今回ご紹介するのは八王子市元本郷町にお店がある畳屋よこうちです。
>>開業当初のインタビュー記事:畳業界に新しい風を吹かせたい|「畳屋よこうち」代表に聞く"自由な仕事"とは
◇畳屋よこうち代表の横内純平氏を知らない人の為に簡単な自己紹介です
平成6年東京八王子市出身。
高校卒業後に京都市西京区にある洛西製畳に修行に行く。 4年間の修行を終えて東京に戻り、畳職人として働きながら技術を磨く。
2018年3月に八王子市元本郷町で「畳屋よこうち」を開業。今に至る。
畳屋ストーリー
東京都八王子市で生まれた横内純平氏は高校卒業するまでラグビー部に所属。部活に熱中した。
学生生活を普通にエンジョイして過ごしていた横内氏でしたが、祖父の死で人生が変わることになります。
横内氏の祖父は岡山県で畳屋を営んでいた。
岡山県は畳表でも熊本に次ぐ有数のい草の生産地で、高級畳表備後表と並び美しいい草を生産しています。
今は農家さんの数が少なくなったもののい草加工(早島の花ござ)では日本一です。
そんな畳表で名高い岡山県の畳屋ですから横内氏の祖父も優れた技術力と確かな目利きの商品を提供していたに違いありません。
しかし、不幸にも横内氏の祖父は学生の頃にこの世を去ってしまいます。
祖父の葬式のために、家族で帰省した際に横内氏の目に入ったのは祖父が作った畳でした。
横内氏が言うには畳が本当に綺麗で感動したとのこと。それがキッカケとなり畳職人を目指すことになります。
余談になりますが、自分の尊敬する芸術家、小松美羽先生も祖父の死がキッカケとなり神獣や守護獣を銅版画で表現するようになったそうです。銅版画作品「四十九日」は祖父の死から制作された作品。
大切な人の死は悲しいものであると同時に、自分に何かを与えてくれる亡き大切な人からの贈り物なのかもしれませんね。
亡き祖父の作った畳に感銘を受けた横内氏は高校卒業後、京都市西京区にある洛西製畳に修行に行きます。
頭と体力と細かな作業に悪戦苦闘しつつ約四年間の修行期間を過ごします。
京都で技術を磨く一方、畳職人としてやっていくのにジレンマを抱え始めます。
そのジレンマとは「機械化が進むにつれて量産型であることの安定性」と「京都で磨いた技術を大量生産というスタイルで失いたくなかった」との矛盾です。
そのジレンマと衰退産業である「畳」というジャンルにどうしていけばいいか悩んだといいます。
そんな苦悩と修練の日々を過ごした京都生活から八王子市に戻り、八王子近辺にある畳屋さんで職人として働き始めます。
ですが東京での仕事の中で悔しい想いをすることになります。
京都で技術を磨いたはずの横内氏でしたが、東京での仕事の中で技術力が金銭的価値になりえないことを知ります。
しかし、その悔しい経験から磨いた技術力を使って今までにない新しい物を作りたいという野望を持つようになったのです。
横内氏はその野望を「新しい風」と表現して自らが先頭に立って吹かせていきたいと考えています。
畳屋よこうちを開業
そして2018年の3月に八王子市元本郷町で畳屋よこうちを開業します。
畳屋よこうちを開業するに至って、修業先であった洛西製畳の社長である北さんをはじめ、地域の方、地元の友達、そして家族。たくさんの人の助けがあったと言います。
応援したい!
なぜ?それほど迄に多くの方を味方につけることが出来るのでしょうか。
アイドルグループAKB48のように可愛い女の子が握手してくれるわけでもないし、応援した分だけお金がバックしてくるわけでもありません。
自分にとっての利益なんか関係なくとも応援したくなる。それこそが横内氏の魅力なのでしょう。
畳屋よこうちを開業してから横内氏は、地域のコミュニティ作りに積極的に参加し、周囲との親睦を深めています。
地域のコミュニティ作りというと、畳を買ってもらうための活動と思われがちですが、横内氏は助けてくれた地域に感謝し、地域貢献したいという思いで取り組んでいるとのことです。
忙しい中でも地域への感謝を忘れない気持ちこそ横内氏の人柄が感じられますね。
横内氏は開業当初のインタビューの中で「若いうちだったら失敗しても何とかなると思った」と答えています。
失敗するか成功するかは誰にもわかりませんが、地域への感謝を持って若いうちから地域貢献に取り組んでいる横内氏を助けようと思う人は大勢いるに違いありません。
畳屋ストーリーの結びに畳屋よこうちとはどのようなお店か一言で表現します。
”畳屋よこうちは地域と共に成長していくお店である”
八王子市元本郷町で畳屋よこうちをオススメする理由
私が畳屋よこうちをオススメする理由は3つです!!!
人との繋がりを大切にする
畳屋はモノづくり。職人気質な人が多い業界です。
職人気質な人が「人を大切にしない」わけではありませんが、コミュニケーションが苦手で人との繋がりを自分から求める派ではないのが実情です。
しかし横内氏は「人との繋がりこそ大切」だとこのように答えています。
畳屋ストーリーでも言った通り、横内氏は地域のコミュニティを大切にしています。コミュニティに参加する目的はビジネスではなく地域貢献。
地域の人たちと寄り添って成長していく気持ちこそが畳屋よこうちが大切にする理念なのでしょう。
京都で学んだ確かな技術力
古都”京都”は言わずと知れた日本の故郷です。
京都には文化財をはじめとした日本の宝が数多く存在し、それらを保守するために必要な高い技術力を学んだ名工達が数多くいらっしゃいます。
そんな京都には全国から畳職人の卵達が集まります。北は北海道から南は沖縄まで、毎年数十人の丁稚奉公達です。
それぞれの丁稚同士が競い合い、認め合い四年間の修行を終えていきます。
競い合うことで技術力は向上しますし、認め合うことで新たな発見をする。それが京都で学ぶことの意味です。
横内氏は学ぶことに非常に貪欲で、いくつかエピソードがあります。
私達がまだ京都にいた頃、夜中にたまたま横内氏と遭遇したら「今から畳見てもらってもいいですか?」と聞いてきました。「酔っ払った私でいいなら」とOKを出すと洛西製畳に連れてかれて長時間の質問責めを受けました。
このように学びに対して貪欲だからこそ高い技術力を身につけることができたのでしょう。
>>京都にある畳の学校についてはコチラ:畳の学校って知ってる?|京都伏見区にある京都畳技術専門学院を紹介
お客様からの声
畳屋よこうちが大切にしていることは何ですか?と聞いた時、横内氏は一番に「お客様からの声」と即答されました。
これはビジネスにおける根本的なことで、お客様がいなければビジネスは成り立たないことをよく理解されているのでしょう。
どんなに素晴らしい技術を使って良い畳を作ってもお客様が買ってくれなかったらただのゴミでしかありません。物は使ってもらって初めて価値が生まれます。
お客様からの声とは価値を生み出し、増幅する為の必須事項です。それがモノづくりの業界といえども重要視していかなければなりません。
「お客様からの声」を大切にする横内氏の考え方にとても共感できます。
畳屋よこうちのクチコミ
畳屋よこうちを実際に利用されたお客様の声をご紹介します。
東京都江東区 K様邸
施工をされたK様もおっしゃる通り、ベットで子供を寝かせると落ちないか心配になります。和室にすることでベットからの落下の心配はなくなり安心して睡眠ができます。
また幼児にとって畳は最適な生活環境と言えるようです。
保育士によると、「低年齢児は座って生活することが多いため、畳は必需品」とのことであった。
幼稚園・保育所における畳の使用実態
宜しければコチラも参考にして下さい。
>>置き畳についてはコチラ:置き畳のおすすめって何?|置き畳のメリット&デメリットについて紹介
>>畳マットについてはコチラ:畳マットは赤ちゃんに優しいのか?|赤ちゃんにオススメの畳マット
東京都荒川区 H様邸
畳の材料である「い草」には驚きのリラックス成分があります。
室内にいながら森林浴を楽しんでいる気分を味わえるとあってIT企業などに畳が導入されるケースが増えています。
クリエイティブな仕事をされる方に畳はオススメな商品なのです。
>>天然い草の効能について詳しくはコチラ:畳の材料「い草」とは何?|国産い草の機能と現状について解説
東京都北区 Y様邸
横内氏が大切にしている言葉で「徹底的誠意」という言葉があります。
徹底的誠意とは、きちんとした商品を提供するのは当然のこと、誠意ある説明&サービス&仕事を徹底的に行うという意味だそうです。
誠意ある言動&行動を徹底的に行うからこそお客様も大満足のいく結果になるのでしょう。
畳屋よこうち!お得情報!
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畳屋よこうちへのお問い合わせ
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最後に
いかがだったでしょう。
安心して頼める畳屋さんだったでしょうか。
畳屋とお客様がもっと近い距離で注文出来る環境を作ることも私たちRushArtisan(ラッシュアーチザン)の活動内容です。
安心して頼める畳屋さんをもっと多くの人に伝えたい!そんな想いで私たちはこの記事を書いています。
結果、お客様が注文してよかった!と思えたら私たちもハッピーです。
これからもよろしくお願い致します。
読んでいただきありがとうございました。