畳処分を業者に頼むと高い?|古い畳を安い価格で処分する方法

 

皆さん、こんにちは!畳製作一級技能士の樋口です。今回は、畳処分を業者に頼むと高い?古い畳を安い価格で処分する方法を紹介します。

 

畳処分を業者に頼むと高い?

 

結論から言ってしまえば、畳処分は高いです。とはいえ、古い畳を安い値段で処分する方法はあります。

 

そこで今回は、畳処分を業者に頼むと高い?古い畳を安い価格で処分する方法を紹介します。

 

古い畳を少しでも安く処分したいという方の参考になれば嬉しいです。

畳処分を業者に頼むと高い?

 

処分費用は業者によってまちまちですが、基本的に畳処分を業者に頼むと高いです。

 

一例を紹介しますと、埼玉県のある処分業者は畳一枚引き取りに2,000円、処分費用に2,000円の計4,000円。六帖で2万4,000円ぐらい。全国的な相場は畳一枚処分するのに2,000円〜4,000円前後といったところでしょうか。

 

では、なぜ畳処分を業者に頼むと高いのか。

 

畳処分を業者に頼むと高い理由

これは単純な話ですが、畳の処分料金が高くなる理由は重さです。畳の重さは一枚40キロぐらい。畳はめっちゃ重たい敷物なので、処分料金が高くなってしまうのです。

 

最近の畳は軽い畳もあるので、料金に多少違いはありますが。

 

ちなみに業者と言っても畳業者もいれば、ゴミの運搬業者まで色々とあります。それぞれの業者によって値段は大きく変わる可能性はあるので、一概には言えません。

 

畳屋さんで新しい畳と一緒に注文する場合には、もっと畳処分の料金が安くなる事もありますし、地方によっては畳を燃やして処分するところもあると聞いた事があります。

 

そういった地域では激安で畳処分が出来るかと思いますが、一般的には畳の処分費用は高いと考えて頂いて間違い無いです。

 

古い畳を安い価格で処分する方法

古い畳を安く処分する方法
1.畳を解体する
2.畳を直接持ち込む

 

畳を解体する

古い畳を安い価格で処分する方法は細く解体することです。必要な道具は電動ノコ。

 

畳を20センチ幅でカットしていきます。我々はこの切れた畳床の事をゴン棒と呼びますが、このゴン棒を更に細かく解体していきます。

 

畳表と床を分離し、畳縁を取ります。畳表は折り曲げてペチャンコにして一般ゴミとして出して下さい。(自治体によっては出せない地域もあるので、一度確認した方がいいです。)

 

畳縁も同じように一般ゴミとして出せます。(こちらも自治体に確認して下さい)

 

さて、問題となるのは畳床ですが、藁床である場合と建材床である場合では少し違いがあります。

 

まず藁床である場合は、ほぐして細かい藁にして農家さんにあげるという方法もありますが、基本的には難しいのでそのまま処分という形になります。建材床の場合は木製のチップを圧縮して作ったボードは細かくして一般ゴミで出せるので自治体に相談してみて下さい。(畳の枚数次第では業者扱いで無理かもしれませんが)

 

白い(青い)発泡スチロール(カネライトフォーム)は、再生利用できるので業者にコンタクトを取ってみると無料で引き取ってくれるかもしれません。

 

畳を直接持ち込む

畳を解体した後、廃棄業者に家まで来てもらうと余計なお金を支払わなければなりません。

 

そこで解体した畳を持ち込むという方法があります。これは各自治体及び業者に電話して持ち込みが可能かどうか問い合わせしなければなりませんが、畳処分料金をだいぶ下げる事に繋がると思います。

 

ただ、車が必要になりますし、もしかしたら少し大きめサイズの車で無ければ積み込めないかもしれません。

 

車を持っていない場合は、友人から借りるか諦めて廃棄業者に家まで来てもらうしかありません。残念です(T ^ T)

 

以上、畳処分を業者に頼むと高い?古い畳を安い価格で処分する方法でした。

最後に

いかがでしたか。

 

古い畳を安く処分する方法はわかりましたか。

 

参考になれば嬉しいです。

 

以前から私は申し上げているのですが、畳は本来自然物です。畳縁は別として畳の処分料金が高過ぎると私は思います。

 

確かに畳は重たい敷物ではありますが、燃やしやすいものですから処分料金を重さでなく、量(枚数)で測ってもらいたいと思っています。

 

残念な事にそんな未来が訪れるのは未来永劫有り得ませんが。

 

読んでいただき有難うございました。

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