畳の黒い折りしわってなに?|黒くシミに見える畳の筋を消す方法

 

・畳の表面に見えるこの黒い筋は何だろう
・黒い折りしわはどうやって消せばいいの

 

 

畳を張り替えるとたまに黒い筋のような、シミのような線が目立つことがあります。これは一体何?不良品?そう思っている方も多いかもしれません。

 

そこで今回は、畳の黒い折りしわってなに?黒くシミに見える畳の筋を消す方法を紹介します。

 

黒いシミが気になる方々の参考になれば嬉しいです。

畳の黒い折りしわってなに?

畳の黒い筋、シミのようなものの正体は・・・ズバリ畳表の折りしわです。畳表は収穫されて、乾燥させた後、半年ほど黒いビニールに入れて湿度の低い場所で保管するのですが、その際畳表を綺麗に畳んで保管しています。綺麗に畳んではいますが、長期間の保管になる為、畳表に折りしわが出来てしまうというわけです。

 

黒くシミに見える畳の筋を消す方法

こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、黒い折りしわは放って置いても勝手に消えます。と言うか、目立つのは最初だけで、次第に薄れていき表の色が変わる頃には完全に消えています。

 

その理由は簡単で、畳表をよく張って伸ばして止めているので、部屋の湿気を含んだ折りしわが伸びて元の状態に戻るからです。ですので、勝手に消えるまで放置するのも一つの方法だと思います。

 

とは言っても、黒いシミみたいなのが目立って嫌だという方もいらっしゃるでしょう。そんな方におすすめな折りしわを消す方法はローラーと霧吹きを使う方法です。

 

ローラーというのは畳の折りしわを消す道具なのですが、ほとんどのお客様は持っていないと思うので、スプーンの裏やコップの取っ手部分の平らなところなどで代替は可能だと思います。要は畳表が傷つかず、折りしわを伸ばせれば良いのでローラーにこだわる必要はないです。

 

やり方は簡単。畳表が傷つかないよう(畳表がテカらない、光らないよう)平らな面で黒い筋をなぞります。力はほとんど入りません。優しくなぞっていただければ大丈夫です。

 

次に霧吹きをかけます。霧吹きをかけると言っても軽く湿らす程度で事足りるので軽く吹きかけるようにしましょう。それだけで、ほとんど目立たなくなります。

 

注意が必要なのは、なかなか消えないからと言って霧吹きを大量に吹きかけること、畳表を強くなぞることです。力加減は超優しく、霧吹きは少し湿らす程度。これだけは注意してください。

 

以上、畳の黒い折りしわってなに?黒くシミに見える畳の筋を消す方法でした。

最後に

畳屋さんの中には、折りしわがくる畳表を家具が置いてある場所にもってきたり、畳表を張って一晩張りっ放しにし、霧吹きをかけておいておく職人さんもいます。

 

折りしわが無く綺麗な状態で仕上がっている畳にはそういった見えない努力があることを最後に紹介しておきたいと思います。

 

読んでいただきありがとうございました。

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