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みなさん、こんにちは!畳職人の樋口です。今回は、四帖半畳敷きがおすすめの理由を紹介します。

 

和室の大きさって何帖がいいのだろう

 

 

これから和室を作りたい!と思っている方でも、どれくらいの大きさの和室がおすすめなのか気になりますよね。

 

そこで今回は和室の大きさは四畳半がおすすめ?四帖半畳敷きがおすすめの理由を紹介します。

 

和室作りの参考になれば幸いです。

 

四帖半畳敷きがおすすめの理由

 

四帖半畳敷きがおすすめの理由
・四畳半は美しい
・四畳半は実用的
・四畳半は思想的

四畳半は美しい

四畳半は半帖縁無し畳と相性抜群!光の反射と真四角の部屋がマッチしておしゃれなデザインになります。二種類の違った色の畳表を使うことでオリジナリティも増して、尚素晴らしいです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四畳半と一括りにしても以上の画像のように様々な色があります。

 

四畳半を半帖9枚にすれば、市松敷のおしゃれな空間になりますし、中四畳半にすれば部屋が凛とした空間になります。

 

ここまでレイアウトを変え自由自在にデザインできるのは、おそらく四畳半だけかと思います。

 

和室を作ろうかなと思っている皆様も一度、四畳半の美しさに触れてもらえたら嬉しいです。

 

四畳半は実用的

四畳半をおすすめする理由は、実用的に使える部屋だからです。例えば、「六帖や八帖だと何に使えばいいかわからない」などの意見をよく耳にします。私が思うに和室の大きさが大き過ぎるからではないかと考えています。それに比べて四畳半は小間の空間。様々な用途に活用できるので便利です。

 

 

皆さんは森見登美彦著「四畳半神話大系」という小説をご存知ですか。

 

アニメ化もされた大人気小説なのですが、物語の中で次のようなセリフがあります。

 

大学入学以来、私は四畳半を断固として支持して来た。七畳やら八畳やら十畳やらの部屋に住む人間は、本当にそれだけの空間を我が物として支配するに足る人間なのであろうか。部屋の隅々まで、己の掌のごとく把握できているのか。空間を支配することには責任が伴う。我々人類に支配可能なのは、四畳半以下の空間であり、それ以上の広さを貪欲に求める不届き者たちは、いずれ部屋の隅から恐るべき反逆にあうことであろう。

森見登美彦著「四畳半神話大系」

 

私の実経験に基づく調査によれば、和室で一番大きい部屋は六帖です。

 

六帖の空間は家族で寝ることもできれば、友達が泊まりにきた際の客間にもなり、利便性は高いようにも思えます。

 

一方で、「もう和室で寝ないよ」「お客なんて来ないよ」という現代人の生活環境も変わり、六帖の和室の使い道がなくなったのも事実です。

 

畳職人としては、畳の枚数が減っても、「和室って便利よね」って和室を使っていただく方が嬉しいです。

 

今の時代、お客様が本当に便利で使いやすい和室は、六帖より四畳半であると私は思っています。

 

▼四畳半の使い方についてはこちら:和室を作るなら畳何帖の大きさがおすすめ?|和室の広さと使い方を解説 

 

紹介させていただいた四畳半神話大系は不思議な世界観に癖になってしまう魅力的な作品です。DVDは少し高いですが、小説ならお手頃な価格で買えるので、ぜひ読んでみてください。

 

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四畳半は思想的

 

「究極の美は洗練された簡素な空間にこそある」

 

かつて千利休をはじめ高尚な茶人たちは日本式における究極の美を追求した。

 

本来「美しい」とは何かを考えると広大無辺な問いかけになり、他の国つまり中国や朝鮮半島、欧米諸国の影響を受けることになってしまう。

 

それが悪いというわけではないが、日本人は四季の変化と共に、海に囲まれ、山の恵みに育てられた民族。

 

自然の中で培ってきた「融合による美」は他の国と一線を画すものであると私は信じてる。

 

では融合による美とは何か。

 

京都にある実相院の床みどり(床もみじ)が一つのヒントになるかと思う。

 

 

https://www.instagram.com/p/BzLRgGrH5ET/?utm_source=ig_web_button_share_sheet

 

床みどり(床もみじ)とは、板の間に新緑の葉(秋は紅葉)が反射して、床一面緑色になる風景のこと。

 

これは自然物の新緑の葉と、人の手によって作られた床(板の間)との融合によって生まれた美であり、日本人の美的感性に突き刺さるセンセーショナルなものである。

 

ただ、この融合による美には条件があるように思える。

 

床みどりから見てわかる通り、簡素でなければならない。そして、主張しなければならないのだ。

 

人工物だけだと主張が強くなり調和することができない。自然物だけでは、空間としての価値を失う。

 

このような日本人の中に擦り込まれた潜在的な美意識が和室を創造したのだと私は思う。

 

そして四畳半はその集大成的な和室になる。

 

小間(四畳半以下の部屋)は茶人が考えた小宇宙的な真四角な空間。

 

簡素でありながらコスモを感じさせる空間演出、見事なまでの自然との融合、静寂の前と後にあるのは生と死。

 

我々、日本人にとって四畳半は「畳4枚と半帖が敷き込んであるただの部屋」ではなく、伝統を紡ぎ伝えられてきた究極の美的空間なのだ。

 

と、個人的に考えています。

 

以上、四帖半畳敷きがおすすめの理由でした。

 

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最後に

いかがだったでしょう。

 

四畳半がおすすめな理由はわかりましたか。

 

和室を作る際の参考にしてもらえたら嬉しいです。

 

私たち畳職人としては使ってもらうことを前提として畳作りに勤しんでいます。

 

やっぱり使われない和室は少し悲しい。

 

皆様にもぜひ使いやすい和室の大きさを選んでもらいたいと思います。

 

こちらも参考にしてみてください:和室を作るなら畳何帖の大きさがおすすめ?|和室の広さと使い方を解説 

 

読んでいただきありがとうございました。

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