皆さん、こんにちは!畳製作一級技能士の樋口です。今回は、床の間に使う畳ってなに?床の間には金色に輝く龍鬢表がオススメという記事になります。

 

 

床の間に使う畳ってなに?

 

床の間の畳って普通の畳とは少し違うような気がしませんか?

 

畳縁も紋縁だし、畳表もなんか金色に輝いているし。

 

では、なぜ普通の畳と違うのでしょうか。

 

そこで今回は、床の間に使う畳ってなに?床の間には金色に輝く龍鬢表(りゅうびんおもて)がオススメという話をします。

 

床の間の畳をどうしようかなと悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

 

床の間に使う畳ってなに?

 

床の間に使う畳は何か。

 

それをお伝えする為には、まず床の間とは何かを紹介しなければなりません。

 

▼床の間とは何かはこちら:和室にある床の間って何に使うの?|歴史を知れば使い方が見えてくる 

 

床の間とは?

 

床の間には二つの流れがあります。

 

一つは茶の流れ。

 

茶室の中では皆が平等であり、床の間は小宇宙的空間として捉えられてきました。

 

もう一つは書院造りの「床」からの流れです。

 

書院造りの床は高貴な方が座る場所として使われてきました。

 

つまり床の間に紋縁が使用される理由は、高貴な方が座るからではないかと一説では言われています。(諸説あり)

 

 

え?床の間に座って良いの?

 

正直申し上げてこの辺がかなり微妙です。

 

歴史的背景では床は間違いなく高貴な方が座る場所であった。しかし、時代を経て茶の流れが強くなり、床の間は人をもてなす空間として大成したわけです。

 

人をもてなす場所に足を踏み入れるのは、主人に対して無礼というもの。

 

したがって、床の間は座ってはいけない場所となります。

 

とは言え、お茶室として使っていない和室の方が今は多いですよね。

 

もっと言えば、人をもてなす空間として床の間を使っていない方にとって床の間は、ただの荷物置きみたいになっているので、人をもてなす意味合いが消えてしまいます。

 

したがって私は、床の間に座ろうが、荷物置きにしようが大切に使ってくれさえすれば良いのではないかと思っています。(お茶室や人をもてなす専用の和室(旅館など)はダメですよ)

 

時代が変化すれば使い方も変化する。仏教の流れも組んでいるので諸行無常で良いと思います

 

では次に床の間に使われる畳表について話していきます。

 

床の間に使われる畳表

一般的な床の間には二種類の畳表を使用します。

 

一つは皆様が見慣れた畳表(もろめ織り)

 

 

もう一つが龍鬢表(りゅうびんおもて)です。

 

 

主にこの二種類の畳表を使用しますが、ただ極稀に目積表を使って床の間を作ってくれ!という依頼を受けることもあります。

 

 

私は使うことに対して否定的ではありませんが、一般的に畳は畳の目が重要になります。

 

目積表は畳の目が細かく乗っている姿が綺麗ではありません。(そもそも目積表は縁無し畳に用いられるものです)

 

その辺、否定的ではありませんがオススメはできないです。

 

では、床の間には何がオススメなのか。

 

私は龍鬢表(りゅうびんおもて)をオススメしています。

 

床の間には金色に輝く龍鬢表がオススメ

金色に輝く龍鬢表

 

皆さんは龍鬢表(りゅうびんおもて)をご存知ですか?

 

※明かりが少し暗いです。御了承下さい

 

たぶん、多くの方は見慣れない畳表だと思います。(お茶やっている方や華道家の先生、社寺に勤めている方は、もしかしたら知っているかもしれませんが)

 

なぜ見慣れないかと言うと龍鬢表は普通の畳に使用しないからです。

 

龍鬢表は一般的な畳表に比べて耐久性が低く、踏むと跡が残ってしまう可能性があります。

 

なので、現状は床の間専用の畳表になっています。

 

なぜ龍鬢表がオススメなのか?

 

龍鬢表をおすすめする理由は二つあります。

 

一つは龍鬢表が金色に輝いていることです。

 

これは龍鬢表を作っている山根さんから教わったことですが、そもそも龍鬢表は床の間用に開発された畳表であり、干して金色にしたのは暗いお茶室(床の間)を明るく見せる為だと言われています。

 

だから金色に輝く龍鬢表は床の間にオススメなのです。

 

もう一つは、龍鬢表の畳の目の大きさです。

 

龍鬢表には大目と小目がありますが、どちらも畳の目がくっきりと出ており、目に乗った時の上前はとても美しいものになります。

 

ぜひ一度見てもらえたらいいなぁと思います。

 

床の間以外の龍鬢表

今回、龍鬢表は床の間におすすめ!ということで記事を書きましたが、私は床の間以外の使い方としても龍鬢表をおすすめしています。

 

例えば、小物。

 

 

こちらは先ほど紹介した山根さんに作ってもらった名刺入れになります。

 

着物に合う名刺入れでお茶の先生や外国人観光客に人気の商品です。

 

※購入されたい方はFacebook、Twitter、Instagram、YouTubeなどからDM下さい。お待ちしております。

 

他にも展示用のナンバープレート。

 

 

こちらは商品ではなく、プレゼントとして差し上げたものですが、もちろん商品としてお作りすることも出来ます

 

名刺入れと同様にSNSからDMを頂ければ幸いです。

 

以上、床の間に使う畳ってなに?床の間には金色に輝く龍鬢表がオススメでした。

最後に

龍鬢表の可能性は無限大だと私は思っています。

 

例えば、天井。

 

どうしても暗い場所などは龍鬢表を天井に貼ることで明るく見えますし、空間に匂いも与えてくれます。

 

床も畳にすれば、上下から藺草の匂いが漂う空間になります。

 

流石にちょっとしつこいですかね(笑)

 

畳の匂いが好きな人にはおすすめです。

 

読んでいただきありがとうございました。

関連キーワード
TATAMIの関連記事
  • 【い草インソール】靴の臭いが気になる方に人気おすすめイグサの中敷
  • 八王子市元本郷町で畳を張り替えるなら畳屋よこうちがオススメな理由
  • 畳の値段ってどれくらい?|畳製作一級技能士が教える一般的な相場
  • この畳どうなってんの?畳のクレームランキング【お客様の不満足な声】
  • 和室にある床の間って何に使うの?|歴史を知れば使い方が見えてくる
  • 国産表替えの値段ってどれくらい?|国産畳替えの相場
おすすめの記事