
俺って幹事に向いてない
みなさんは幹事をやった経験がありますか?
特に地元のコミュニティの幹事。あれ。正直言ってめんどくさいですよね。一生懸命LINE(ライン)を使って呼びかけても返信は返ってこない。返って来ても数日後。
お店の予約も取らなきゃいけないのに大変です。
そんなわけで今回は「自分の思い通りに人が動かない」と悩んでいる幹事の皆さん、人を動かすのに必要な4つのことをご紹介します。
「何か」が無いと人は動かない
人を動かしたいならインセンティブを付ける。地元のコミュニティなら尚更インセンティブが必要。
人間はめんどくさがりの生き物。他人に言われて動くことを嫌う。
例えば子供の頃、親に「片付けろ!」と言われると片付けする気がなくなる。中学生の頃、先生に「掃除をしろ!」と言われると掃除する気がなくなる。大人になって奥さんに「家事を手伝え!」と言われると手伝う気がなくなる。
人に命令され、メリットを感じないと動く気が起きない。
同様に「来月、地元の友達で飲み会を開催する。絶対、来いよ!」と案内が届いたところで「だるいなー」と思うのが本音です。
それらに共通しているのは「やりたい(行きたい)」と思える動機付けが全く無いこと、動機付けがないものに人の動きは超消極的になるということです。
では、どうインセンティブをつけてあげるか。
インセンティブ=?
幹事の皆さんが逆に誘われる立場に立った時、何があったら行きたいと思えるだろう?
インセンティブを考えた時、キーワードになるのは「恋愛・お金・思い出・SNS映え」の4つだと思います。
特に恋愛は、大人になるほど出会いがないので、恋愛をしたい人を集めるのは割と楽なように思えます。
その他も同様に”何かを求めている”ことに合わせて会を開きマッチングするとインセンティブが働き、これまで消極的だった人が動きやすくなる。
インセンティブとはすなわち感情(恋愛感情や報酬系の感情、承認欲求など)を動かし、メリットを感じさせることです。
とはいえ、インセンティブとは複雑なもので、もっと別の要因で働くことは十分に考えられます。
なので、まずは色々と試してみること。
仮説と検証は物事を進めるうえで最も単純で効率が良い方法だと思います。
人を動かしたいならレスポンス速度を上げる
レスポンスが遅い人はやる気が感じられない。やる気が感じられない人に人はついて来ない。
メールが帰ってこない(T ^ T)
幹事の方がお知らせメールを送って、皆んなからの返信がないのはよくあることです。
ところが、幹事の方の返信が物凄く遅い時があります。
お店の場所、集合時間を聞いても幹事からの返信がない。正直イラっとします。
「行く」と返事した側は幹事の方の為に貴重な時間を使っているのです。
とは言え、確かに周りの返事が遅くてお店や時間が決まらないことも考えられます。であるならば、候補地&予定時刻ぐらい伝えるべきだし、それも決められないなら「ちょっと待ってね」の一言は欲しい。
友達と言えど、社会人として気を使って欲しいところです。
仕事でも返信が遅い人
少し話は逸れますが、仕事においてもレスポンスが遅い人は人がついて来ないと断言できます。
信頼を構築する上で大事なのは間違いなくレスポンス速度です。
忙しい凄腕の社長ほどメールの返信から対応までめちゃくちゃ速い。
私が京都の頃お世話になっていたお店の社長は、クレームがあった当日に対応するのは当たり前、「今から行きます」と数分後には現場に向かっていた。
それは暇だから出来るのではなく、その人の心1つなのだと思います。
優先順位を頭の中(書き出し)で組み立てる。もしトラブルが発生しても対処できるように心掛けておく。
勿論、例外はありますが、日頃からそういった取り組みをしている方は対応しきれなかった時「何かあったんだな」と先方に思ってもらえます。
日頃から遅い対応しかしていない人は信用されていないから、「いつも遅いな。そろそろ縁切るか。」と思われてしまいます。
レスポンスの速度だけで、この差はとんでもなく大きい。
であるなら、まず早急にレスポンス速度を上げましょう。
人を動かしたいなら断られた後の対応が重要
断れた後、無視は最悪。「次は予定が合えば行こうかな」と思えるような対応が必要。
先日、ある保険屋さんが企画した飲み会に誘われた。
当日は予定がつかず、欠席のメールを送ったところ返信が来なかった。
また後日、同じ保険屋さんから違う飲み会に誘われた。
メールには「来なかったら損だから。新宿西口に18時ね。よろしく。」的なニュアンスの言葉が打ち込まれていた。
この保険屋さんと会ったのは、たった一回。しかも名刺交換し、数十分話しただけ。
「申し訳ありませんが今回も欠席させていただきます。」的なメールを送ったらそれも無視。
一回り以上歳の離れた保険屋さんでしたが、正直呆れてしまいました。
ビジネスだから敬語じゃなきゃいけないとは思いません。が、会ったばかりで馴れ馴れしいのは違う。それに人を誘うならどういった飲み会なのかぐらい言うべき。
言葉足らずで金融商品扱ってるって、どういった神経してるんだろうって思ってしまった。
しかも返信無視って(笑)。もはや「絶対に行かない」って思わせる為にワザとやってるのではないかと疑ってしまうレベル。(愚痴みたいになって申し訳ありません)
例えば「忙しい中の返信、有難う御座います。今回は残念ですが、次の機会にお会い出来ることを楽しみにしております。」もしくはくだけた言い方でも「次回、都合が合えば出席してください。樋口さんも絶対に楽しめる会にしますので。」と一言添えられていたらどうだろう。
全然イメージが変わりますよね。そんな単純なことで「次、予定が合えば参加しようかな。」と思うのです。
断られた後の対応は次誘った時に必ず生きると信じ、丁寧に対応することを心掛けしましょう。
期間を空けて何回も誘ってみる
一回ダメでも諦めない。二回、三回と期間を空けて何回も誘ってみる。誘えば、誘うほど成功率は上がる。
多くの人は一回失敗すると自分には人を集める、動かす才能がないんだと思い諦めてしまう。
これも日本文化の悪習が原因。周囲の人間が失敗した人を叩き、お前には才能ないからやめておけ!とすぐ言ってしまう愚かな文化です。
もしも周囲の人間が「一回失敗しただけで何だよ!大丈夫だよ!もう一回チャレンジしてみろよ!」と声をかけるような文化だったら、間違いなく日本は今より発展しただろうと思います。
強いて言えば、初めからたくさんの人を集める、動かす才能を持っている人なんて一握りの人。
ほとんどの人は試行錯誤の繰り返しと何回もチャレンジする不屈の精神で人を動かし、集められるようになる。
だから人にどう言われようと気にしなくてOKなのです。
回数を重ねる毎に成功率が上がる
1回目より2回目、2回目より3回目と回数を重ねる度に成功率は上がっていく。
と私は思います(笑)
これは何かの学術的見地からの見解ではなく、実体験からなるものです。
ただ、知り合いのコーチングをされている方も同じようなことを仰っていたことでもあります。
人は2回断ると3回目は申し訳なく感じ、しょうがなく参加してしまう。
こんな心理が働く可能性は十分にあると考えられます。
ただ短い期間に何回も誘うと「ただのしつこい人」とレッテルを貼られてしまうので、期間は空けつつ定期的に誘う方が良いでしょう。
ただ、この理論は恋愛には活かせません。
なぜなら恋愛は「心の中で排除した人」とは何回誘われても会いたくないからです。
あくまでビジネスの飲み会や地元の飲み会でお役立てください。
最後に
いかがだったでしょう。
幹事の方は参考になったでしょうか。
私自身、人を誘ってまとめてという幹事役があまり得意ではありませんでした。
地元の友達からは才能無いからやめとけ!って何度も言われた経験あります(笑)
そんな私でも年に何回か会を主催しています。
だから絶対に出来ますよ!
読んでいただき有難う御座いました。