起業して失敗する確率は何%?|老舗から学ぶ長く存続するコツ

 

こんにちは!

 

畳職人の樋口です。

 

起業とは業を起こすこと。

 

皆さんも何か起こしてみたい業はありますか?

 

私はあります。

 

「畳」の価値観を変えたい。業界の発展に寄与できるようなものを作りたい。

 

そんな強い想いを持ってやっているわけですが、失敗のリスクを全く考えてないわけではありません。

 

金銭的な部分で不安なことがあるのは事実です。それは起業した人の誰もが思うことでしょう。

 

そこで今回は起業して失敗しない為の情報を集めました。

 

起業したい人、起業してる人に少しでも参考になればと思います。

 

起業して失敗する確率は?

 

業を起こしたい!」「自分のお店を持ちたい!」「たくさんお金儲けしたい!

 

起業されるみなさんは何かしらの思いを胸に秘めて起業に至るわけですが、ハイリスクであるが故に起業して10年生き残れる企業は6.3%20年生き残る企業は0.3%というかなり低い数字になっています。(企業買収も含まれる)

 

飲食店に至っては開業して二店舗に一店舗は2年以内に閉店しているという結果も出ています。

 

開業したお店がすぐ廃業する理由

 

設備投資にお金をかけすぎる

 

よく言われることですが、設備投資にお金をかけすぎて資金繰りが厳しくなってしまい廃業に追い込まれてしまうというケースです。

 

確かに汚らしいお店やオフィスに人は来ません。

 

また安い料金で買った性能の悪い機械や道具はかえって時間を使ってしまい生産性が下がってしまいます。

 

だからといって設備投資にお金をかけすぎると価格設定がどうしても高くなってしまいます。

 

長く続いたデフレの影響もあって「安い物でいいや」精神が強くなった消費者達です。

 

価格設定が高いというだけではブランディングも難しい。

 

何かしらの企業努力で価格を安く抑える必要はあるでしょう。

 

加えて、最初の頃は購買率も低いため仕入れ価格が高い値段で購入しなければなりません。

 

仕入れ先によっては信頼性の有無で買ったその場で支払わなければならない場合もあります。

 

なので、最初はある程度の内部留保も残しつつ経営をしていくことになるでしょう。

 

ツイッター上にあった閉店した理由を拾って来たので参考になればと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

「経営環境にそぐわない」「人材不足」など様々な理由がありますが、意外に多かった理由の中で「病気になった」「心身ともに疲れてダウンした」などの意見もありました。

 

起業に体力が必要なことは理解できますが、それが理由で目標を断念するのは勿体ない気もします。

 

そこで健康管理に役立つ情報を紹介します。

 

 

1つ目はウォーキング!

 

歩くことで精神が安定したり、ストレスが発散したりします。

 

詳しくはコチラ:ウォーキングは精神安定剤と同じ?|鬱っぽいと思ったあなたに! 

 

 

2つ目はストレッチ!

 

身体を柔軟にすることで怪我の予防などに効果的です。

 

詳しくはコチラ:ストレッチの時間ってどれくらい?|静的・動的ストレッチを紹介 

 

 

3つ目は肝臓に良い食べ物を食す!

 

社会人は酒の席から逃げられないことも多々あります。そんな時は肝臓に良い食べ物を食べ身体を労わることが求められます。

 

詳しくはコチラ:肝臓に良い食べ物って何?|お酒飲み過ぎで荒れた肝臓を食事で整える

 

老舗から学ぶ

 

廃業する企業がある一方で何百年も続く「老舗」と呼ばれる企業があります。

 

その代表格が大阪天王寺区にある敏達天皇7年(西暦578年)に聖徳太子の命により創業した金剛組です

 

近年危機はあったものの世界でもっとも長く続いている企業で、その歴史は約1430年と言われています。

 

金剛組とまではいきませんが、長く継続している企業はここ日本にはたくさんあります。

 

2017年の段階で創業100年以上となる老舗企業は全国で33,069社で、業歴1000年以上(創業1017年以前)は7社あります。

 

老舗とは?

老舗とは、先祖代々にわたって伝統的に事業を行っている小売店・企業(会社)などのことです。

 

老舗の広い意味には商業に関係しないながらも古くから関連する活動形態の先駆的な組織・団体を指す場合もあるようです。

 

一般的に老舗というと古くからある店舗やその店舗を足掛かりとして業績を伸ばし法人化して企業になった所を指します。

 

多くは豊富なノウハウと培われた信用、また古くからの人間関係の資産も有り、安定した顧客層を持っていると言われています。

 

老舗の由来は諸説ありますが、「仕似せる」親の真似をして踏襲するという意味が有力だそうです。

 

「仕似せる」というと悪い感じに捉えるかもしれませんが、江戸時代では、稼業を大切にして相変わらずなのはとても良い事だとされていました。

 

老舗にある批判

老舗企業によくある指摘が「長く存続しているだけで今売り上げを伸ばしてるところは少ない」との意見です。

 

確かにテレビやニュースなどで目にするスタートアップ企業に比べて「売り上げを伸ばしている」イメージは少ないですが、勉強にならないということはないと思います。

 

老舗企業が長く続いてきた理由の中にたくさんの苦難と起きた問題を乗り越えてきた問題解決能力があったのは間違いありません。

長く存続してきた理由

地域のコミュニティで成り立つ商売

 

老舗企業の経営者は皆口を揃えて言います。

 

「我々は地域の人達に愛していただき、地域の人達に育ててもらった。」と。

 

先ほどの老舗に対する批判通り「売り上げを伸ばしている」とは直結する話ではありません。

 

むしろ地域密着にすれば「売り上げを伸ばすのは難しい」ことに直結してしまいます。

 

では、なぜそこまで地域を大切にするのでしょう。

 

私が思うに1つは目的の違いではないでしょうか。

 

グローバル企業の多くは世界の常識を変えたいなどのイノベーション重視の商品やサービスの開発に力を入れていますが、老舗企業の多くは地域の人達の幸せや便利な生活に重きをおいています。

 

失礼なことを言いますがグローバル企業が提供する商品やサービスが、もしこの世からなくなっても誰も困りませんが地域のコミュニティで成り立つ商売がこの世からなくなると困る人達がいます。

 

これはグローバル企業が悪い商品やサービスを提供してるという意味ではなく、競合他社がいるから代替がきくという意味です。

 

それはつまり「テクノロジーが進歩すると人は幸せになる」と信じている人か今近くにいる「地域の人達に幸せになってもらいたい」と思っている人か目的の違いだと思います。

 

どっちが正解?なのかは、わかりませんが人を幸せにしている企業であればどっちでも良いことですよね。

 

 

伝統は革新の連続である

 

老舗企業が長く続いてきた理由の1つに時代の変化に対応してきたということが挙げられます。

 

それはつまり「どんな商品もサービスも10年たったら古いもの」と考え、常に伝統を新しく再構築する必要があると考えた結果である。

 

そして共通認識を持ち失敗を重ねることで次の代の生かせる教材として企業の存続を図ってきたといえます。

 

長く続いている企業には創業者の商業的倫理なども受け継いでいることも多く、従業員達にバイブルとして読み聞かせている企業もあるそうです。

 

上記のことからただ古い事業だけを行なっているわけではなく顧客の変化に対応しながら考え新商品を生み出してきたによって長く続いてきた1つの理由になるかと思います。

 

 

ゴーイング・コンサーン

 

ゴーイング・コンサーンとは「継続企業の前提」いわゆる企業が将来にわたって経営を継続させることを前提とする考え方になります。

 

この言葉自体は和製英語となるので外国では通じませんが、外国に輸出できる価値観として昔に注目されていた言葉です。

 

世界と比べて日本は100年続いている企業が圧倒的に多く1980年代ぐらいまでは日本型経営は世界から高く評価されてきました。

 

しかし、バブルが弾けてリーマンショックが起こり日本型経営は「仲良しクラブ」のような企業を生み出す経営として見直されました。

 

批判がある通り日本型経営の悪い部分は認めますが「ゴーイング・コンサーン」は継続させることを前提に考え、新しい未来に投資する価値観としてもっと発信していくべき言葉ではないかなと思います。

最後に

いかがだったでしょう。

 

少しでも参考になったら幸いです。

 

老舗企業の中には参考にならないほど堕落した企業もあります。逆にグローバル企業の中には参考にしかならない企業もあります。

 

存続することが良いことなのか、一時的にでも社会を変えるような商品を生み出すことが良いことなのか、答えはありません。

 

ただどちらにしたって不幸だった人が幸福な気持ちになったのならそれは素晴らしいことですよね。

 

ビジネスは一人では生まれません。相手がいるからビジネスになります。

 

相手にとって価値のあるものを売る。

 

これが全て。

 

 

読んでいただきありがとうございました。

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