
京都市の黄綬褒章受章店「沢辺畳店株式会社」にて長年修業を積み、東京都江戸川区で独立。 京都畳競技会にて最高賞の「京都府知事賞」を受賞。神社仏閣や茶室、屋形船から一般住宅まで、1ミリの隙間も許さない「京都仕込み」の技術で江戸川区を中心に活動中。
- 📺 メディア出演:TOKYO MX「バラいろダンディ」畳職人として出演
- 🏫 地域活動:練馬工業高校にて畳の文化・技術に関する講演会講師を担当
みなさまこんにちは。樋口畳商店の樋口です。
本日は、葛飾区新小岩にて畳表替え工事を行いました。
今回は、
- 四畳半
- 六畳
合計10.5畳の施工です。
施工内容
| 施工内容 | 畳表替え(15ミリ薄畳補修施工) |
|---|---|
| 使用畳表 | 国産綿ダブル |
| 畳縁 | ルーミー No.43 |
| 施工地域 | 東京都葛飾区新小岩 |
| 施工料金 | 税込114,070円 |
今回の畳は厚み15ミリの薄畳でした。 一般的な畳より厚みが薄いため、通常の「丈だし」「幅だし」では綺麗に隙間調整を行うことが難しい構造です。
そこで樋口畳商店では、畳床を補強・延長するような特殊な施工方法で調整を行いました。 厚みを変えず、違和感なく隙間を納めることで、美しい仕上がりと耐久性を両立しています。
新畳価格が高騰する中、まだ使える畳を活かせるよう、施工方法を工夫しながら仕事をしています。
施工場所
葛飾区新小岩
施工内容
畳表替え工事
使用材料
- 国産綿ダブル
- 畳縁 ルーミー No.43
施工費用
- 9,000円 × 10枚 = 90,000円
- 半畳 6,300円
- 畳縁 500円 × 10 = 5,000円
- 諸経費 2,400円
税込総合計
114,070円
今回のポイント|15ミリ薄畳の表替え
今回の現場で最も難しかったのは、
👉 「15ミリの薄畳」
だったことです。
近年のマンション和室では、この15ミリタイプの薄畳が非常に増えています。
しかし実は、
👉 15ミリの畳は表替えに向いていない
とも言われています。
なぜ15ミリの畳は難しいのか
一般的な50ミリ前後の畳であれば、
- 丈だし
- 幅だし
という作業で、ある程度サイズ調整が可能です。
しかし15ミリになると、
👉 畳そのものが薄すぎる
ため、通常の「出し作業」が非常に難しくなります。
薄畳で最も難しいのは「隙間」
薄畳施工で問題になるのが、
👉 隙間処理
です。
マンション和室は、
- 壁が完全な直線ではない
- 微妙な寸法差がある
- 建物が動いている
ことも多く、どうしても隙間が発生しやすくなります。
しかし、薄い畳では通常の調整方法が使いにくい。
そこで樋口畳商店では、
👉 従来とは違う方法
で施工しています。
畳床を“足して”施工する
今回の施工では、
👉 畳床そのものをプラスする
ような形で調整を行いました。
イメージとしては、
👉 畳床を補強・延長する感覚
に近いです。
この方法を使うことで、
- 厚みを変えず
- 不自然にならず
- 綺麗に隙間を埋める
ことができます。
なぜそこまでして表替えをするのか
最近は、新畳の価格がかなり上がっています。
建材や材料価格の高騰もあり、
👉 「なるべく費用を抑えて畳替えしたい」
というご相談が本当に増えています。
もちろん、状態によっては新畳交換が必要なケースもあります。
しかし、
👉 「まだ使える畳」
であれば、できる限り活かしたい。
それが私の考えです。
薄畳施工は“ただ張り替える”ではない
15ミリの畳施工は、
👉 ただ表を張り替えるだけ
では綺麗に仕上がりません。
- 隙間
- 強度
- 糸の締まり
- 厚み
- 反り
まで考えながら施工する必要があります。
今回も試行錯誤しながら、綺麗に納めることができました。
写真について
今回はプライベート空間だったため、多くの写真は撮影しておりません。
四畳半側のお写真のみ掲載させていただいております。
ご理解いただきありがとうございます。
最後に
葛飾区新小岩エリアでも、
- 薄畳
- マンション和室
- 表替えできるか分からない畳
のご相談を多くいただいております。
樋口畳商店では、
- 薄畳の表替え
- 新畳
- 縁なし畳
- 特殊補修
なども対応しております。
畳についてお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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