最近、若い方でも畳を替えてくださる方が増えました。私はすごく嬉しい。畳に興味を持ってくれること、綺麗になって喜んでくれること、本当に感謝です。
一方で、若い方に多いのが「家が汚くて恥ずかしい」という言葉。これは何度もよく聞きます。ハッキリ申し上げて、「汚い家だな」って思ったことは一度もありません。
というのも本当に汚い家を知っているからです。
私たち畳屋は特殊清掃とは言いませんが、それに近い現場に入ることがあります。例えば、自殺した後の畳処分であったり、孤独死した後の畳処分、ゴミ屋敷の畳処分、障害を持っていらっしゃる老人の畳処分。
写真なんてのはないですが、皆さんが想像するよりはるかに汚い家を経験しています。マスクしてても三日ぐらいニオイがとれないんですから。本当にヤバいです。
それら現場を経験した後だと、子供が遊びっぱなしにしたおもちゃや漫画の山なんてのは可愛いもの。タンスの裏のホコリなんてわたあめです。
全然恥ずかしいとか気に病む必要はありません。
だから気にせず畳替えの注文お待ちしております。