・古いゴザが欲しいけどどこで手に入る?
古い畳を処分する際に出る古い畳表。通称古ゴザ。普段は処分してしまうような古いゴザですが、それを使いたいという方も意外に多いです。
そこで今回は、古いゴザって何に使うの?古ゴザが手に入る場所を紹介します。
古いゴザについて気になる方の参考になれば幸いです。
古いゴザって何?
古い畳表(古ゴザ)とは、表替えした古い畳表のことで、国産畳表もあれば中国産畳表もあります。通常であれば、何も使い道がないので四等分にカットしてごみ捨て場にもっていきます。
京間サイズの綺麗な畳表(ほとんど使っていない和室の畳)で裏返しをしていなければ、違うお客様の裏返しの際に使う場合があります。(これは裏返しに大きなシミがあった場合、お客様が納得した場合など)
それもほとんどレアなケースで、だいたいはごみ捨て場にもっていきます。
古いゴザって何に使うの?
私たち畳職人の古いゴザの使い道は、畳の高さ調整から畳とヨセの隙間を埋める作業、畳床の修復などに利用しています。他にも拝敷きと呼ばれる有職系の敷物(主に寺に納める)の床に使われます。
藺草は農家さんが一生懸命作ってくれた農作物ですから最後の最後まで使って差し上げたい。そういう想いが畳職人には強くあるのではないかと思います。
ちなみに古いゴザを再利用しているのは、私たち畳職人だけではありません。
例えば農家さんも古いゴザを再利用してくれています。古いゴザの詳しい使い方については農家さんに聞いてくれ!と言わざる終えませんが、何やら何かを天日干しするのに敷いて使ったり、何かを被せるのに日除けとして使用しているそうです。
農家さん以外にもペットの家(犬の家)の床に敷いたり、夏場の縁側に敷いたり、日光浴する為に地面に敷いて使う人もいます。
ゴミとして捨てられるような古いゴザも再利用してくれる人が沢山いて、私も嬉しいですし、きっと農家さんも喜んでいると思います。
古ゴザが手に入る場所
古ゴザが手に入る場所は、ズバリ畳屋さんです。お近くの畳屋さんで「古ゴザってありますか?」と尋ねれば、きっと手に入ると思います。
ただし、ゴミを捨てに行ってしまった直後とかですと、お店にない場合もあります。前もって連絡をしておくか、捨てないで取っておいてもらうようにしましょう。
樋口畳商店でも古ゴザあげます
江戸川高校前バス停の目の前にある樋口畳商店では、古ゴザが欲しい方に無償で差し上げています。ただし、古ゴザの多くには油性ペンで数字や文字が書かれているので、その点はご了承ください。
※裏側には書かれていない場合もあります。
それでも構わない!古ゴザ欲しい!という方は樋口畳商店に来ていただければお渡し致します。
☆樋口畳商店へのアクセス
※雨の日は暖簾は出ていません。
平和橋通り沿い江戸川高校前バス停の目の前です。
私が外出していることが多々ありますので、来店される場合にはメールもしくは電話をいただければ幸いです。また、どのくらいの古ゴザが必要なのか教えていただけたら助かります。(古ゴザ一枚の大きさはそれぞれ異なりますが、江戸間サイズの畳一枚分くらい(丈が約5尺6寸、幅が約2尺9寸))
樋口畳商店のメールアドレス
樋口畳商店の電話番号
080−3802ー8084
以上、古いゴザって何に使うの?|古ゴザが手に入る場所【樋口畳商店でも古ゴザあげます】でした。
最後に
再利用ってエコですよね。昔から古ゴザを再利用していたことを考えると日本人はつくづくエコな人々だなと思います。これからもそう言った気持ちは大切にした方がいいですね。
読んでいただきありがとうございました。