みなさん
タイニーハウスというお家
をご存知ですか?
タイニー(tiny)とは、とても小さな(ちっちゃな、ちっぽけな)という意味。ハウス(house)とは、家という意味ですので(説明いらないですよね)、タイニーハウスとはとても小さな家という意味になります。
▼smallやlittleとの違いについてはこちら:https://eitopi.com/small-little-tiny-tigai
一昔前であればそういった意見も多かったのではないでしょうか。ところが、近年はこのタイニーハウスがノマドワーカーやミニマリストから人気を集めているのです。
そこで今回はノマドワーカーやミニマリストにおすすめの家は?タイニーハウスについてご紹介します。
ノマドワーカーやミニマリストに憧れている方、物がいらない!自由に暮らしたい!と思っている方々の参考になれば幸いです。
タイニーハウスとは?
タイニーハウスは大きく分けて3つに分類できます。
・コンテナ式タイニーハウス
・一戸建て式タイニーハウス
【例外ツリーハウス】
※ツリーハウスはタイニーハウスに含まれるのですが、日本ではツリーハウスを建てるのが難しい(住居として認められない)ので例外にしました。
移動式タイニーハウス
移動式タイニーハウスのメリット
移動式タイニーハウスのメリットは何と言っても移動できることです。戦後暫くは、家というのは不動産価値が高いものでした。有形資産としては優秀であり、かつ自らも家族と生活することができるのだから誰もが家を買い求めたわけです。
とはいえ、最近は家が資産ではなく、負債に変わってしまいました。田舎の方では不動産価格は下降傾向にあり、華の都東京でもコロナウイルス後は至る所で下がっています。
家はもはや資産として優秀などと言う人はいないでしょう。
そこで注目されるのが、移動式タイニーハウスです。ハウスとは言いつつ移動できる為、固定資産税は掛かりません。また、好きな場所で暮らすことができるので、遊牧民的な生き方をすることができます。
近い将来の家は、間違いなく移動式タイニーハウスが増えることでしょう。
移動式タイニーハウスのデメリット
ただし移動式タイニーハウスにはデメリットもあります。それはタイニーハウスを牽引する際、トレーラーの牽引は免許が必要なことです。(牽引免許が必要ないタイニーハウスもある)一般的な費用は13万円程度で、技能的な難しさはバックが見えづらくて難しいと言われています。
習得するまで時間も掛かるし割と面倒です。
また、日本だとタイニーハウスを置く場所への規制も厳しいし、日本の道は狭い場所も多い。コンビニ駐車や移動できる範囲も限られています。
とはいえ、今後タイニーハウスで暮らす人々が増えれば、様々な法改正やタイニーハウス専門の停車場も作られる可能性はあるので、乞うご期待といったところです。
余談ですが、タイニーハウスの中にはお茶室付きのお家もあります。床の間も掛け軸もあってかなり本格的だなという印象です。
ロフトに畳が敷いてあるのもポイントですね。畳は程よい柔らかさがあるので、寝心地が良いですし、畳の材料であるイ草の香りには、リラックスする効果が期待できる為、睡眠の質が向上すると言われています。
▼畳のメリットはこちら:畳の良さは?|畳職人が語る畳のメリットを3つ紹介
畳は過ごしやすさという点でも優れています。夏はフローリングによる暑苦しさがなく、冬はヒンヤリとした冷たさがありません。
移動式タイニーハウスでも畳はおすすめです。
▼置き畳はこちら:置き畳の人気おすすめって何?|置き畳のメリットとデメリットを解説
コンテナ式タイニーハウス
コンテナ式タイニーハウスのメリット
コンテナ式タイニーハウスの多くは家ではなく、ビジネス用(店舗)として利用している方が多いようです。
そのメリットとしては工賃が安いことです。コンテナ式タイニーハウスは大きな工事が必要ない為、比較的安い値段で購入できます。納期も短く、設備投資が抑えられるので飲食店や小物ショップにはおすすめです。
また、コンテナ式タイニーハウスはとてもおしゃれです。独創的かつ可愛げがあります。周りのショップを見渡してもコンテナ式タイニーハウスで出店している人は少ないので、他のお店との差別化を計るのにもおすすめです。
コンテナ式タイニーハウスのデメリット
ただし、コンテナ式タイニーハウスにはデメリットもあります。デメリットとは、コンテナ式タイニーハウスで生活すると夏は暑くて、冬は寒いことです。熱がこもりやすいのは、コンテナの特性なので仕方ないと言えば仕方ないのですが、日本の夏は暑いですからエアコンをガンガン使う羽目になるでしょうね。
また、先ほどの移動式タイニーハウスと同じで、コンテナ式タイニーハウスも設置場所が限られています。ちゃんと納品できるのか現場をよくチェックしてから購入することをおすすめします。
一戸建て式タイニーハウス
一戸建て式タイニーハウスのメリット
一戸建て式タイニーハウスのメリットは自由に設計デザインができることです。
画像を見ても分かる通り、絵本の世界から飛び出したかのようなお家ですよね!こんなお家に一度は住んでみたい!そう思う方も多いのではないでしょうか。
とはいっても、普通に注文住宅で建てたらものすごい金額になってしまいます。しかし、タイニーハウスだったら普通に注文住宅で建てるより安く仕上げることができますし、納期が比較的短いです。
別荘などに一戸建てのタイニーハウスはおすすめです。
一戸建て式タイニーハウスのデメリット
一戸建て式タイニーハウスのデメリットは、耐久性が弱い家が多いと言われています。これは家を建てた建築士さんや大工さんなどの職人の腕にも左右されるものですが、一部外国では「もう痛んだ」という声が結構多いです。
最近では3Dプリンターを使ったタイニーハウスづくりをしている企業もありますが、3Dプリンターは画期的かつ革新的である反面、耐久性が弱い部分も多いと言われているので、購入する際はよく話を聞いて調べてから購入することをおすすめします。
▼3Dプリンターで作る家づくりはこちら:24時間で新築が建つ?|3Dプリンターで建てる新しい時代の家づくり
【タイニーハウス例外】ツリーハウス
ツリーハウスはロマンですよね。男のロマン。私も一度でいいからツリーハウスに住んでみたいです。
とはいえ、ツリーハウスもデメリットはあります。
例えば、日本は災害大国です。台風に地震、大雨に大雪など四季を通じて様々な災害が危惧されます。このツリーハウスは耐震という観点から言えば、ほぼ皆無みたいなものです。
残念ながら日本に住む上でツリーハウスは向いていないのかもしれません。ですが、日本国内にいながらツリーハウスに宿泊できる施設はあるそうです。
興味のある方はこちらを参考にして下さい:https://retrip.jp/articles/12094/
ノマドワーカーやミニマリストにおすすめの家は?
ノマドワーカーにおすすめの家は?
ノマドワーカーは、ノートパソコン、スマートフォン、タブレット端末などを使い、Wi-Fi環境のある喫茶店など、通常のオフィス以外のさまざまな場所で仕事をする人を指す日本語の表現。英語で「遊牧民」を意味する「ノマド (nomad)」と、「働く人」を意味する「ワーカー (worker)」を組み合せた言葉である
▼自由な働き方についてはこちら:フリーランスとは?急速に広がる新しい働き方を考える
ノマドワーカーとは最近流行りの「自由に働く」これからの働き方というやつですね。パソコン(今の時代スマホか)一台あればどこでも仕事できる。それが彼ら彼女らの働き方です。
そんなノマドワーカーには移動式タイニーハウスがおすすめです。日本中旅をしながら時間に縛られることなく自由に生活を送ることができます。
もしかしたら近未来では、こちらの方が主流な生活スタイルになるかもしれませんね。
ミニマリストにおすすめの家は?
ミニマリストとは持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人。自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方で、大量生産・大量消費の現代社会において、新しく生まれたライフスタイルである。「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した造語。
ミニマリストとは、物を持たない(服も同じものを着る)ことで、逆に本当の自分が浮き出てくる(自分らしくいられる)という考え方の人々です。
自分が何者かわからない、何者なのか知りたいと願う若者らしい思想ですね。
▼ミレニアル世代の考え方についてはこちら:25歳が感じている悩みって何?|ミレニアル世代の働き方ってなんだろう
そんなミニマムリストの方々におすすめなのがトレーラ式タイニーハウスです!
トレーラーはシンプルでありながら個人の色が反映されデザインされます。さらに小さくて無駄のないスペースですからミニマムリストの考え方に合致します。
お家を所有したくない方もタイニーハウスはレンタルできますし、友達や恋人とシェアしてもいいかもしれません。気になる方はこちらの本を参考にしてみて下さい。Kindle版もあります。
以上です。
最後に
いかがだったでしょう。
タイニーハウスについて理解できましたか。
参考になれば嬉しいです。
今、コロナウイルスの影響で移動販売が増加していますね。もはや生活だけでなく、仕事もこういったタイニーハウス的な店舗に移行しつつあります。
家を所有することはリスクでしかない。私も家を所有していますが、正直そう思います。とはいえ、売ろうとは思っていませんが・・・。
読んでいただきありがとうございました。