
京都市の黄綬褒章受章店「沢辺畳店株式会社」にて長年修業を積み、東京都江戸川区で独立。 京都畳競技会にて最高賞の「京都府知事賞」を受賞。神社仏閣や茶室、屋形船から一般住宅まで、1ミリの隙間も許さない「京都仕込み」の技術で江戸川区を中心に活動中。
- 📺 メディア出演:TOKYO MX「バラいろダンディ」畳職人として出演
- 🏫 地域活動:練馬工業高校にて畳の文化・技術に関する講演会講師を担当
結論|畳は「縫い」で寿命が決まります
みなさまこんにちは、樋口畳商店の樋口です。
まず最初にお伝えしたいことがあります。
👉 畳は見た目ではなく「作り方」で寿命が決まります。
新品の畳は、どこで作っても一見きれいに見えます。
しかし数年後、その差ははっきり現れます。
・畳がたるんでくる
・角が丸くなる
・隙間ができる
👉 これらはすべて
👉 製作工程の精度不足が原因です
この記事では
👉 **一級技能士が実際に行っている“本物の畳づくり”**を
👉 動画とともに完全解説します
手縫いで作る新畳|全工程動画
Watch the full process in this video.
👉 この動画は
👉 畳づくりの全工程をまとめたものです
まずは全体像を見ていただき
👉 「どこで品質が決まるのか」
👉 その視点で読み進めてください
なぜ畳はダメになるのか?3つの原因
畳が早くダメになる理由は、ほぼ決まっています。
① 糸の締まりが弱い(たるみ)
機械縫いの場合
👉 糸の締めが一定で弱い
👉 数年後
👉 表面が波打つ
② 寸法精度が甘い(隙間)
部屋は完全な四角ではありません
👉 歪みに対応できないと
👉 隙間が発生
③ 角の処理が弱い(崩れ)
角は最も負荷がかかる部分
👉 ここが甘いと
👉 数年で丸くなる
👉 つまり
👉 工程ごとの精度=畳の寿命
畳づくりの本質|工程にはすべて役割がある
畳づくりは単なる作業ではありません。
👉 すべての工程に「意味」があります
ここからは
👉 「何のための工程なのか」
👉 この視点で解説します
■ 畳製作の全工程(完全解説)
① 寸法取り|すべての基準
👉 部屋の歪みを読み取る工程
新築でも必ずズレがあります
👉
・壁の反り
・床の沈み
・経年変化
👉 これを計算して
👉 専用サイズの畳を作ります
👉 ここがズレると
👉 全てがズレます
② 畳床の調整|踏み心地を決める
👉 土台を整える工程
👉
・高さ
・硬さ
・沈み
👉 を調整
👉 歩いた時の感触はここで決まります
③ 前だて|張りの美しさを作る
👉 畳表を張る工程
👉
見た目の美しさ+耐久性
👉 張りが弱いと
👉 畳表にシワがよる。たるみができる。
👉 関連記事:畳のかまち縫いとは?一級技能士が解説|40年たるまない手縫い技術【動画】
👉 前だてはこちら:https://www.youtube.com/watch?v=o_H2mYgpmMI
④ かまち縫い|たるみを防ぐ最重要工程
👉 畳表を強く締める工程
👉 手縫いの場合
👉 糸を指に巻いて締め上げる
👉
40年使ってもたるまない強度になります
👉 機械縫いとの最大の違いはここ
👉 関連記事:畳のかまち縫いとは?一級技能士が解説|40年たるまない手縫い技術【動画】
👉 かまち縫いはこちら:https://www.youtube.com/watch?v=04PPTbtLoQ4
⑤ からくり|見えない品質を作る
👉 畳表の端を固定する技術
👉
・カビ防止
・締まり向上
👉 湿気が多い京都ならではの技術
👉 関連記事:畳の寿命を左右する「からくり」とは?京都の修業時代に学んだ“見えない基礎”の重要性
👉 からくりはこちら:https://youtu.be/KNHeSMRkyRs?si=Rx_saBKZrYb91OLK
⑥ ひらざし|美しさを決める縫い
👉 畳縁を縫う工程
一見シンプルですが
👉 非常に奥が深い
■ 技術のポイント
👉 糸を交差させる運針
👉
交差することで強く締まる
👉 さらに
👉 縫う位置をわずかに下げる
👉
いぐさの締まりすぎを防ぐ
👉
シワを防ぐための技術です
👉 関連記事:畳の縁を縫う「ひらざし」とは?一級技能士が解説|見えない技術で仕上がりが変わる理由【動画】
👉 ひらざしはこちら:https://www.youtube.com/watch?v=tHtmYRSA_ZQ
⑦ 隅作り|10年後の形を守る
👉 畳の角を仕上げる工程
👉
・摩耗
・衝撃
👉 最も負荷がかかる部分
👉 手縫いで締めることで
👉
角が潰れない
👉 タッカー施工との違い
👉
・よせに傷が残らない
・強度が高い
👉 関連記事:畳の角がすぐ丸くなる原因とは?一級技能士が教える「隅作り」と耐久性の違い【動画】
👉 隅作りはこちら:https://www.youtube.com/watch?v=Tvavag-zsmI
■ なぜ手縫いはここまで差が出るのか
結論
👉 調整力の差です
機械
👉 一定の動き
手縫い
👉
・力を変える
・締めを変える
・状態を見る
👉
すべて調整できる
👉 だから
👉 長く使える
■ 京都修業で叩き込まれた基礎
私が京都で修業していた頃
👉 同じ作業を何百回も繰り返しました
👉
・指から血が出る
・怒られる
・やり直し
👉 その積み重ねが
👉 今の精度につながっています
👉
基礎があるから応用ができる
■ まとめ|本物の畳は工程で決まる
畳は完成時ではなく
👉 数年後に評価されます
👉
・隙間が出ない
・たるまない
・角が崩れない
👉
これが本物の畳です
👉 その違いは
👉
すべて「工程」にあります
■ 最後に
「長く使える畳にしたい」
「本物の職人に頼みたい」
👉 そう思われた方へ
樋口畳商店では
👉 一級技能士がすべての工程を責任施工しています
👉
・新畳
・表替え
・オーダー
・海外発送
👉 すべて対応可能です
👉 お気軽にご相談ください
