こんにちは。畳職人の樋口です。
今回は25歳の悩みに関するエッセイ記事を書きました。
社会人となり立派に働く一方で、なんだかよく分からない漠然とした不安を抱えて生きている25歳。
「このままの人生でいいのか」と自問自答し、将来に対して真剣に向き合うのだが「どう答えを出せばいいかわからない」と悩んで苦しんでいる。そんな25歳は大勢いると思います。
そこでこの記事では、この漠然とした不安は一体どこから来るのか。不安の原因を考えながら、何かの答えを出すきっかけになればと思い記したエッセイになります。
25歳の方、ミレニアル世代の方の悩み解決の一助になれば幸いです。
25歳が抱える悩み
勉強、バイト、恋愛、サークルなど「やりたいこと」で充実してた学生時代と違い、日々「やらなければいけないこと」で追われるのが社会人です。
それは人生を仕事と通勤に捧げているようなもの。「人生ってなんだろう」って考えるのは当然です。
でも、考えたところでそれが社会人としての常識。足枷を嵌められ、逃げることはできません。
だって仕事がやめられない
『夢に向かって挑戦しようにも奨学金があってなかなか踏み出すことができない』
この奨学金問題は人生の選択に大きな影響を及ぼしていると言われています。
例えば、私立大学文科系なら4年間通って約520万円以上、理科系、その他の学部なら約600万円以上の学費がかかります。
一般的な奨学金であればこのお金を返さなくてはなりません。(給付型奨学金もありますが、みなさん知っての通り全員がもらえるわけではありません。)
税金・奨学金・生活費払って貯金したらお金なんてないです。
夢や目標などに投資するなんて夢物語。しかし、そこで「奨学金の仕組みを変えよう!」というと必ず出てくるのが自己責任論です。
私自身が高卒なので自己責任論も理解できなくはないですが、「大学に行って学びたい」と思っている人が自由に学べる、そんな環境を整えることも必要だと私は思います。
自分は置いて行かれている
友人のY氏は語ります。
25歳になると周りが結婚しはじめる。
自分には結婚するだけの貯金もない、収入もない。周りに置いてかれていると感じた。
友達はTwitter・Facebook・インスタで幸せそうな写真や投稿文を載せている。
一方自分は買っているメダカの写真ばかりを投稿している。悲しい気持ちになった。
仲良かった友達との連絡も取る機会も減り、会社の上司や部下、取引先のクライアントばかりとご飯に行ったり、休日をゴルフで過ごしたり、人間関係も変化していった。
そして気がつくと「一生友達」なんて言っていた友達と連絡を取らずに一年以上経っている。
以上。
周りと比べて自分を悲観しているY氏。
確かに25歳になって人間関係は大きく変化したと感じます。
自分にとって得と思う相手にはメールもラインも電話も速攻で返すのに、地元の友達から連絡が来ても「後で、いいや」で返さなかったりしてしまう。
星の王子様がもし現実に存在したら怒るだろうな。
「まるでキノコ」だって。
ミレニアル世代のやりたい仕事
自分のやりたいことってなんだろう?この先、このままで大丈夫だろうか。
職場に勤めながら、未来について考えてしまうのは社会に対して漠然とした不安があるからだと思います。
大企業が不正したり、経営不振に陥って外資に買収されたり、経営破綻している昨今のニュースを見ると、今勤めている会社が終身雇用してくれるワケがない!って考えるのが普通。
国や企業に依存しない形で働きたいと思う気持ちが強くなるのは当然なことだと思います。
実はこのように国、企業に依存しないカタチで働けないかと模索する若い人たちは今、世界中で増えています。
世界中の国々では、そのような若い世代を「ミレニアル世代」と呼び、彼らの動向に注目しているのです。
『ミレニアム世代』とは1980年代前半生まれから1995年前後に生まれた世代で、他の世代と多少違い独特な価値観を持っていると言われています。この世代の特徴は『テレビは見ない』『ニュースは全てインターネット』『買い物もインターネット』が主流でモノを所有するよりその情報などにアクセスして満足するため『コスパ重視の消費しない世代』とも言われています。
私達ミレニアル世代が望んでいることの1つとして、”自由に働く”がテーマになっているように感じます。
その為、会社を選ぶ基準として終身雇用してくれる大企業ではなく、自身のスキルアップを優先し、将来的に自由に働くということを目指しているミレニアル世代が非常に多い。
ミレニアル世代の一人として共感は出来ますが、「好きな仕事である」という前提がない自由などつまらなくてすぐ飽きると思います。
まずは好きなことを見つける方が先では?
景色を変えて見る
困難な時期を素晴らしい経験に変えることが人生での大切な技術かもしれない。 雨を嫌うか、雨の中で踊るか、私たちは選択することができる
経営学者 ジョージマルケス
私たちには選択する自由があります。
仕事をやめる選択、仕事を続ける選択。
どちらをとってもあなたの人生だから他人に批判される筋合いはありません。
好きな方を選べばいい。
でも、それ以外にも選択支があるのはご存知でしょうか。
今、見ている景色を変えるんです。向き合っている仕事の捉え方を変えると言った方がわかりやすいかもしれません。
私達人間は、つまらない仕事だと思うとやる気も生まれないし、パフォーマンスを発揮することもできません。例えどんな仕事だろうと、その仕事を立派な仕事として矜恃を持って臨めば好きなことになるかもしれないのです。
まずは仕事の向き合い方を変えてから、今の仕事に対して評価を下しても遅くないはないでしょう。その後でつまらなかったら次。と方向転換していく。もし誇りを持つことができる仕事に巡り会えたら、それだけで世界が明るくなる。かもしれません。
▼仕事に関する記事はこちら:仕事行きたくない。心踊る仕事とは何かを考えてみる
▼20代後半に訪れる悩みを乗り越える方法はこちら:【20代後半の悩み】クオーターライフ・クライシスを乗り越える方法
最後に
いかがだったでしょう。
25歳の悩みについて共感することがあったでしょうか。
私たち人間はすぐに人と比べてしまう生き物です。
あの人の方が良い暮らしをしている。あの人の方が幸せそう。なんであの子ばかり。
本当は比べることに何の意味もないことは、貴方自身よくわかっているはず。
でも比べてしまうのが性です。
だったら夢中になれる何かを探すしかない。
今やっている仕事でも良いし、将来やりたいと思っていたことでも良い。
25歳の今だからこそ探す必要があるのではと思います。
読んでいただきありがとうございました。