・畳の上にジョイントマットを敷くのはオススメしない理由を教えて!
皆さん、こんにちは!樋口畳商店の樋口です。今回は畳の上にジョイントマットは敷いちゃダメ?絶対にオススメしない理由を紹介します。
畳の上にジョイントマットを敷きたいけど大丈夫なのか、気になる方の参考になれば幸いです。
畳の上にジョイントマットは敷いちゃダメ?絶対にオススメしない理由
・そもそも畳があるならジョイントマットは必要ない
畳がカビる
畳の上にジョイントマットは敷いちゃダメな理由は畳がカビるからです。
畳は自然素材の敷物です。湿度が高いときには吸湿し、湿度が低いときには放湿する調湿機能があります。
畳の上に何か敷物を敷くということは畳の調湿を妨げてしまう可能性があります。ですので、畳屋の多くは畳の上に敷物を敷くこと自体オススメしないと言っているわけです。
とはいえ、畳の上にカーペットや上敷きなど敷きたいですよね。そこでオススメなのが炭の防湿シートです。畳の調湿を手伝ってくれるだけでなく、消臭効果が期待できます。
ただし、ジョイントマットの下に敷く場合には注意が必要です。
ジョイントマットの素材にもよるのですが、基本的に撥水機能がありますよね。もしジョイントマットの上で水をこぼしたら隙間から下にながれ、水は吸収されることなく放置されます。
いくら炭配合の防湿シートでも水を吸収し放置されれば、畳にカビが生える可能性は十分に考えられます。(もちろん環境にもよりますが)
子供が遊ぶスペースであれば知らない間に飲み物をこぼすことなど多々あるし、赤ちゃんであればよだれやおもらしなども考えられます。
(こぼした後すぐに防湿シートと畳を乾燥すればいいのですが)
畳の上にジョイントマットを敷くにはリスクが多い。掃除する手間が増えるから大変。だから畳の上にジョイントマットを敷くのは絶対にオススメしないわけです。
ちなみに、カーペットや上敷きのように水を吸収する素材には、防湿シートの効果はある程度期待できるので、ぜひ併用することをオススメします。
そもそも畳があるならジョイントマットは必要ない
そもそも畳の上にジョイントマットを敷く必要があるのでしょうか。
ジョイントマットを敷く理由は、子供が転倒した際に怪我をする可能性があるから、ハイハイで足を痛めないように、飲み物をこぼした際の掃除のしやすさが理由だと思いますが、それだったら畳で十分な気がします。
畳は昔から保育施設で使われている床材ですし、現役の保育士さん達もプライベートで注文していただいている敷物です。
別に畳のままで使用したらいいのではないでしょうか。
もしかしたら撥水機能に不安があるのかもしれませんが、飲み物をこぼしたらすぐに乾拭きして乾かしていただければ何も問題ありません。(醤油などはシミになる可能性がありますが、生活に支障はないと思います)
ジョイントマットはリビングなどで使用し、畳はそのまま使うことを私はオススメします。
以上、畳の上にジョイントマットは敷いちゃダメ?絶対にオススメしない理由でした。
最後に|まとめ
「畳の上にジョイントマットを敷いて使っていたら畳がカビてしまった」
先日このような相談が寄せられ、今回の記事を書くに至りました。
相談を聞いて私が思ったことは、赤ちゃんの為にジョイントマットを敷こうとすることは素晴らしいことだし、優しいお母さんだなと思った一方、なぜにわざわざ畳の上にジョイントマットを敷くのだと。
別に畳の上にジョイントマットを敷かなくてもいいのではないか。と私は思いました。
記事でも言いましたが、子供を育てる環境として畳は優れた敷物だと、保育士の方々からも好評です。
畳の上にジョイントマット敷かないで、リビングに敷けばいいのに・・・。と私は思います。
もし畳の硬さが気になるのであれば、ソフト材を後付けすることもできます。(これは畳屋の工事が必要になります。予算的には一帖2,000円前後。値段はお店によるのでお近くの畳屋に訪ねてみてください。)
ジョイントマットを敷くと畳がカビでしまうので畳の上にジョイントマットを敷くのはやめておきましょう。
いかがでしたか。参考になったでしょうか。読んでいただきありがとうございました。良かったらシェアお願いします。