思う。

 

人がそれを望むなら

それでも物を作りたい!必要としてくれる誰かのため、喜んでくれる誰かの為に。

 

世の中には無価値な”物”ばかり。私は先ほどそう言った。

 

しかし、ある特定の人物、団体には無価値から価値のあるものに変化する場合もある。

 

例えば茶道。畳が無ければ茶道は成立しない。

 

一般的に畳が無くても困らないが、茶道をやっている人達からしたら、畳が無くなると困ってしまう。

 

つまり茶道をやっている方達からすれば、無価値な畳も価値のあるものに変化するのだ。

 

これは”物”だけでなく”職人”にも同じようなことが言える。

 

例えば、ある田舎の町で地域密着型で仕事をしていた大工さんがいたとしよう。

 

腰痛の悪化から引退することを決意した。

 

するとどうだろう。

 

町の住民は地震が起きるたびにビクビクしなければならない。はたまた台風が来るたびに恐ろしい夜を越えなくてはならない。

 

今まで近くに信頼できる大工さんが居てくれたから不安がなく生活を送ることができた。きっとそのことに気がつくだろう。

 

一方変わって東京に来れば大工さんは沢山いる。

 

一人ぐらい引退したところで誰も困らないだろう。(あくまで例え。実際は人手不足だから困る)

 

要は大工さんの価値は無価値ということだ。

 

もし、この無価値な大工さんが、大工の居ない田舎の町に住んで事業を始めたら、住民にとってこの大工さんは、価値ある大工に変わる。

 

つまり価値とは人や時間、場所によっても変化するものだ。

 

問題なのは「価値がある」という声はサイレントなこと。人がそれを望んでいても声が届かない。

 

だから伝統産業や、それに携わる職人は無価値だと言われることが多いのだ。

 

恐らく職人自身も無価値な存在だと思っているのではないだろうか。

 

実際はそんなことはない。例を出したように価値は確かに存在する。人がそれを望んでいるのだ。

 

しかし現実として”それ”を望んでいない人が多数派なのも受け止める必要がある。

 

すなわちこれからの私たちの仕事は、価値を拡大させることに情熱を注がなければならないと結論づける。

 

無価値で無意味な”物”から価値のある”物”へ。

 

物のアップデートと職人のアップデートが急務だ。

 

▼職人のアップデートに関してはこちら職人が足りない。でも職人の仕事は無くなる?|職人のアップデートの仕方 

 

以上で職人を目指す人たちに伝えたい3つのことを終わります。

 

最後に

いかがだったでしょう。

 

職人を目指す人たちに気持ちは伝わったでしょうか。

 

今回、職人は儲かるのか?をテーマにして話を進めてきましたが、「儲かるからやる」「儲からないからやらない」という考えは結構大事なことかと私は思います。

 

だって皆さんお金好きでしょ?(笑)私も好きです✌︎('ω')✌︎

 

ただそればかりでは面白くないですよね。仕事が楽しくないと。

 

お金を稼ぐための奴隷は、自由とはほど遠く、卑しい存在でしかありません。

 

一方、好きな物を作りながらお金を稼ぎ、夜は飲み会。(今は飲み会が嫌いな人の方が多いか)楽しい日々です。

 

もしかしたら”ほどほど”が良いのかもしれませんね。飽くなき欲求への鎮痛剤とでもいいましょうか。

 

人生、適度に適当。私のモットーです。

 

 

最後になりますが、今回の記事は少し長文になってしまいました。申し訳ありませんでした。

 

本当はもっと端的に伝えたかったのですが、如何せん拙い文章につきお許しを。

 

読んでいただきありがとうございました。

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