畳の裏はカビがひどい?畳の裏のカビ取り方法

 

・畳の裏はカビがひどい?
・畳の裏のカビがひどくなる家とは?
・畳替えをする際の畳の裏のカビ取り方法について教えて!

 

皆さん、こんにちは!樋口畳商店の樋口です。今回は畳の裏はカビがひどい?畳の裏のカビ取り方法について紹介します。

 

畳の裏のカビについて気になる方の参考になれば幸いです。

畳の裏はカビがひどい?

 

畳の裏はカビがひどい!

 

全てのお家の畳が!というわけではありませんが、畳の裏にカビが生えていることは多々あります。

 

 

なかには畳の裏がひどい状態になっているものも。

 

では、どういったお家の畳がこのようなひどいカビ状態になってしまうのか。紹介します。

畳の裏のカビがひどくなる家とは?

カビがひどくなる家の特徴
・一階の和室
・水場が近くにある
・床下換気が悪い

共通して言えるのは、一階の和室であること、水場が近くにあること、床下換気が悪いことです。

 

一階の和室

主にカビが生えるのは一階の和室です。防犯上の理由から窓を開けっ放しにしての換気が難しく、湿気がたまりやすい。その為、畳の裏のカビがひどくなる場合があります。ちなみに二階の和室は、環境によりますがカビが生えるリスクが低くなるので、一階に比べて畳の裏のカビはひどくならないと思います。

 

水場が近くにある

畳の裏のカビは環境による影響が大きい。川や海の近くや山の近く、和室の隣がトイレやお風呂場、雨水が溜まりやすいお庭などあらゆる環境で畳の裏のカビがひどくなることが考えられます。ただ、これは畳だけに言えることではありません。腐朽菌という名前を聞いたことがあると思いますが、木材を分解し腐らせるカビよりも厄介な菌が湿気によって繁殖してしまいます。フローリングだと腐っているのが気づきにくいので、畳以上にチェックが必要です。

 

床下換気が悪い

昔の家の床下施工は隙間が多かった。その分、冷気や暖気が入ってくるので気密性が低かったわけですが。今の家は気密性を意識するあまり、ベニア板を敷きつめてしまう為、床下換気がほとんどありません。これはメリットデメリットがある話なので一概に言えませんが、ただ畳を隙間なく作れば床下に隙間があっても関係ないのではないかと個人的には思います。

 

では、続いて畳の裏のカビがひどい場合の畳屋のカビ取りを紹介します。これは実際にやっているカビ取り方法なので、ぜひ見ていただけたらと思います。

 

※畳の表のカビ取りとは若干違います。畳表のカビ取り方法について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

 

▼畳表のカビ取り方法:畳にカビが生えたらどうすればいいの?|和室のカビ予防と対策を紹介

 

畳の裏のカビ取り方法

畳の裏のカビ取り

畳の裏のカビ取り方法
1.畳を乾かす
2.防カビ防虫スプレーを散布する
3.ブラシでカビを取る
4.乾かす

1.畳を乾かす

 

まず畳を乾かします。一番良いのは天日干しです。それが曇りや雨などで難しい場合はドライヤーを使用し乾かして行きます。

2.防カビ防虫スプレーを散布する

 

こちらは樋口畳商店で実際に使用しているアース製薬の防カビスプレーになります。こちらを天日干しして乾いた畳に散布していきます。

 

防カビスプレーに関してはお客様の意見の中で、本当に安心なのかと聞かれることがよくあります。100%安心とは言えませんが、私自身の顔や肌にかかっても痒くなったり、痛くなったりしたことないので、安全性についてはあると思います。(もちろん効果も期待できます)

3.ブラシでカビを取る

 

本当はブラシ付きの掃除機でカビをとったほうがいい。というのもブラシ掛けをするとカビの菌が空気中に舞ってしまう。ですから畳の表のカビ取りは掃除機を一緒に使って行うのが一番良いです。

 

ただ、畳の裏の場合、藁などのゴミが掃除機を詰まらせてしまう可能性があります。故障の原因にもなるので、私は掃除機を使わず先に防カビスプレーを吹きかけてブラシ掛けするようにしています。

4.乾かす

 

最後は畳を乾かして畳の裏のカビ取りは終了です。乾かし方は工場の空きスペースに立て掛けて乾かします。

 

当然ですが、畳替えはカビ取り作業が終わった後に行います。新しい畳にカビの菌がつかないよう注意して作業しますので、ご心配なく。

 

ちなみに樋口畳商店では炭配合の防湿シートの施工も承っております。畳の裏の湿度調整にオススメですので、気になる方はご相談ください。

 

以上、畳の裏はカビがひどい?畳替えをする際の畳の裏のカビ取りでした。

最後に

これら畳の裏のカビ取りは無料サービスでやらせてもらっているものです。気持ち良く使っていただくために、丁寧にやりたいと考えています。

 

なので、すぐ納品することが難しいデメリットもあります。その点は理解していただけたら幸いです。

 

参考になったでしょうか。読んでいただきありがとうございました。良かったらシェアお願いします。

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