和室で寝タバコが危険な理由とは?|畳を焦がしてしまった時の対処法

 

皆さん、こんにちは!畳製作一級技能士の樋口です。今回は、和室で寝タバコが危険な理由とは?畳を焦がしてしまった時の対処法を紹介します。

和室でゴロッとしながらタバコを吸う

 

これ!めちゃくちゃ気持ちいいですよね。私もタバコを吸っていた頃はよくやっていました。腕と足を大の字に広げて「ぷぅわー」と。次第にフワフワしてきて眠くなってしまうこともありました。

 

でも、それは本当に危険な行為。和室での寝タバコは絶対にダメです。

 

というわけで今回は、和室で寝タバコが危険な理由とは?畳を焦がしてしまった時の対処法を紹介します。

 

この記事を読んで和室の寝タバコはこんなに危険なんだ!ということを知ってもらえれば嬉しいです。

 

 ※そもそも寝タバコは危険な行為です。和室以外の部屋でも発火し火事になった事例はいくつもあります。今回は和室は特に危険だ!という内容なので和室以外の部屋は取り上げませんが、どの部屋にしても寝タバコは危険だということを認識してもらえたらと思います。

 

和室で寝タバコが危険な理由とは?

和室での寝タバコが絶対にダメな理由は一つです。

畳はよく燃える

すごくシンプル理由ですよね。

 

では、なぜ畳はよく燃えるのか。紹介していきたいと思います。

 

畳がよく燃える理由

畳の材料は基本的に自然物で出来ています。

 

畳表はい草。畳床は藁床(もしくは木製のチップを圧縮して作ったボード)。

 

これらはフローリングに使われている「不燃材」もしくは「準不燃材」とは違うものであり、非常に燃えやすい素材となっています。

 

特に問題はい草はです。

 

※国産い草

 

※中国産い草

 

 ※危険なので真似しないでください

 

い草は昔、燈芯草(とうしんそう)と呼ばれており、ロウソクの芯(つまり光源)として利用されてきました(wikipediaによれば今でも和蝋燭の芯として使っているとのこと)

 

おそらくはい草の中が網目のような形をしており、乾燥状態をキープすることができる為、火の持続時間を保つことができるのかなと考えます。

 

詳しいことは学者に聞いてくれ!となりますが、他のフローリング材に比べて畳はよく燃えるのは間違いないと思います。

 

続いて、畳を焦がしてしまった時の対処法を紹介します。

 

畳を焦がしてしまった時の対処法

天然い草の場合、畳を焦がしてしまった時の対処法は一つしかありません。

 

焦げた部分を削り、上から畳表を模倣したシールを貼ることです。

 

まず、畳表の焦げた部分はカッターなどの刃先を使って、少しずつ削り取っていきます。この時、余計に削り過ぎない程度で留めておくと綺麗になります。

 

次に畳表を模倣したシールを貼ります。

 

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感想(48件)

購入者の口コミ

大きさちがう

商品自体は良いです。ただ、補修シールの色は四色入っているのですが、なぜ大きさが違うのでしょうか。色は合わせて見るまでわかりません。できれば大きさを合わせて欲しいです。

 

タバコで焦げた畳が目立たなくなりました。素晴らしいです。

 

タバコの焼け跡が気になってました。この補修シールを張って目立たなくなりました。ただ、四色あっても合う色がなかったのが残念です。

 

こちらの商品は、焦げた部分に合わせてシールを切って貼り付ける簡単お手軽な補修シートです。

 

畳を焦がしてしまった時の対処法としては、こちらの補修シートが一番簡単かと思います。

 

こういった畳の補修シートはオフラインの店舗で見つけるのは苦労するかと思います。

 

ネットでの購入をおすすめします。

 

以上、和室で寝タバコが危険な理由とは?畳を焦がしてしまった時の対処法でした。

 

▼関連記事:【畳のささくれ防止】簡単にできる畳の傷が目立たない補修方法

最後に

いかがでしたか。

 

和室での寝タバコの危険性はわかってもらえましたか。

 

和室でタバコを吸う際は気をつけましょう。

 

ところで、和紙表や化学表の場合はどうなのか簡単に説明します。

 

和紙表や化学表は天然のい草に比べて燃えにくい素材になっています。(だからといって寝タバコして良いわけではありませんよ)

 

また、畳が焦げてしまった場合はダイケン、セキスイが出している”補修キット”があります。今のところネットでの販売はしていないようですが、畳屋さんに言えば注文できるので、確認してみて下さい。

 

読んでいただきありがとうございました。

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