あなたは電子書籍派?紙の本派?
これをご覧の皆さんはKindleで本を読みますか、紙の本で読みますか。
圧倒的に便利なのは電子書籍ですよね。沢山の本を持ち運び出来て、紙の本より安く購入できます。とはいえ、紙の本と答える人も意外にも多いと言われています。
それはなぜなのでしょうか。
そこで今回は、なんで紙の本を買うのか理由を考えてみることにします。
なぜ紙の本を購入するのか、電子書籍と紙の本、どっちの方がいいのか気になる方の参考になれば幸いです。
あなたは電子書籍派?紙の本派?
電子書籍派、紙の本派、色々理由があるかと思います。
そこでより詳しく紙の本を買う理由を考えてみようと思います。
なぜ紙の本を買うのか理由を考える
・コレクション
・ジャケ買い
・ファンだから
・メルカリ、ラクマに転売できる
・インテリぶりたい
・目が疲れる
紙の本は空間デザインの一部
本棚に乱雑置かれている紙の本。他者から見れば適当に積み上げられ、並べられているように感じるかもしれませんが、本人からすれば、それは本棚という小さな空間に、本というインテリアがデザインされた光景なのかもしれません。
YouTubeという動画投稿サイトには、自分の本棚を撮影して投稿するYouTuberがいます。彼ら彼女らは、自分が何を読んでいるのか、どういった作品が好きなのか知ってもらいたいが為に投稿している側面も確かにありますが、本棚をわざわざ撮影するのは、自分でデザインした本棚という仕切られた小さな空間を見せたいが為であると私は思います。
最近では、トイレやリビングの空きスペースに分厚い洋書をインテリアとして飾る人も増えていると耳にしました。それが事実であるなら、文学は電子書籍化して物としての価値を失ったかに見えたが、読み物としてではなく空間デザインの一部、つまりインテリアとしての価値はまだまだあることがわかります。
皆さんもぜひ本を空間デザインの一部として取り入れてみてください。おしゃれな部屋になるかもしれません。
コレクション
神保町の古本屋に行くと夏目漱石の初版本や太宰治の初版本などが陳列されています。本の角は潰れているし、装丁の表面が剥がれているのもある。もちろん経年劣化で日焼けして茶色に変色しているしで、本の状態は決して良くはありません。なのに文庫本と比べて10倍〜20倍以上の値段が付いています。
それでも購入して行く人は大勢いると言います。それはなぜなのか。
一言で言ってしまえばコレクションです。初版本はその本が売れるか売れないかわからないので、すごく少なく発行されます。ですから文豪達の初版本はレア度が高く、市場でも高値で取引されているのです。
個人的には「綺麗な文庫本買えよ!」と思いますが・・・。コレクター達の収集癖でしょうね。
ジャケ買い
ジャケ買いとは、レコード、CD、DVD、本などのメディア商品を内容を全く知らない状態で、店頭などで見かけたパッケージデザインから好印象を受けたということを動機として購入すること。 近年になって、文庫本の販促策として、映画化やドラマ化されたときの写真やアイドルの写真を使ったり、人気の漫画家やイラストレイターによる新奇なパッケージイラストを採用した上で出版された古典的な作品(太宰治の『人間失格』など)にブックカバーを付けたものがジャケ買いされるといった形で順調な売り上げ成果を出している。
皆さんも一度くらいは本のジャケ買いをしてしまったことがあるのではないでしょうか。実は、私も結構ジャケ買いしてしまいます。
最近では『メディウム』というミステリー小説を購買意欲に逆らえずジャケ買いしてしまいました。正直、恩田陸先生のミステリー小説以外あまり読まないのですが、遠田志帆さんが書いたイラストに心を奪われてしまい、気が付いたら本を抱きしめてレジに並んでしまった。
ラノベの世界では、こういったジャケ買いは日常茶飯事だそうで、イラストが可愛いから『異世界転生』や『俺TUEEE』などのテンプレ的な小説でも購入する人が後を絶たないのだと聞いたことがあります。
コンテンツの中身も大事だけど、本の装丁がより大事!ということなのでしょうね。
ファンだから
紙の本を購入する理由にサイン本が欲しいからという理由もあるのではないでしょうか。好きな作家さんのサインってめちゃくちゃ嬉しいですよね。
私も真山仁先生のサイン本が欲しくて、同じ本を二冊購入した経験がありますが、手に入れてすごく嬉しかったし、同じ本二冊購入してしまっても全く後悔はありませんでした。
むしろ、一冊は読む用でもう一冊は保管用に購入したのだと、万が一読む用の方が汚れてしまっても大丈夫だと、二冊購入して良かったと思いました。
たぶん、ファンが同じ作品を複数購入する理由には、こういった理由があるのではないかと私は思います。ですから皆さんも同じものを二冊購入している人を見かけても変な人だと思わないでいただけたらと思います。
メルカリやラクマに転売できる
紙の本は、最近流行りのメルカリやラクマなどのフリマサービスを使い転売することができます。Amazonの提供するKindleでは紙の本に比べて安く購入できるメリットはありますが、転売できないので読むことしか目的化できない。一方、紙の本は購入して読んで、売ることができるので、結果として電子書籍より安く購入できることもあリます。
もしかしたら、そうした理由から紙の本を購入している方もいるかもしれません。
余談ですが、本を転売するのって作家さんに対して失礼ではないか・・・。と考える方もいますよね。確かに私もメルカリを使って本を転売する時、そういった想いが頭を横切らないわけではないですが、より多くの人に作品が回っていくと考えれば決して悪いこととは思えません。
それに『本』とはいえ、面白くない本、ネットで書かれていることのコピペみたいな本、作者の自己満足が強過ぎる本、事実か虚構かわからないのに断言している本など、手元に置いておきたくない嫌悪感を抱く本もあります。そういった紙の本は、転売されても仕方ないのかなと思います。
ちなみに私は、好きな作者の本は絶対に転売しないです。
紙の本はインテリぶりたい
これは堀江貴文氏のYouTubeチャンネルで言っていた言葉です。その動画では、なぜ紙の本が売れるのかについて解説されていましたが、その理由は、ある種の見栄だと。本の要約サイトを使い本の内容をインプットしたところで、本当に読んだのか疑われない為に紙の本を購入しているのだと、仰っていました。
紙の本を購入する層で、それがどれくらいの割合なのかデータが何もないのでわかりませんが、YouTubeを見ていると確かにそういった方がいるのがわかります。
月に何冊の本を読んでいるとか、純文学を読んでいるとか、古典を読んでいるとか、詩集を読んでいるとか、何かと優位性をアピールしてくる人がいますし、ビジネス本読んだだけでビジネスを知ったような気になっている方もいます。
作者からすれば自分の大切な作品が、くだらない見栄やマウンティングの道具に使われていると知ったら悲しい気持ちになるのではないでしょうか。
紙の本を購入する理由は、もちろん色々あっても良いと思いますし自由ですが、自分の作品でもない他者の作品を自分のアピールの為に利用するのは注意した方が良いと思います。
目が疲れる
光を発する物を近距離で見つめる時間が長いほど、眼球をとりまく筋肉は緊張します。 スマホやパソコンを長時間使用するということはその緊張状態が続くわけですから、疲労を覚えたり、目がしょぼしょぼするなど違和感があったりします。ディスプレーから出る青色光は、散乱しやすい特徴があるため眼精疲労に影響する、とも言われています。 また、近距離の作業が長期間続くことで、目がその状況に適応して近視が進行することがあります。
紙の本は持ち運びするのが圧倒的に不便ですよね。バックの中にしまうと本の角が潰れてしまうし、バックの中が汚いと汚れてしまいます。一方、電子書籍はめちゃめちゃ楽だし、大量の本を持ち運ぶことができます。
これだけを聞くと電子書籍の方が良い気もしますが、電子書籍にもデメリットがあります。それは目が疲れることです。小説を読んでいると、ついつい物語に入り浸ってしまい現実世界の時間を忘れてしまうことがありますが、現実世界に戻ってきた時に目の疲労感が半端じゃないですよね。
ひどい場合には吐き気や頭痛に悩まされる人もいるそうです。ですので、電子書籍で本を読む場合には短い時間で読むことをおすすめします。
ちなみに暗いところでの読書は紙の本であっても視力低下する恐れがあるそうです。気をつけましょう。
以上、なぜ紙の本を買うのか理由を考えるでした。
最後に
いかがでしたか。
紙の本を購入する理由はわかりましたか。参考になれば嬉しいです。
私個人的には、断然紙の本派です。理由はインテリぶりたいから。高卒の劣等感です。
本当のところは、子供の頃から紙の本に親しんできたからだと思います。本は紙で読むものというイメージが強過ぎてしまって、電子書籍で読むことに躊躇いがあります。私も保守的な人間なのですかね。
読んでいただきありがとうございました。