
今回は”RushArtisan(ラッシュアルチザン)とは何か?””RushArtisan(ラッシュアルチザン)の成り立ち””これからの目標”について記事を書いていきます。
目次
RushArtisan(ラッシュアルチザン)とは?
私たちRushArtisan(ラッシュアルチザン)は畳を専門として和の空間を形づくる職人集団です。
RushArtisan(ラッシュアルチザン)の名前の由来はRushとArtisanの造語。
Rushとは畳の材料である「い草」のこと。Artisanとは「職人」のことです。この2つを掛け合わせてRushArtisan(ラッシュアルチザン)となります。
[speech_bubble type="ln" subtype="L1" icon="IMG_0083.JPG" name=""]私たちがやっているビジネスは主に2つです[/speech_bubble]
畳の施工と販売
[speech_bubble type="ln" subtype="L1" icon="IMG_0083.JPG" name=""]京都で学んだ技術と職人の想いを形にします[/speech_bubble]
職人とは目に見えないところに技術力を使う人たち
世の中には寿司職人、靴職人、家具職人など、◯◯職人と呼ばれる人達が存在します。
この人達と一般的な人たちは一体何が違うのでしょうか。
一生懸命、仕事をしている?ものづくりだから?
私はそんなこと関係ないと思っています。
私なりの答えは自己満足の追求をどこまで出来るかだと思います。
例えば畳に関していえば、畳を敷き込んでしまえば表面上しか見えず中でどんな施工をされているかお客様にはわかりません。
つまり、サボろうと思えばいくらでもサボれます。
その結果、糸が緩んできたり、タッカーの芯が錆びて腐ったりと後々畳表に影響を及ぼすことになります。
でも納品した時には絶対にわかりません。
これが職人と一般的な人との違いだと思っています。
後々、ずっと使い続けても不備が出ないように目に見えないところに技術力を使う。自己満足の範疇が大きくなることですが、職人たちの大切な想いです。
畳は自然物と人工物を融合したもの。
日本人は昔から自然物と人工物を融合したものを「美しい」と感じる感性をもっていました。
例えば、京都にある実相院の床緑(床紅葉)がそうです。
反射によって板の間の床一面に広がる新緑の緑(紅葉)が美しいと。
畳も似たようなものです。
い草だけだとただの草であったはずが、職人の手と光の反射で美しい敷物に変わります。
私たちの仕事は美しい融合を作りだすと共にお客様にお届けすることです。
畳屋のネットワークを作って事業拡大
[speech_bubble type="ln" subtype="L1" icon="IMG_0083.JPG" name=""]畳屋のネットワークを広げ強化することで、広い範囲での地域密着を可能にする。また個人の小さな発信ではなく、集団の大きなメディアとして海外発信などが可能になる。[/speech_bubble]
地域密着をより広い範囲で。日本全国のみならず海外からも受注できる基盤を整備する。
世の中にビジネスは2つあります。
ハイクオリティな物を作ってグローバルで勝負するスタイルと地域のコミュニティで成り立つ商売の2つです。
どちらもお客様に価値を提供している点から言えば同じビジネスですが、使うユーザーの数、売り上げなどは大きな違いがあります。
例えば、Apple(iPhone)やGoogle、Amazonなど世界的な企業と街にある畳屋さんでは全く違いますよね。
私たち畳屋は地域密着、地域の皆さんに寄り添いお仕事をするのがスタイルです。ですからGoogleのように数兆円企業になることはありえません。
数兆円企業になれなくても私たちには私たちの役割があります。
その役割は地域を幸せにすることです。
別に批判ではありませんが…。
グローバルの商品は競合他社がいるので無くなっても誰も困りませんが、地域のコミュニティで成り立つ商売は無くなったら地域の皆様が困るわけです。
そこには小さいかもしれませんが幸せがあると私たちは考えています。
私たちの目指すべき形は今まで以上に地域のコミュニティを広げ、より良いサービスを提供することです。
そして、もう1つ。
畳屋さん個人だけでは弱かった発信力を集団で行うことで強化し、より多くのユーザーに伝えようという試みです。
その結果、札幌や離島、海外(台湾)などからコンタクトもあり、これからもっと大きなメディアになっていくと思います。
ただ発信しているのが私と同世代の若い職人達だけで、知識も技術も豊富な熟練の職人さん達がいないのでお問い合わせを心待ちにしております。
RushArtisan(ラッシュアルチザン)の始まり
[speech_bubble type="ln" subtype="L1" icon="IMG_0083.JPG" name=""]畳に対しての価値観を変えたい[/speech_bubble]
「畳って需要がない」「職人って儲からない」とこれらの言葉を投げつけられ、畳に対する価値観を変えたい!という想いからRushArtisan(ラッシュアルチザン)を立ち上げました。
皆さんは畳と聞いてどんなイメージをお持ちですか?
畳のことが大好き!
そんなことを言ってくれる人は数多くいません。圧倒的に少数派です。
一方多数派は「畳って需要ある?」「職人って儲からないよね」「掃除が手間だから嫌い」のようなイメージをお持ちです。
もし、皆さんが自分のやっている仕事に対して、このような言葉を投げつけられたらどう思いますか?
決して良い気持ちではありませんよね。
現状を変えたい!畳に対する価値観を変えたい!と思うのが普通ではないでしょうか。
そう。RushArtisan(ラッシュアルチザン)は、畳に対する酷評から始まりました。
畳に対する価値観を変えることをビジョンとして、職人が儲かるように仕事をやりやすくすることをミッションとしています。
これからの目標
[speech_bubble type="ln" subtype="L1" icon="IMG_0083.JPG" name=""]繋がりを作ること[/speech_bubble]
私たちのビジネスは一人では出来ません。
お客様がいて初めて成り立ちます。
これまで、畳の価値観がーー!とか、職人とはーー!とか言ってきましたが、何より大切なのはお客様が喜ぶものを作れるか!だと思っています。
その為に最も大切なのは、たくさんの人と知り合い、畳に対して色々な意見を聞くことだと思います。
もちろん賛否両論あるでしょう。
私はむしろ酷評の中にこそお客様が喜べる商品のヒントが隠れていると思っています。なのでどんな意見でも真剣に受け入れ、今後のピボットに役立たせたいと思います。
畳の新しい可能性
伝統は革新の連続である
これは私が好きな言葉の1つです。
長く続くものこそ変化をしてきた。おそらく畳もそうでしょう。
畳の歴史は1300年以上も昔です。
高貴な人の権威の象徴として使われていた畳が、茶道の重要な一部として民衆に広まりました。
現在では畳が、子供を育てるスペースとして見直され、畳の機能性からIT企業などで導入されています。
またスタイルも変化し、縁無し畳の半畳型市松敷きなどが人気を博しています。
これらは些細な変化ですが、畳の可能性を広げたことは間違いありません。
私たちRushArtisan(ラッシュアルチザン)がやりたいことは、畳の可能性を広げて畳業界の発展に寄与することです。
日本人はもちろん世界中の人に喜んでもらえる畳を提供していきたい!
そんな想いを抱えてこれからも前に進んで行きます。
応援宜しくお願い申し上げます。
最後に
いかがだったでしょう。
RushArtisan(ラッシュアルチザン)について理解していただけたでしょうか。
畳で事業を起こした!と言うと周りの人からは笑われました。
お前じゃ無理だ!バカだな!クレイジーだ!
散々な言われようです(笑)
でも中には物好きなのか、応援してくれる人、紹介してくれる人、助けてくれる人がいます。
本当に嬉しいですし、諦めず頑張っていこうという原動力になります。
そんな人たちの期待に応えられるように邁進していきます。
読んでいただきありがとうございました。