い草の中敷買ったけど
お手入れ方法はどうしたら良いの?
最近テレビでも取り上げられて注目を集めている”い草インソール”ですが、お手入れ方法がわからない!という意見も非常に多い気がします。
そこで今回は、簡単に出来る!い草インソールのお手入れ方法を紹介します。イグサインソールを購入してメンテナンスがわからないと困っている方の参考になれば幸いです。
い草インソールのお手入れ方法
い草インソール(いぐさの中敷)とは?
い草インソールとは藺草(いぐさ)を編んで作られた靴の中に敷く中敷のことで、職人やサラリーマンに人気の高い商品になります。
インソールというと主に衝撃吸収のために使用されるケースが多いですが、い草インソールの場合は足の菌による靴の匂い対策で使用されています。
私たちの大学では足から,この微生物を取り出し,わずか2% のイグサの抽出液を加えたところ,微生物群の増殖を抑える作用について発見しました
い草には足に付着する微生物の繁殖を抑える作用が有り、インソールとして使うにはもってこいの材料と言えます。
また、い草には水分を吸収する吸湿機能があるため、汗っかきのお父さんの靴の中を快適な環境に整えてくれます。
さらにい草には、人間がリラックスする香り成分が含まれているため、汗の菌が増殖した嫌な臭いを抑えてくれます。
い草インソールは非常に高性能なことから、テレビなどでも紹介され、お父さんの強い味方として人気を博しています。
また海外から来た外国人観光客にも人気で、品薄状態になることもしばしば。
い草インソールは、自然の中から作られたローテク界最強の商品の1つと言えます。
▼おすすめのい草インソールはこちら:【い草インソール】靴の匂いが気になる方に人気おすすめイグサの中敷
簡単!い草インソールのお手入れ方法
②乾いた歯ブラシで畳の目に沿ってゴミをとる
③固く絞ったタオル(市販の畳用お手入れシート)で畳の目に沿って拭く
④もう一度完璧に乾かして靴に戻す
①い草インソールを靴から外し、天日干しでしっかり乾燥させる
まず、い草インソールを靴から外して天日干し(除湿機またはエアコンの除湿機能)させてしっかりと乾かしましょう。もし1日中ずっとい草インソールを履いて歩き回っていたとしたら、相当の汗の量をい草は含んでいます。ゴミを取るにしても、タオルで拭くにしても、汗を含んだ状態だと掃除の効果が薄れてしまいます。私が天日干しをお勧めする理由は、天日干しには殺菌効果が期待できるからです。エフシージー総合研究所の調査によると、綿布に付着した黄色ブドウ球菌数は天日干し後約一時間で消滅したと報告されています。無料で使えることを考えると、まさに天からの贈り物といったところでしょう。
②乾いた歯ブラシで畳の目に沿ってゴミをとる
天日干しをし、完全に乾いた後は、いらない乾いた歯ブラシを使ってゴミを取って行きましょう。注意すべき点は2つ。①畳の目に沿ってゴミを取っていくこと。②い草インソールが傷ついてしまう恐れがあるので、強くブラッシングしないこと。この2つの注意点を守って掃除をしましょう。
③固く絞ったタオル(市販の畳用お手入れシート)で畳の目に沿って拭く
ゴミやホコリを除去したら、固く絞ったタオルで拭き掃除をしていきましょう。本来い草を水拭きすることは、好ましくありません。とはいえ、汗がついたい草インソールをまた履きたいとは思いませんよね。なので出来るだけ固く絞ったタオルで拭き掃除をするようにしましょう。その際、先ほどと同様に畳の目に沿って拭くことをお勧めします。市販で売られている畳用のお手入れシートを利用しても構いません。ただ、たまに濡れてビショビショのものもあるので、ちょっと乾かしてから使うようにしてください。
④もう一度完璧に乾かして靴に戻す
い草インソールに染みた水分が、完璧に乾くのを待ってから靴に戻すようにしてください。ちなみに靴本体の乾燥、除菌(市販のスプレー)も忘れずに行なってください。い草インソールも靴も乾ききったら元に戻して完了です。
足の臭いが再発した場合
購入者の口コミレビューで多いのが「最初は消臭効果があったのに、時間が経つ(だいたい一週間ぐらい)と効果が薄れて再び臭ってきた」との意見です。
この場合に試してもらいたい方法は2つあります。
まず1つ目は茶葉(抹茶でも可)を染み込ませた固く絞ったタオルで丁寧に拭き掃除をする。茶葉はカテキン効果などが期待でき、畳との相性が抜群のものとして使用されています。
2つ目は、もう1セット購入してもらい、午前と午後で使い分ける方法です。
午前中履いた”い草インソール”を外で乾かし、午後はもう1つのい草インソールを履く。
こうすることで1日に吸収する汗の量を半分にすることが出来ますし、すぐに天日干しできれば清潔な状態をキープできます。
ただ、い草インソールのお金はかかってしまいますが・・・。
い草が切れて、い草インソールがほつれてきた場合
い草インソールを長く使っていると次第に痛んでくるかと思います。自然のものなので摩擦に強いわけではありません。
もし、激しい運動をされる方であったり、歩き方が特殊な方は、い草インソールが痛むのも早いかもしれません。
そんな時にお勧めなのが木工ボンドです。
い草は木工ボンドで簡単に接着します。い草が痛んで切れてきた!い草インソールがほつれてきた!という方は木工ボンドで接着しましょう。(い草は少量でつきます。ボンドをつけ過ぎないように気をつけてください。)
い草インソールが雨に濡れてしまった場合
予期せぬ夕立は傘を持ち歩いていない。
そんな時は靴がびしょ濡れになることもありますよね。
い草インソールが濡れてしまった場合、できれば早急に乾かしていただけると嬉しいです。
い草は水分を含みすぎると変な匂いを発しますし、濡れた靴とい草インソールを放置しておくとカビが生える危険性もあります。
靴からい草インソールを取り出した後、どちらも早急に乾かすことをお勧めします。(ドライヤーがお勧めですが、なるべく離して乾かしてください)
い草インソールにやってはいけないリスト
・い草インソールに洗剤を付けて洗ってはいけません
・い草インソールを硬いブラシで擦って掃除してはいけません。
最後に、い草インソールにやってはいけないことを紹介します。
い草インソールは洗濯機に入れて洗ってはいけません
い草インソールは洗濯機に入れて洗濯すると形が変形する、もしくは使えなくなるぐらい酷い状態になってしまいます。い草インソールはあくまで自然の商品です。人工的に作られたものでないので丁寧に扱う必要があります。
い草インソールに洗剤を付けて洗ってはいけません
い草インソールの中には着色したい草を使っているインソールも存在します。着色したい草というのは洗剤に弱く、着色が剥がれてしまう可能性があります。洗剤を付けてゴシゴシ洗いたい気持ちはわかりますが、やめましょう。
い草インソールを硬いブラシで擦って掃除してはいけません。
何度も言いますが、い草は自然物です。硬いブラシでゴシゴシ擦ったら傷ついてしまいます。(ちなみにゴシゴシ擦ったからといって綺麗になるわけではない。ゴシゴシ擦りたくなる気持ちは理解できますが)い草をブラッシングする際は優しく扱いましょう。
以上、い草インソールのお手入れ方法でした。
最後に
いかがだったでしょう。
い草の中敷のお手入れの方法はわかりましたか。
参考になれば嬉しいです。
最後にお手入れする頻度になりますが、面倒でない方なら毎日した方が良いかと思います。(特に夏場は)
面倒くさがりな方でも週一ぐらいはお手入れした方が宜しいでしょう。
この記事では長々書きましたが、実際行うとすぐ終わる作業です。
長く使ってもらえるように、日頃のメンテナンスも重要です。
読んでいただきありがとうございました。