マインドフルネス瞑想をするのにおすすめの場所とは?|最高の休息法

 

こんにちは! 畳職人の樋口です。

 

皆さんご存知ですか?

 

脳は何もしていなくても疲れている

 

ということを。

 

え?ぼく今日一日ボヶーと過ごしてたよ。それでも脳は疲れてるの?

 

YES。たとえ一日ボケェーと過ごしていたとしても脳のエネルギーは常に消費されているんです。

 

特に脳のエネルギー消費量で60%〜80%を占めているのがデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)という脳回路です。

 

これが勝手にエネルギーを消費するためにボヶーとした状態であっても脳を休ませることはできないのです。

 

私は温泉が好きでスーパー銭湯などによく行くのですが、温泉に浸かり体は元気になったはずが、何かだるいと感じることが多々ありました。

 

まさにこのデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)が原因といえ、温泉で体を休めることはできても、脳を休めることはできない為だるさだけが残ってしまうのです。

 

では、脳が疲れた状態をそのまま放っておくと、どのようなことになると思いますか?

 

一例を挙げると「イライラする」「注意力が散漫になる」「雑念で満たされる」など仕事や生活に大きく影響してきます。

 

なんか最近イライラする!

 

キレやすくなったら人間関係も悪化するかもしれません。

 

▼ストレスに関する記事はこちら深呼吸するとストレスがなくなる?|気分が楽になる最高の呼吸法 

 

そうならないためにも脳を休ませる休息法「マインドフルネス瞑想」を紹介します。

 

これでセルフコントロールを鍛えてイライラを無くしましょう!

 

▼セルフコントロールについてはこちら依存心を克服するためには?|自分をコントロールする3つの方法 

 

セルフコントロールとは、誘惑や衝動に駆られた際に、自分の意思で感情、思考、行動を抑制すること

Googleも実践するマインドフルネス瞑想とは?

 

まずマインドフルネスについて紹介します。紹介するにあたって久賀谷亮さんが書かれた「最高の休息法」を参考にさせていただきます。

 

 

脳疲労が消える最高の休息法【音声ダウンロード付き】――[脳科学×瞑想]聞くだけマインドフルネス入門

マインドフルネスとは?

 

「最高の休息法」ではマインドフルネスについて「今ここの経験に対してに能動的に注意を向けることだ」と定義しています。

 

簡単にいえば、今この瞬間をおこなってることに集中するということです。

 

例えば、ヨガをしている時は呼吸に意識を向けますよね。

 

呼吸を意識して集中すると、息を吸うと同時に胸が膨らむのがわかります。また、息を吐くと戻っていきお腹が凹んでいくのがわかります。呼吸の深さが毎回違うこともわかりますし、途中で息が切れているのもわかります。

 

それはつまり、今まで当たり前の「自動操縦状態」だったことから、意識を向けて集中するという方にシフトするのです。

 

今この瞬間に意識を向け集中するだけでマインド(心・精神):フルネス(満ちること・いっぱい・十分)になる為の準備が整います。

 

瞑想とは?

 

瞑想という言葉を聞くと、宗教をイメージされる人も多いと思います。

 

し、し、しゅうきょう!?

 

瞑想の始まりは紀元前まで遡ります。

 

瞑想をしている様子が描かれた歴史的資料が、モヘンジョ=ダロの遺跡から発見されています。

 

モヘンジョ=ダロとはインダス文明最大級の都市遺跡。紀元前2500年から紀元前1800年にかけ繁栄し、最大で4万人近くが居住していたと推測される。しかしその後は短期間で衰退した。原因としてさまざまな説があげられたが、近年の研究では大規模な洪水で衰退したと考えられている。モエンジョ=ダーロは現地の言葉で「死の丘」を意味し、歴史学者が足を踏み入れるまでは、非常に古い時代の死者が眠る墳丘として、地元民は恐れて近よらない禁忌の領域であった。

 

インダス文明とは、インド・パキスタン・アフガニスタンのインダス川および並行して流れていたとされるガッガル・ハークラー川周辺に栄えた文明である。狭義のインダス文明は、紀元前2600年から紀元前1800年の間を指す。インダス文明の遺跡は、東西1500km、南北1800kmに分布し、遺跡の数は約2600におよぶ。

 

余談だがインダス文明が滅んだ(衰退した)説はいくつかある。例えば、古代核戦争説や気候変動説、砂漠化説など考古学が好きな人なら刺激的な話である。興味がある方は調べてみるといい。

 

 

脱線してしまいましたが(汗)

 

現在から約五千年くらい前には瞑想を行なっていた方たちがいました。

 

彼らがどのように瞑想を行い、どのような効果を得たのかはわかりませんが、インダス文明はかなり高度な文明だったことから推測するに、もしかしたら瞑想が高度なインダス文明を築き上げる一端を担ったのかもしれません。

 

科学的根拠はないけどね

 

続いて瞑想と釈迦についてお話ししていきたいと思います。

 

もしかしたら瞑想というとお釈迦さまを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

 

釈迦(しゃか)は、紀元前5世紀前後の北インドの人物で、仏教の開祖である。「釈迦はマーヤーの脇の下から生まれた」という話と、「生まれてすぐに7歩だけ歩いて、右手で天を、左手で地を指し、『天上天下唯我独尊』と唱えた」という伝説がある。

 

お釈迦様が菩提樹の木の下で深い瞑想をしたことにより”悟り”を開かれたとの逸話が残っています。

 

悟り(さとり)とは、迷いの世界を超え、真理を体得すること

 

とはいえ、私は仏教徒でないので”悟り”について理解は乏しい。

 

ただ「この世は諸行無常であり同じ状態に留まるものはない」これが真理であり、”悟る”とは、修行することで得られる煩悩からの解放を意味し、苦しみを消滅させることができる。

 

仏教における瞑想は、”悟る”のに必要な修行の一環であると私自身理解しています。

 

そんな瞑想が日本に入ってきたのは鎌倉時代のことと言われています。

 

とはいえ、日本では瞑想という呼び名ではなく、”禅”という呼び名が一般的。

 

禅(ぜん)は、大乗仏教の一派である禅宗(ぜんしゅう)の略、もしくは、サンスクリット語の dhyāna (ディヤーナ)の音写、禅那(ぜんな)の略である。また坐禅(座禅)の略としての意もある。禅那を現代語で俗に和訳すると瞑想となる。禅那は、仏性の存在を前提に坐禅することをいう。そのため坐禅と同じ姿勢でも仏性を前提としないものは禅那とは言えず、単なる瞑想であるとして区別する。

 

本来、禅と瞑想は区別されるものらしいのですが、日本では禅=瞑想で語られることが多いですよね。

 

禅が広まった理由は武士や庶民の間に仏教が広まったのがきっかけだと言います。

 

とはいえ、日本は宗教観の低い国。

 

インドや中国のように多くの方が取り入れ実践するようなことはありませんでした。

 

ところが現在の日本(特にIT企業やクリエイティビティが必要な仕事)では瞑想がブームになっています。

 

その理由はGoogle社員やスティーブ・ジョブズなどの世界を革新し続けるイノベーターが瞑想を好んで取り入れていたことが発端です。

 

では、マインドフルネスと瞑想はどう関係するのか紹介していきます。

 

マインドフルネス瞑想について

 

瞑想は科学的に正しい脳の休息法としてイエール大学や世界的起業家、クリエイティビティが重要視される仕事の方が注目している休息方法です。

 

例えば、有名な映画監督のクリント・イーストウッド氏やMicrosoft創業者のビルゲイツ氏、アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏、有名な音楽グループのビートルズのメンバー、日本人だと松下電器(パナソニック)創業者の松下幸之助先生など数え出したらキリがないほど多くの著名人が使用しています。

 

では何故、世界を革新してきた著名人たちがこれほどまでに瞑想を重要視するのでしょうか。

 

彼らに共通する唯一普遍のものがあります。

 

どう休息するか研究することです。

 

彼らは常に脳をフル活動し、新しいもの生み出していくために集中モードを切らしません。

 

とはいえ人間だから疲れる。疲れると雑念が邪魔をし、余計な時間を消費してしまいます。

 

彼らにとって休息は新しいものをアウトプットするために必要不可欠なものなのです。

 

瞑想はその休息方法の中の1つと言えるでしょう。

 

とはいえ、彼らは仏教でいうところの”真理”を探しているわけでも、”悟りたい”わけでもありません。

 

いわば、脳をリセットし、仕事に集中したいのです。

 

そこで考え出されたのが、マインドフルネス瞑想です。

 

今、この瞬間に意識を集中し、脳をリセットする。

 

マインドフルネス瞑想によってこの状態を作り出すことができれば、集中する時には集中し、休む時には休むというメリハリがついた状態を手に入れることができるのです。

 

 

マンガでわかるグーグルのマインドフルネス革命 (サンガ)


このマインドフルネス瞑想はアメリカで人気を呼び、Googleをはじめ世界的大企業にも導入されています。

 

また、日本でもその噂はあっという間に広まり、スタートアップ企業の間で人気を集めています。

 

では、マインドフルネス瞑想を行うことによって具体的にどんな効果が得られるのか紹介していきます。

マインドフルネス瞑想で得られること

 

マインドフルネス瞑想によって得られること
・脳の疲れをとる
・疲れにくい脳を作る
・スイッチのON&OFFができる
・セルフコントロールを鍛えることができる

 

マインドフルネス瞑想を実践するとどんな効果が得られるのかご紹介します。

 

まず前提として脳は、触覚、嗅覚、聴覚、視覚、味覚、五感全てを脳が認識し、脳から信号を送り命令したり、様々な物質を分泌したりしています。

 

つまり、いくらボヶーと生きている人だって脳の機能を使って生活しているんです。

 

僕なんてフル活動さ。

 

脳は当然ですが身体と同じ様に疲れます。

 

本来疲れた脳を休ませる為に睡眠が必要になってくるのですが、必要な睡眠時間を確保できる人が一体どれくらいいるでしょう。

 

日本の男女に聞いた睡眠調査によれば6割の人が睡眠に不満を感じていると回答しています。

 

仕事が忙しくて寝る時間が削られる

 

疲れた脳を十分に休ませる事なく放っておくと自律神経に異常が出て、夜寝る前になっても交感神経が優位になり寝つきが悪くなります。

 

もっと悪化するとうつ病などの発症にも繋がると言われています。

 

また、記事冒頭でも説明した「イライラ」してしまうことからキレやすい人間性になり、周囲の方との関係性も悪化するかもしれません。

 

そこでマインドフルネス瞑想です。

 

マインドフルネス瞑想をおこなうと脳の疲労の最大の要因と言われるデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)という脳回路の暴走を抑えると言われています。

 

それはつまり、脳を休息することができると同時に疲れにくい脳を作り、セルフコントロールを鍛えることが出来ます。

 

セルフコントロールとは、誘惑や衝動に直面した際に、自己の意思で感情、思考、行動を抑制すること

 

実体験の話

ここで私の話を紹介します。

 

仕事に慣れてきた頃、先輩の上司によく言われたのが「プライベートと仕事でON・OFFをつけろ」という言葉でした。

 

とはいえ、モードを切り替えて一生懸命に集中しようとしても頭の中は雑念でいっぱいになってしまう。

 

どうしようか困った時に「最高の休息法」という本に出会いました。

 

「世界のエリートがやっている!」などと謳い文句が書かれていたために面白そうと思い購入しました。

 

内容は学問の本として珍しく、ストーリー形式で物語が進んでいくので理解しやすく面白い内容でした。

 

読み終わり、マインドフルネス瞑想を実践してみることにしました。

 

マインドフルネス瞑想を始めた頃はあまり違いを感じることはなかったのですが、徐々に邪念が消え、集中するときには集中する、休むときには休むとメリハリをつけて仕事が出来るようになったのです。

 

また、今まで見えなかった周りの動きが見えるようになり、細かいことにも気がつくようになりました。

 

これは仕事をこなす上で大事なことである周囲の動きから自分のやらなければいけない優先順位を瞬時に判断する能力が備わったいうことです。

 

これが全てマインドフルネス瞑想のおかげかはわかりませんが、マインドフルネス瞑想を取り入れてから変わったのは事実です。

 

また、私はこのようにブログ記事を書いたりしているのですが、記事を書くということは情報をインプットしなくては書けません。

 

社会に広がる様々な情報も見逃さない状態を作るのに集中するということは必要不可欠です。

 

それと同時に今まで関心のなかったことに目を向ける重要性も問われます。

 

関心の無いことに目を向けるということは雑念との戦いなわけで、それが出来るのはマインドフルネス瞑想のおかげだと思っています。

マインドフルネス瞑想のやり方

 

ここまでマインドフルネス瞑想の素晴らしさについて説明してきましたが、ここからはマインドフルネス瞑想のやり方やマインドフルネス瞑想をするのにおすすめの場所について説明していきます。

 

と言ってもとても簡単!で、老若男女誰でも気軽に出来ることなので是非試してもらいたいと思います。

マインドフルネス瞑想のやり方
①まず座禅を組み(椅子に座って)リラックスする
②息を吸いながら意識を空気に集中する(例えば、胸が膨らんでいく感じや息が途切れて吸っている感じなど)
③息をゆっくり吐く

たったこれだけです!!!

 

ですが、2つほど注意があります。

 

時間は5分くらいはやること!雑念が浮かんでも辞めずにまた集中するように心がけること。

同じ場所でやること!脳は習慣が好きなようです。

 

では最後にマインドフルネス瞑想をおこなうにあたっておすすめの場所とはどこか紹介したいと思います。

 

マインドフルネス瞑想をするのにおすすめの場所とは?

 

マインドフルネス瞑想は椅子に座ったままでもできるので、場所を選ばずどこでもおこなうことが可能です。

 

ただ、マインドフルネス瞑想の効果をより実感できるとして、私たちは和室をおすすめしています。

 

マインドフルネス瞑想をするのにおすすめな場所は和室!

 

マインドフルネス瞑想をするのにおすすめなのは和室です!

 

なぜマインドフルネス瞑想をするのに和室がおすすめかというと、理由は3つあります。

マインドフルネス瞑想をするのに和室がおすすめの理由
①和室に敷かれている畳の香りにはリラックス効果と集中力を増す効果がある
②マット無しでも柔らかいから足が疲れない
③和室はシンプルを追求した空間

 

①和室に敷かれている畳の香りにはリラックス効果と集中力を増す効果がある

 

畳の材料である天然のい草には驚きの効果があります。

 

天然い草の匂いに含まれるフィトンチッドとバニリンという成分はリラックスする効果を持ち、集中力を増すと言われています。

 

マインドフルネス瞑想をするのにあたってリラックスする&集中するベストな環境が整っていると言っても過言ではありません。

 

▼畳の効果についてはこちら畳の効果とは?日本固有の文化である畳について紹介 

 

▼天然のい草の効果はこちら有名ない草の生産地はどこ?|国産い草の機能と現状について解説 

 

 

②マット無しでも柔らかいから足が疲れない

 

畳はフローリングと違いソフト素材です。

 

マインドフルネス瞑想を少し長い時間したいと思っている方は足が疲れにくい和室でのマインドフルネス瞑想をおすすめします。

 

畳は自然素材。

 

藁を圧縮した床(現在は木製のチップを圧縮した床が主)なので柔らかく、少し長い時間座禅を組んでも足が疲れにくいのです。

 

でもね。長いこと正座すると畳とて足が痺れます。

 

 

③和室はシンプルを追求した空間

 

「和室に物は置きたくないわね」と言われる所以は、和室という空間ができた時からシンプルを追求した空間だったからです。

 

その流れを組んだお茶室(千利休が求めた空間)を見ればその意味がよくわかると思います。

 

▼和室についてはこちら和室とはどんな空間?|畳職人が考える和室論 

 

では、和室がシンプルなこととマインドフルネス瞑想をする環境とどう関係するのでしょうか。

 

そもそもマインドフルネス瞑想をする意味は脳をリセットし無駄な雑念を払い、今この瞬間に集中するためにおこなう。

 

つまり無駄にごちゃごちゃした空間でやるより、和室のようなシンプルな空間でした方がいいだろ?って話です。

 

以上がマインドフルネス瞑想をするのに和室がおすすめな理由でした。

 

とはいえ最近の住宅事情ですと、和室が無い御宅もたくさんあります。

 

うちは和室がないし・・・・。

 

そんな和室が無い方におすすめなのが天然い草で作ったヨガマットです。

 


※画像をクリックするとリンクに飛びます

 

こちらの天然い草で作られたヨガマットは2017年10月14日に発売されたばかりの新作です。

 

可愛いデザインやシックでダーティーなデザインなど色合いが鮮やかなのが特徴的で、女性だけでなく男性にも好感度が高い商品になっています。

 

マインドフルネス瞑想をする時、ヨガをする時、ストレッチをする時。

 

様々な場面で使える天然い草のヨガマットになります。

 

ぜひチェックしてみてください。

 

▼ストレッチの記事はこちらストレッチの時間ってどれくらい?|静的・動的ストレッチを紹介 

 

最後に

いかがだったでしょう。

 

マインドフルネス瞑想について少しは理解してもらえたでしょうか。

 

参考にさせていただいた「最高の休息法」は本当に良書なので、是非読んでいただけたらと思います。

 


この本の著者である久賀谷氏はイエール大学医学部精神神経科卒業で50以上の論文、学会発表とその道のエキスパートです。

 

面白い本で何度も読み返してます。ぜひみなさんも買ってみて下さい!

 

 

読んでいただきありがとうございました。

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