洋室より和室の方が暖かい?
先日ネットサーフィンをしていたら「なんか洋室より和室の方が暖かい気がする」という言葉を見つけました。
いやいや。流石に暖かくはないだろうと、実家の家の和室と洋室で比べてみたところ、確かにちょっとだけ暖かいと感じました。
実際に気温を測ってみると不思議なことに殆ど違いはありませんでした。
畳熱に侵されて和室の温度が上昇したのかとも思いましたが、現実に和室の方が暖かったらいいなと思い、和室が洋室に比べて暖かい件について色々と調べてみることにしました。
というわけで今回は洋室より和室の方が暖かい?畳がフローリングより暖かいと感じる理由を紹介します。洋室より和室の方が暖かいと感じる方に読んでもらえればと思います。
洋室より和室の方が暖かい?
冬は湿度を上げなさい
皆さんは冬の湿度を気にしていますか?
私は乾燥肌だし、喉が痛くなるので基本的には湿度を60%ぐらいにしています。(和室で湿度を60%以上長い間続けているとカビの発生する原因にもなるので注意して下さい)
▼カビについてはこちら:畳にカビが生えたらどうすればいいの?|和室のカビ予防と対策を紹介
湿度を高くすると部屋が暖かく感じる
この理由としては、湿度が低いと体の表面から出る水分と熱(気化熱)が奪われてしまい、寒さを感じてしまう。一方で、湿度が高いと奪われる体の水分の量が少ないので、湿度が低い時に比べて暖かく感じます。
余談になりますが、夏のはその真逆で暑い日は湿度を低くすると涼しく感じ、湿度を高くすると暑く感じます。
京都が沖縄より暑い!と言われる理由としては、この湿度が関係しているからと言われています。
ではなぜ洋室より和室の方が湿度が高いのか。これは畳などの自然素材が関係しています。畳は一枚あた約300mlの湿気を吸湿します。
この吸湿した水分は、部屋が乾燥している状態だと放出されます。すなわち、畳は調湿機能が備わっているのです。このおかげで、洋室より和室の方が少しばかり暖かいと感じるのです。
▼い草について詳しくはこちら:有名ない草の生産地はどこ?|国産い草の機能と現状について解説
それともう一つ。
洋室より和室の方が暖かいと言われる理由は、フローリングが畳に比べて冷たいからだと私は思います。
畳がフローリングより暖かいと感じる理由
真冬のリビングを歩いて「冷た!」と思った経験はないですか?
私なんかほぼ毎年です。
しかし、和室の畳の上を歩いても「冷た!」と感じたことはなく、若干暖かくも感じます。
これは畳の高い断熱性と保温性によるものだと言われています。
最近では機能性のフローリングも出てきていますが、値段の高いものばかりで、コスパを考えるなら畳の方が断然安いと思います。
とはいえ。
私の家に和室ないんだけど!
という方も非常に多いかと思います。
そこでおすすめなのが、置き畳です。
置き畳はお手頃な値段で買える畳のことで、工事無しで敷ける便利な敷物です。
フローリング直に電気マットはやだなぁ〜とか長く使える敷物がいいなぁ〜と考えている方がいらしたら是非置き畳を使ってみて下さい。
▼置き畳はこちら:置き畳のおすすめって何?|置き畳のメリット&デメリットについて紹介
以上、洋室より和室の方が暖かい?畳がフローリングより暖かいと感じる理由でした。
最後に
いかがでしたか。
和室が洋室より暖かい理由がわかりましたか?
この記事が参考になれば幸いです。
みなさんは冬が好きですか?
私はあんまりです。
私たち職人って朝が早いのですが、この時期の朝はめちゃくちゃ寒いので、外に出たくありません。
いや、布団から出たくありません。
とはいえ、凍えるほど厳しい冬を乗り越えた先にある朗らかな春ほど美しい情景はありません。
寒さを耐え凌ぎ、春を待つ。
我々に課せられた宿命なのかもしれませんね。
読んでいただきありがとうございました。