
京都市にある黄綬褒章受章、現代の名工に選ばれている店「沢辺畳店株式会社」にて長年修業を積み、東京都江戸川区で独立。 京都畳競技会にて最高賞の「京都府知事賞」を受賞。神社仏閣や茶室、屋形船から一般住宅まで、1ミリの隙間も許さない「京都仕込み」の技術で江戸川区を中心に活動中。
- 📺 メディア出演:TOKYO MX「バラいろダンディ」畳職人として出演
- 🏫 地域活動:練馬工業高校にて畳の文化・技術に関する講演会講師を担当
皆さまこんにちは。東京都江戸川区の樋口畳商店、代表の樋口裕介です。
今回、合同会社ゴカイドウ様よりご依頼をいただき、メキシコへ「折りたためる畳」を納品させていただきました。
畳の枚数は全部で10枚。
使用した畳表は、国産の麻綿W(ダブル)仕様。
海外輸送を考慮し、「折りたためる構造」にすることで輸送コストの削減と軽量化を実現しました。
完成した空間を見た瞬間、「畳は日本だけのものではなくなってきている」と改めて感じました。
海外輸送で一番大変なのは「送料」です
海外へ畳を輸出する際、一番大きな問題になるのが輸送コストです。
通常の畳はサイズが大きく、重量もあるため、海外へ送る場合どうしても送料が高額になりやすい。
特に航空便ではサイズ制限もあるため、「どうやって運ぶか」は非常に重要な問題になります。
そこで今回採用したのが、「折りたためる畳」です。
折りたたみ構造にすることで、
・輸送サイズを小さくできる
・重量を軽減できる
・保管しやすい
・現地で設置しやすい
といったメリットがあります。
海外では、日本のように畳専門業者が近くにいるわけではありません。
だからこそ、「運びやすさ」や「扱いやすさ」は非常に大切になります。
国産麻綿Wを使用した理由
今回使用した畳表は、国産の麻綿W(ダブル)仕様です。
麻綿Wは、畳表の中でも耐久性と美しさのバランスが非常に優れています。
海外では靴文化の国も多く、日本よりも畳に強い負荷が掛かるケースも少なくありません。
そのため、耐久性は非常に重要です。
また、今回のような和モダン空間(Japandiスタイル)では、畳そのものの質感や自然素材としての美しさも大切になります。
国産い草ならではの香りや風合いは、やはり人工素材では出せない魅力があります。
折りたためる畳は「海外」と相性が良い

今回改めて感じたのは、「折りたためる畳」は海外との相性が非常に良いということです。
海外では、
・賃貸住宅
・移動の多いライフスタイル
・DIY文化
・ミニマルな暮らし
が広く普及しています。
そのため、「固定された和室」ではなく、「必要な時に広げられる畳」という考え方は非常に相性が良いと感じています。
実際、今回のメキシコの空間も、木の質感と畳が非常に調和しており、まるで現代的な茶室のような美しい空間になっていました。
最近では海外で「Japandi(ジャパンディ)」という言葉も広まり、日本の和空間に対する関心は年々高まっています。
樋口畳商店でも、海外からのお問い合わせは少しずつ増えてきています。
海外でも畳は「暮らしの空気」を変える

畳は単なる床材ではありません。
空間の空気感そのものを変える力があります。
・い草の香り
・座る文化
・自然素材の柔らかさ
・静けさ
これらは、フローリングではなかなか作れない感覚です。
今回のメキシコの空間を見ても、畳が入ることで空間全体が柔らかく落ち着いた印象になっていました。
海外でも「畳のある暮らし」は確実に広がり始めています。
樋口畳商店では海外発送にも対応しています
樋口畳商店では、
・海外発送
・サイズオーダー
・折りたたみ畳
・置き畳
・和紙畳
・国産い草畳
などにも対応しております。
海外への発送は、
・輸送方法
・サイズ
・重量
・納期
によって条件が変わります。
まずはお気軽にご相談ください。
LINEで写真やサイズを送っていただければ、可能な限り分かりやすくご説明させていただきます。
日本の畳文化を、海外にも届けていけたら嬉しく思います。
