いよいよ12月。今年も後僅かです。
読者の皆様、やり残した事はありませんか?もう一度2019年を見直してみると何かあるかもしれません。
今年の行事は今年のうちに。です。
さて、12月と言えば大掃除という一大イベントが残っています。
今年の煤を払い、ホコリを落とし、清らかな気持ちで新年を迎えられるよう務める大事なイベントです。
ぜひ読者の皆様も面倒くさがらず、家の隅々まで綺麗にしましょう。
とはいえ、畳の掃除って何をするの?和室を綺麗にする方法を教えて!という方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、年末大掃除と題しまして、畳の掃除はどうしたらいいの?和室を綺麗にする方法を紹介します。
年末大掃除の役に立つ記事になれば幸いです。
【年末大掃除】和室を綺麗にする方法
・天井や照明を綺麗にする
・本棚やタンスを綺麗にする
・仏壇、床の間を綺麗にする
・畳を綺麗にする
・畳の下を綺麗にする
押入れを綺麗にする
大掃除の最初は、まず押入れから始めましょう。
おそらく、冬用の布団が上にきて、夏用の布団が下にきている状況かと思います。
冬と夏が逆転しないようにまずは一旦布団を出して、ホコリを取りましょう。
これは掃除機が無難だと思いますが、掃除し難いと思ったらドライシートがおすすめです。
※画像はワイパー用のものです。
ここで気をつける事は、良く水拭きされる方がいらっしゃいますが、基本的に押入れは水拭きしない方がいいです。
今の時期は冬なんでまだ乾燥している日が続いていますが、これから夏に向かって湿気が多い時期が続くと一瞬でカビが発生してしまいます。
押入れはなるべく乾拭きでお願いします。(どうしても水拭きしたいという方は完全に乾くのを待って布団をしまいましょう)
天井や照明を綺麗にする
布団を戻して襖をしっかりと閉めたら、続いて天井や照明の掃除に移ります。
どこの部屋の掃除も同じですが、基本的な掃除の手順として上から下に向かって掃除をしていきます。
それはホコリが上から下に落ちていく為、そのような順序になっています。
では、天井と照明のホコリを取っていきましょう。
昔はハタキなんかで叩いて下にホコリを落としていましたが、今の時代ハンディタイプのクイックルワイパーなどもあるので、そういった便利な掃除用品を買うのも効率的かと思います。
次に天井の拭き掃除ですが、天井が木材の場合だけ注意があります。
木材を下手に水拭きすると跡が残り変な模様の天井になってしまいます。
プロフェッショナルでもない限り、水拭きするのはやめて、さっき紹介したようなドライシートで軽く拭くぐらいにした方が良いと思います。
また、和室だと土壁の御宅も多いかと思います。
土壁は年数が経ち劣化してくると、触っただけでボロボロ落ちてくる可能性もあります。(無論、そこまで弱いものではない)
なので土壁の場合は無闇矢鱈触らずに、端っこに溜まったホコリを吸い取る(もしくは拭き取る)ぐらいにしましょう。
本棚やタンスを綺麗にする
天井と照明が終わったら和室に置いてある本棚やタンスに移りましょう。
まず本棚ですが、本はいくら整理しても綺麗にならないと個人的には思っているので、本のホコリだけを掃除する形になります。
これはハンディタイプのクイックルワイパーで掃除するか、掃除機の細いノズルを使って掃除するのがおすすめです。
次にタンスの掃除ですが、出来れば全部抜いてしまった方が掃除はやりやすいです。
もし、重くて抜けない場合はそのままの状態でホコリを取っていきましょう。
そして大事なのが、本棚の後ろとタンスの後ろです。
ここは滅多に掃除しないからすごくホコリが溜まっています。
ホコリのたまりは虫などの発生原因にもなる可能性があります。
なので、なるべく大掃除の時ぐらいは綺麗にした方がいいと思います。
タンスや本棚の後ろ掃除の手順ですが、タンスや本棚を軽くした状態で下にダンボールか新聞を重ねて厚くしたものを家具の両サイドに敷き動かします。(これは畳を傷つけない為の方法です)
この時、そこまで前に出す必要はありません。掃除機が入る最少限度で構わないです。
とはいえ、和ダンスは重たくて一人で動かすのには難儀かと思います。
そういった時は潔く諦めて、四角にしたハンガーに使い古したストッキングを嵌めて、ちょこちょこホコリを取っていきましょう。
仏壇、床の間を綺麗にする
タンス、本棚が綺麗になったら後は大変な作業は残っていません。
一旦、お茶休憩を挟んでゆっくりとし、後半ババっとやってしまいましょう。(お茶休憩は茶のティーパックにしましょう)
まず仏壇の仏様や行灯照明、床の間にある市松人形や置物を違う場所に持っていき、綺麗に掃除します。
掛け軸はそのままでも構いませんが、お正月用の物に変える方も多いと思いますので、外してしまったらいいと思います。
空っぽになった状態でホコリを取っていきます。
仏壇などは繊細な細工が施されている場合も多いので、柔らかい筆を使ってホコリを取っていくことをおすすめします。
後は、磨きに入るわけですが、金属を磨く用の粉、艶出し剤なんかも一緒に活用すると、とても綺麗に仕上がりますのでどうぞご活用ください。
畳を綺麗にする
いよいよ。残すところ畳のみです。
まずは畳の隅々まで掃除機をあてていきます。
この時、畳の目に沿って掃除機をあてていく事をおすすめします。
次に、先ほどお茶休憩で使った茶のティーパックを雑巾に染み込ませて、畳の目に沿って拭いていきます。
茶葉に含まれる殺菌作用は畳と相性も良く、綺麗になる効果が期待できます。
とはいえ、お茶は嫌だ!という人もいるかもしれません。
そのような方は畳の拭き掃除用に販売されている畳拭き取りシートを購入する事をおすすめします。
何にせよ全部綺麗に拭いたら、畳の掃除はこれで完了です。
畳の下を綺麗にする
最後に、一年に一回大掃除の時だけでもいいので畳を手鉤か何かで上げて空き缶を敷いて、畳の下を掃除機で掃除する事をおすすめします。
掃除し難い場合は畳を外してしまっても構いませんが、畳はパズルと一緒でその場所にしかハマりません。
一応、敷く順番は畳に記入されていますが、畳職人の字が汚過ぎて読めないことが殆どです。
もし外すのであれば印をシールか何かに記入して貼った方がいいかもしれません。
畳の下も他の箇所と同様に水拭きする必要はありません。
もし水拭きするのであれば、完全に乾くまで畳は敷けません。
ご理解の程よろしくお願いします。
以上で、和室の大掃除は完了です。お疲れ様でした。
最後に
いかがだったでしょう。
和室を綺麗にする方法はわかりましたか?
大掃除の参考になれば幸いです。
和室は基本的に水拭きしなくて大丈夫です。
むしろ、自然素材が使われているので、水拭きすると変な跡がついてしまうことがよくあります。
ホコリを綺麗に取ってドライシートで拭けば十分綺麗になると思いますので、御安心ください。
皆様の良いお年をお迎えになる事を祈っています。
読んでいただき、ありがとうございました。