皆さんは龍の畳を見たことがありますか?
最近YouTube動画に投稿されたもので、めちゃくちゃカッコいい個人的に超感動した動画です。
まぁ取り敢えず動画を見てもらった方がいいですね。
やばいですよね。すごいですよね。
いやー本当に感動しました。
これを製作した山田一畳店様のヤマダケンジさん。
201枚の畳を組み合わせることによって製作された畳になります。
とはいえ、201枚の畳を組み合わせるにしても、どうやって組み合わせて作っているのかわかりませんよね。
製作過程動画と個人的な推測を兼ねて紹介したいと思います。
製作過程動画
まずは型紙で龍の型をとります。(動画にはありません)
この型紙で型をとる手法は、円形の畳(柱)や三角の畳(飲食店)など、異型の畳を製作する際に用いられる方法です。
この手法自体は、そこまで難しいものではありませんが、龍の細かさになると型をとるだけでもちょっと面倒かもしれません。(最近はコンピューターで計算してCADで製図する人も増えています。そちらの方であれば少しだけ楽かもしれませんね)
https://youtu.be/XSjo8Db9Gns
続いて切った型紙に両面テープを貼り付けていきます。
この辺りは職人らしい地味な作業が淡々と続いています。
良い物を作り上げるって結局、地味な作業に手を抜かず手間をどれだけかけるか。なんですよね。
わかっていてもお金が絡むと難しくなってしまう。これが職人と商売人とのジレンマです。
https://youtu.be/nSJ5RNugATM
続いて畳床に型紙を貼り付けていきます。
型を貼り付け終わったら、型に合わせてカッターを入れていきます。
ここで動画はストップしていますが、おそらく畳包丁で畳床を落としていくことになると思います。
この畳を落としていく作業が一番しんどいはずです。
落としたら並べて畳表を貼り付けていきます。
この画像を見る限り、畳表は縫い付けているわけではなく、圧着もしくは接着させているのだろうと思います。
たまに「い草を折り曲げて割れないのですか?」という質問を受けますが、最近の液体は進化していて、い草を折り曲げる際も綺麗に曲がるようになりました。
この龍の牙?ぐらいの角度ならい草が割れることもないだろうと思います。(季節によっては割れやすい場合もあるのですが・・・。)
あとはパズルみたいにはめ込んでいけば完成です。
簡単に語ってしまいましたが、正直面倒な作業の連続だったと私は思います。
そういった過程の意味も込めて「感動」という言葉を使わせてもらいました。気になった方はYouTubeとInstagramの登録をおすすめします。
最後に
いかがでしたか。
龍の畳すごかったですね。
いや本当に感動しました。
私自身もこういったものをどんどん真似して良い畳を作っていけたら良いなと思います。
読んでいただきありがとうございました。