ダメな職人ってどんな職人?仕事ができない職人5つの特徴

 

・ダメな職人ってどんな職人?
・仕事ができない職人とは?

 

みなさま、こんにちは!畳職人の樋口です。今回は、ダメな職人ってどんな職人?仕事ができない職人5つの特徴を紹介します。

 

仕事ができない職人はどんな人か知りたい方の参考になれば幸いです。

ダメな職人ってどんな職人?仕事ができない職人5つの特徴

仕事ができない職人5つの特徴
・使う材の構造を理解していない
・段取りが悪い
・道具を探す
・後輩に教育熱心
・計算間違えが多い

使う材の構造を理解していない

仕事ができない職人は、使っている材料の構造を理解していないことが多い。この意味は単純で、使う材料の構造を理解していれば、仕事が上手になる。逆もまた然りです。

 

畳のたとえで申し訳ないのですが、藁床がどう作られているのか理解しているのと、理解していないのとでは、製作スピードも仕上がり具合も天と地ほど差が出ます。

 

職人の技術、技能というのは、まず材と向き合うこと。それから始まります。

 

この基本中の基本を理解していないと、いくら手が速くなったとしても、職人として良い仕事をしているとは言えません。良い仕事をするためには、手を速くすることよりまず使う材の構造を理解しましょう。

 

とは言え、使う材の構造ってどうやって理解すればいいの?と勉強の仕方がわからない方もいらっしゃるかと思います。ネットでググって出てくるのならいいのですが、職人の使う材について紹介している人なんてほとんどいませんよね。

 

そこで私のおすすめは、材を分解すること、材を解析することです。ネットでググるよりは非効率的だし、大変かもしれませんが、自分の手を動かして、感じて、理解するのは、決して悪い学び方法ではありません。

 

時間はかかるかもしれませんが、ぜひ試してみてください。

 

段取りが悪い

仕事ができない職人は、段取りが悪いのが多い。先にやらなければならない優先順位を決めるのが下手であったり、準備がとにかくできていない。こういった段取りのミスがすごく多い。

 

職人の仕事は七割段取りと言われています。この言葉の意味は、段取りをしっかりやっておけば、そこまで体力を使わずにスムーズに仕事ができるという意味です。

 

職人の仕事をスムーズに行いたいのであれば、まずは段取りをしっかりやりましょう。

 

では、段取りを良くするためにはどうしたらいいのか。これは段取りを文字にして書くことが一番だと思います。仕事内容、準備に何が必要なのか、それらを書き出して職人の皆んなと共有する。これが段取りを良くする一番おすすめの方法です。

 

道具を探す

仕事ができない職人は、道具がどこにいったかわからなくなる人、道具をずっと探している人に多い。職人の使う道具って小さいですよね。畳の道具も小さい物が多いので、どこにいったのかわからなくなることがあります。

 

でも、それは時間の無駄ですよね。大事な道具、良く使う道具なら腰袋の中に入れるとか、道具箱の中にしまうとか、ポケットの中に入れるとか、方法は色々あるはずです。

 

見失いやすい道具があるとわかっているなら、まずは道具をなくさない、見失わない方法を考えましょう。

 

ちなみに、刃物類を取り扱う職人さんは、余計に注意してください。刃物がその辺に落ちていたら、誰かが触って怪我してしまう可能性があります。無くさないように管理するのはもちろんのこと、刃物カバーに入れるなり、刃物袋に入れるなりして慎重に扱いましょう。

 

後輩に教育熱心

仕事ができない職人は、後輩に教育熱心な人。これは仕事が下手という意味合いではなく、後輩に時間を費やし過ぎて、自分の仕事が進んでいない。後輩に構い過ぎて仕事ができない人という意味です。

 

たまたまかもしれませんが、私の知っている畳職人って後輩想いな人が多い。それはすごく良いことなのですが、あまりにも教育熱心になっていると、その人の仕事が進んでいないことが本当によくあるんです。見て覚えろ!的な教育が良いとは言いませんが、度が超えて構い過ぎるのは違うのかなと思います。

 

では、その塩梅をどうしたらいいのか。

 

まずは放っておきましょう。考えさせて失敗させる。そして怒られる。この一連の流れが人を成長させると思います。ただし、怪我とか事故に繋がりそうな事象に関しては、しっかりと注意し、観察するようにしましょう。

 

計算間違えが多い

仕事ができない職人は、計算間違えが多い。職人の世界でもよく計算はします。特に建築系の職人は、計算によって寸法を出したり、製造するので、計算はもの凄く重要なものです。

 

なのに、計算を間違えてしまう。極稀に勘違いでミスしてしまったならまだしも、連発でミスしてくると、小学校からやり直せと言いたくなる。

 

計算と言ったって、そこまで複雑な計算をするわけでもないし、どうしてそんなに間違えるのか。正直、疑問です。

 

もしかしたら焦っているからかもしれません。それならまず落ち着くこと。計算する時は特に落ち着いて計算するようにしましょう。

 

それでも計算間違えが減らないなら失礼ですけど、小学校の算数のドリルを買って、もう一回勉強することをおすすめします。

 

一人が寸法を間違えると、作り直しになることもありますので、皆んなの為に勉強頑張ってください。

 

以上、ダメな職人ってどんな職人?仕事ができない職人5つの特徴でした。

最後に

いかがでしたか。ダメな職人ってどんな職人かわかりましたか。参考になれば嬉しいです。

 

今回、仕事ができない職人というテーマで話を進めていきましたが、職人の学び方についてわからなかったという方には、こちらの記事をご覧ください。

 

▼関連記事:【必ず上達する】職人になる前に知っておくべき守破離の考え方 

 

読んでいただきありがとうございました。

 

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