独立してからの失敗談とは?|失敗を好転させるたった一つの方法

 

皆さん、こんにちは!畳製作一級技能士の樋口です。今回は、独立してからの失敗談とは?失敗を好転させるたった一つの方法でした。

 

失敗談

 

皆さんには失敗談がありますか?

 

私は失敗の繰り返しで育ってきたようなものなので、周囲からは歩く失敗作と呼ばれています。

 

独立後はより一層失敗の数が増え、生まれてきたことが失敗だったのではないかと思うようになりました。

 

冗談です。

 

ただ、独立してからの失敗はいくつか痛い失敗ものがありました。

 

その中でも今回は、特に一番大きかった失敗談と失敗を好転させるたった一つの方法をご紹介します。

 

私の失敗談が独立を考えている方の参考になれば嬉しいです。

 

 

https://youtu.be/HEkzxpNioEA

 

こちらの内容はYouTubeでも話しました。文章より動画が良いという方はこちらからご覧下さい。

 

私の事を知らない方も多いでしょうから、まずは私の自己紹介記事を読んでもらえると嬉しいです。

 

▼自己紹介記事:樋口裕介って誰?畳職人の自己紹介プロフィール【Yuusuke Higuti】

 

独立してからの失敗談とは?

 

畳職人として独立したのは2017年〜2018年の間でした。(独立の定義があまりよくわかっていない為一年間のズレがある。そもそも職人って日当だから職人になった瞬間から独立じゃないの?って事で、今もわけわかめです。)

 

それまでは京都で畳職人の修行をしていて、独立したのは東京に戻ってきた後です。

 

始めはツテも限られていたし、どう動けば仕事を増やせるかわからず悩んでいました。

 

 

そこで、まずは自分に出来る事とは何か?ノートに書き出してみたのです。

 

 

確かこんな感じだったと思います。

 

まず、私は畳屋さんからの下請けが欲しかった(畳屋さんからの下請けは、材料代などが必要なく、支払いも基本的には日当である為、資金繰りも割と楽であること。安定的に稼げる可能性があること。などが理由です)ので、畳屋さんと関連しそうなスキルを探しました。

 

畳屋と野球&ボクシングは絶対に関連しない。国語が得意なのも畳屋と関係ない。

 

唯一、ホームページ制作のお手伝いだけが、畳屋さんと関連しそうだと思いました。

 

当時の畳屋さんの多くはホームページ制作を行なっておらず、ネットでの活動をほとんどしていませんでした。

 

とはいえ、建築業者を何で選ぶかのアンケートでは「ネット」の声が60%に迫るほどの結果になり、ホームページは必要不可欠なものになりつつありました。

 

そこで畳屋さんのホームページ制作のお手伝いをして、仲良くなって仕事を増やそうと画策したのです。

 

ホームページ制作は失敗だった

私はノートパソコンを持って近所の畳屋さんに尋ねました。格好は清潔感があった方が良いとスーツ姿で、髪の毛は短髪にしました。

 

近所で畳職人をしています。樋口と申しますが、今日はホームページ製作のお手伝いが出来ないかと思って尋ねました。

 

確か挨拶はこんな感じだったと思います。

 

口調もなるべくゆっくりで、大きな声を出しました。

 

ところが、言われた言葉は「帰ってくれ」「必要ない」「間に合っています」というウザい営業マンが来た時の対応そのものでした。

 

「え?なんで畳屋さんに嫌われるんだ。ホームページ制作は良かれと思って言ったのに」と当時の未熟な私は思いました。

 

それから何軒か回っても結末は同じ。ホームページ制作と言うだけで嫌われてしまい完全に裏目に出てしまいました。

 

失敗を好転させるたった一つの方法

ホームページ制作はダメだと一瞬で見切りを付け、次を考える事にしました。

 

次と言っても私に出来る事はあれが全てみたいなものなので、何か別の持っているスキルがあるわけではありません。

 

そこで、畳屋さんが助かること、必要としている事は何だろうか、新しい考えを書き出してみる事にしました。

 

 

これも確かこんな感じだったと思います。

 

重たい畳の引き上げ納品は、確かに物凄く助かる事かもしれません。ただ、信頼している人じゃないと商品である畳を持たせるって不安ですよね。

 

これはある程度の信頼が出来た後だと思いました。

 

余った在庫の処分は、すぐにやりたいと思いました。ただ、どうやって良いのかわからず結局上手くはいかなかったです。

 

最後にゴミ捨て。これは素晴らしいアイデアだと思いました。

 

畳屋さんはお店が小さいのでゴミの処分に困っている畳屋さんは多い。もし、ゴミを捨ててくれる人がいたらどんなに助かる事か。絶対に大丈夫だと思いました。

 

ただ、親近感を持ってもらう為に、スーツを辞め作業着で回る事にしました。

 

短髪も伸ばして普通ぐらいの長さにして営業マンっぽくない感じで勝負しました。

 

やはり私の確信した通り、ゴミ捨てはヒットし、信頼を寄せて仕事をくれる畳屋さんは増えていきました。

 

この経験を通してわかる好転するたった一つの方法は、思考しながら次に移ることだと思います。

 

思考は絶対に必要なことです。ただ、考えていても行動しなければ何も始まりません。

 

また、行動が出来ても次に移れなければ、失敗の螺旋からは抜け出す事はできません。

 

つまり、思考しながら次に移ることが、失敗から好転するたった一つの方法だと思います。

 

私の経験が皆さんの独立の役に立てば嬉しいです。

 

以上、独立してからの失敗談とは?失敗を好転させるたった一つの方法でした。

最後に

 

いかがでしたか?

 

皆様の独立に役立ちそうでしょうか。

 

もし良ければ他の記事でも独立に関する事を話しています。

 

参考までに読んでみて下さい。

 

▼職人は独立しやすいのか:畳職人は独立しやすい?|畳職人が独立するのに必要な3つのこと

 

読んでいただきありがとうございました。

 

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