
京都市の黄綬褒章受章店「沢辺畳店株式会社」にて長年修業を積み、東京都江戸川区で独立。 京都畳競技会にて最高賞の「京都府知事賞」を受賞。神社仏閣や茶室、屋形船から一般住宅まで、1ミリの隙間も許さない「京都仕込み」の技術で江戸川区を中心に活動中。
- 📺 メディア出演:TOKYO MX「バラいろダンディ」畳職人として出演
- 🏫 地域活動:練馬工業高校にて畳の文化・技術に関する講演会講師を担当
みなさまこんにちは。樋口畳商店の樋口です。
今回は、江戸川区鹿本にて行った畳表替え工事の施工事例をご紹介します。
今回施工したのは、厚み30ミリタイプの薄畳でした。
一見すると普通の畳に見えますが、実はこの「薄畳」は、通常の畳より施工難易度が高く、耐久性にも大きく関わるポイントがあります。
施工内容
施工場所
江戸川区鹿本
施工内容
畳表替え(4畳半)
使用材料
- 国産くまもと 麻綿ダブル
- 畳縁 ダイケンストリーム No.2
施工費用
- 13,200円 × 4畳 = 52,800円
- 半畳 9,240円
合計 62,040円
- 畳縁 500円 × 4 = 2,000円
- 諸経費 1,400円
総合計
65,440円(税込)
今回のポイント|30ミリ薄畳の施工
今回の畳は、厚み30ミリタイプの薄畳でした。
近年のマンション和室では、このような薄い畳が非常に増えています。
しかし実は、薄畳には通常の畳とは違う難しさがあります。
なぜ薄畳は難しいのか
30ミリタイプの畳は厚みが少ないため、
👉 機械縫いだけでは糸の締まりが弱くなりやすい
という特徴があります。
糸の締まりが弱いと、畳表がしっかり固定されません。
糸の締まりが弱いとどうなるのか
畳表が緩むと、
- 表面に摩擦が生じやすい
- い草が傷みやすくなる
- 耐久性が低下する
といった問題につながります。
つまり、
👉 「見た目」だけでなく、「長持ちするか」に直結する
非常に重要な部分です。
樋口畳商店の施工方法|カマチを手縫い補強
そこで樋口畳商店では、
👉 カマチ部分を数カ所手縫い
しています。
さらに、縫うだけではなく、
👉 ハンマーで叩きながら糸を締める
ことで、カチカチに締め上げています。
この工程を行うことで、
- 畳表が緩みにくい
- 摩擦が減る
- 長持ちしやすい
という仕上がりになります。
機械だけでは出せない施工精度
近年では機械化も進んでいますが、
薄畳のような繊細な施工では、
👉 最後は職人の手仕事
が重要になります。
特にマンション和室は、厚み制限のある畳が多いため、
👉 「ただ張り替えるだけ」ではなく、どう長持ちさせるか
まで考える必要があります。
施工後について

今回も綺麗に仕上がり、お客様にもお喜びいただけました。
最後に
江戸川区鹿本エリアでは、マンション和室の薄畳施工のご相談を多くいただいております。
樋口畳商店では、
- 表替え
- 新畳
- 縁なし畳
- 薄畳施工
まで対応しております。
畳の耐久性や施工方法までこだわりたい方は、お気軽にご相談ください。
