すだれってなんだ?
よしずってなんだ?
皆さんはすだれとよしずの違いってわかりますか?正直、同じような素材だし、似ているのでわかりませんよね。
そこで!
すだれは良い意味で言えばノスタルジックな仕切り。悪い意味で言えばちょっと古臭い仕切り。そんな風に思う方も多いかもしれません。
とは言え、最近では古き良き日本建築のみならず、西洋建築にもマッチするようなデザインのすだれなんかも登場しています。
そこでおしゃれな洋風すだれ人気おすすめ5選も紹介しますので、最後まで読んでいただけたら幸いです。
すだれとは?
簾(すだれ)とは、竹などをシュロ糸で編み込んで軒下から吊るしたり、部屋の仕切り替わりにするもの。
すだれは主に陽の光を遮る効果と空間を仕切る役割の2つがあります。
特に夏場では、強い日差しを遮りながら風を通すので、暑さを防ぎながら自然の風で快適に過ごすことができるのです。
また日本の建築は自然素材で出来ているため、すだれとの相性はバツグン!湿気が堪らぬよう比較的風通しが良い方が長持ちします。
すだれの空間を仕切る役割としては、建具のように完全に仕切るのではなく、簡素な目隠し的役割を果たしているものです。
また、デザインも日本の家づくりと相性が良く、外観にナチュラルなアクセントを加えるものになります。
簾(すだれ)と葦簀(よしず)の違い
すだれは聞いた事あるけどよしずはない!そんな人も多いはず。
よしずとはヨシの茎で編んだすだれ。
要するによしずは、すだれの一種なのですが、基本的に立てて使います。
海の家なんかで見たことある人も多いのではないかと思います。わりかし、地方の御宅だとよしずの方を使っているイメージが強いように感じます。
その理由として、真夏の暑い日にはよしずに水を掛けることで室内に入ってくる風が二度下がると言われているからです。
海の家なんか特に陽の光を直に受けるので室内に熱気がこもりやすい。そんな時に、よしずに水をかけて立て掛ければ涼しく過ごすことができます。
凄く原始的な方法ですが、クーラーを使えない海の家では重宝されるのです。
すだれの歴史
紀元前180〜157年頃に書かれた「漢書」に”簾”の記述があります。
つまり、紀元前から簾は存在し、人々の生活に利用されていたことがわかります。
その後朝鮮半島に渡ったとされ、日本に伝来したと言われています。
日本に”簾”の文字が登場するのは万葉集が最初です。
万葉集とは7世紀後半から8世紀後半にかけて編まれた日本に現存する最古の和歌集である。天皇、貴族から下級官人、防人などさまざまな身分の人間が詠んだ歌を4500首以上も集めたもので、成立は759年(天平宝字3年)以後とみられる。
ただ、その頃の簾の製法はわかっていないことも多く、すだれ資料館によれば”簾の製法は、『菰桁(こもげた)』という道具を使っていたと考えられています。『菰桁』は、筵(むしろ)や俵(たわら)、蓑(みの)などにも使用されてきました。弥生・古墳時代から、『菰桁』は使用されていたと考えられています。ただし、簾を織り上げていたかについては残念ながら定かではありません”とのことです。
すだれの名前の由来はアシやカバを使ったものを「簀(す)」と言い、それを垂らして使うことから「簀垂れ(すだれ)」になったと言われています。
当時のすだれの主な使われ方は雨風を防ぐためと皇族や貴族などに使われていた※御簾(みす)のように空間を分ける(隠す目的)為に用いられました。
※御簾(みす)とは、特に緑色の布の縁取りなどをした簾のこと。「ぎょれん」とも読む。大名や公家などが部屋の中や外を分けるのに使われていた。その歴史は長く、小倉百人一首の人物描写にも「みす」が描かれている。清少納言の「高炉峰の雪は簾を掲げて見る」の逸話における簾(すだれ)は、御簾のことである。 神社で用いる御簾は、細く削った竹を赤糸で編み、縁を四方と内に縦に三筋附ける。本殿の御簾は鉤も鉤丸も外側に附けるが、それ以外は内側に附ける。かかげ方は、内巻に巻き上げると定められている
しかし、襖などの登場により雨風を防ぐ目的での使い方は減っていき、隠す目的での使い方が増えていきます。
減っていったとはいえ、夏場には重宝され、京都の習わしと同じように夏仕様の衣替えで用いられました。
「建具替え」とは季節の変わり目に行う京町家での「住まいの衣替え」のこと。町家では6月に建具を夏仕様に替え、9月頃に冬のしつらいに戻します。秦家では6月末に建具替えをするのが習わしです。土蔵に簀戸(すど)や御簾(みす)、籐むしろ(とむしろ)などが仕舞ってあり、この日は冬から春にかけて使っていた障子や襖をはずしてから、これらの夏用建具を土蔵から出します。
少し話が脱線してしまいましたが、すだれは古代、中世と使われ方は変わらず、日本人に愛されて用いられていきたことがわかったと思います。
ですが近代になると、クーラーなどの冷房機器が発達し、窓を開けて涼しくしようと考える人も減り、すだれの需要は落ちていきました。
さらに、日本国内でのすだれの生産も減少し、市場に出回っているほとんどが中国産のすだれになりました。
ところが最近は、すだれのデザイン性が見直され、インテリアデザインの一部として使われる機会が増えたと言います。
そこでオシャレなすだれの写真をご紹介したいと思います。
おしゃれな簾(すだれ)
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どうだったです?ノスタルジックな感じもあればニューデザインな感じもあったんじゃないかと思います。
次はおしゃれな洋風すだれ人気おすすめ5選をご紹介します。購入者の口コミレビューも掲載しておきますので参考になれば幸いです。
気に入ったのがあったらチェックしてみてください!
おしゃれな洋風すだれ人気おすすめ5選【簾の口コミレビュー】
▼オシャレなデザインでしっかり日よけ効果アリのすだれ▼
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購入者の口コミ
▼安心の遮光性能すだれ▼
【選べる5色】モザイク(幅88×高さ180)【mosaic88180】【巻上器:別売】遮光カーテン すだれ おしゃれ 日よけ ロールスクリーン ロールアップ【RCP】 価格:2,280円 |
購入者の口コミ
▼アジアンテイストなすだれ▼
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購入者の口コミ
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1センチ単位からオーダー出来る商品です。
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【きざし】本格編み 葦簾【炭火仕上げ】【巾176×丈180cm】天津すだれ 葦すだれ 室内・屋外兼用 おしゃれ【RCP】 価格:2,980円 |
購入者の口コミ
すだれの取り付け方
網戸があってすだれが取り付けられない
そんな経験もあるかと思います。
マグネット式の取り付けもあるのですが、跡が残ってしまう可能性もあります。
そこでクリップで取り付ける方法です。
凄く参考になると思うので是非ご覧ください。
一軒家で跡が残る心配がない御宅は、挟む式の取り付け固定やマグネット式をご使用ください。
それでは以上です。
最後に
いかがだったでしょう。
すだれについてわかりましたか?
購入者の口コミを見ていると目隠しでの使用目的が圧倒的に多かったです。
やっぱり夏場だと窓を開けて過ごす方が多いのでしょうね。
近頃夏の暑さがしんどくなってきましたが、すだれやクーラーを上手く活用して過ごしましょう
読んでいただきありがとうございました。