
京都市の黄綬褒章受章店「沢辺畳店株式会社」にて長年修業を積み、東京都江戸川区で独立。 京都畳競技会にて最高賞の「京都府知事賞」を受賞。神社仏閣や茶室、屋形船から一般住宅まで、1ミリの隙間も許さない「京都仕込み」の技術で江戸川区を中心に活動中。
- 📺 メディア出演:TOKYO MX「バラいろダンディ」畳職人として出演
- 🏫 地域活動:練馬工業高校にて畳の文化・技術に関する講演会講師を担当
みなさまこんにちは。樋口畳商店の樋口です。
今回は、千葉県浦安市にお住まいのお客様よりご依頼いただいた畳替えの施工事例をご紹介いたします。
堀こたつのある和室の畳替え


今回のお部屋は、
・8畳(堀こたつ)
・4畳半(堀こたつ)
の計2部屋の施工となりました。
どちらも長年使用されていた畳でしたが、畳床の状態はまだしっかりしていたため、新しく作り直すのではなく「表替え」にて対応しています。
施工内容
施工場所:千葉県浦安市
施工内容:畳表替え
使用材料:
国産い草(綿ダブル)
畳縁:
8畳 → HANA香織Ⅲ No.7
4.5畳 → ノーブル No.30
ポイント①|堀こたつの畳は“持ち上げやすさ”が重要

今回の施工で特徴的だったのが、堀こたつの畳です。
堀こたつの畳は、
・こたつを使用する時 → 畳を外す
・こたつを使わない時 → 畳を戻す
という使い方になるため、「持ち上げやすさ」が非常に重要になります。
通常、畳を持ち上げる際には「手鉤(てかぎ)」という道具を使いますが、一般のご家庭ではお持ちでないことがほとんどです。
そこで今回は、畳に紐を取り付け、誰でも簡単に持ち上げられるように工夫しています。
日常の使い勝手を考えた、実用的な改善ポイントです。
ポイント②|傷んだ框(かまち)の修理
もう一つのポイントは、畳の框部分の傷みです。
畳の框は人の出入りや歩行による摩擦が集中しやすく、長年使用すると徐々に傷んできます。
今回も同様に劣化が見られたため、
・いがら(い草の先の部分)を使った補修
・畳包丁による削り調整
を行い、丁寧に修理しています。
こうした部分の処理は見た目だけでなく、畳の寿命にも大きく関わる重要な工程です。
施工後の変化


表替えを行うことで、
・畳の色が明るくなり
・い草の香りが戻り
・空間全体がリフレッシュされました
また、畳縁もお部屋ごとにデザインを変えているため、それぞれの空間に個性が出ています。※8畳と4畳半で畳の色が違って見えますが、光の加減で色が違って見えるだけです。今回使った畳表は同じ農家さんの同じ時期に収穫されて、同じ時期に織られた畳表を使っています。
施工費用
今回の施工費用は以下の通りです。
畳表替え 7,000円 × 11枚
半畳 4,900円 × 3枚
防虫紙(マイトスタット クレープ包み込みタイプ)
1,000円 × 12畳
諸経費 2,400円
合計 106,100円(税込 116,710円)
今回は防虫紙も施工しているため、見えない部分の対策も含めた内容となっています。
浦安エリアの特徴
浦安市では、
・マンション和室
・堀こたつ付きの和室
といった特徴的な間取りのお部屋も多く見られます。
今回のように、単純な畳替えだけでなく、
👉 「使い勝手の改善」
👉 「部分的な修理」
を含めた施工が重要になるケースも少なくありません。
最後に
千葉県浦安市で畳替えをご検討の方は、お気軽にご相談ください。
お部屋の状態や使い方に合わせて、最適な施工方法をご提案いたします。
