
私たち職人にとって、きっても切り離せないお酒。少量ならストレス発散に良いのですが、ついつい飲みすぎてしまう。そんな人は多いのではないでしょうか。
若い頃はどんなにお酒を飲んでも大丈夫だったのに、最近は次の日の仕事がツライ・・・。
そこで今回の記事は、肝臓に良い食事で荒れた体調を整えて明日も元気で頑張ろう!という内容になります。お酒を飲み過ぎて肝臓が気になる方、肝臓に良い食事を知りたい方の参考になれば幸いです。
ちょっと!本編に行くその前に!
とりあえず休肝日をつくろう!
お酒が好きな人は毎日飲みますよね。それもたくさん。
飲み過ぎに注意すると「こんなに美味いものが体に悪いわけないだろう!!」って。白ひげじゃないんだから・・・・こんな事をしていては、いくら肝臓に良い食事を食べようが、何しようが意味がありませんよね。
休肝日の設定は総量をコントロールする現実的な手段
飲酒量を決めたところで、どうせ守らない人たちなのだから必ず休肝日は作りましょう。
日数は一週間の飲酒量によって決まるようですが、だいたい一週間のうち二日ぐらいは飲酒を避けることが必要だと言われています。
大事なことなのでもう一度言いますが、必ず一週間に二日ほど休肝日を作りましょう。
それでは、お酒と密接に関わる肝臓について紹介したいと思います。
恐ろしい沈黙の臓器
まずアルコールを摂取すると肝臓はアルコールを分解する作業に入ります。
肝臓が1時間で処理できるアルコールは男性が9g程度、女性が6.5g程度と言われています。
これがどの程度かと言いますと、中瓶のビール一本が20gなので男性なら約2時間、女性なら約3時間かけての分解となるので私たちのお酒のペースから考えると処理速度は遅い(お酒を飲むペースが速い)ことになります。
そう。私たちは中瓶のビール一本に2時間もかけて飲む人はいないわけで肝臓の処理が追いつかないくらいにアルコールを次から次へと摂取していることになります。
もし気にせずに毎日飲み続けていくと肝臓に脂肪が溜まっていきます。この肝臓に溜まった脂肪こそが、肝細胞の壊死、肝機能の低下が生じる大きな病の原因になるのです。
加えて肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ自覚症状が少ないことで有名な臓器です。悲しいことに症状に気づいた時には手遅れという可能性が高いのです。
参考http://www.minamitohoku.or.jp/up/news/konnichiwa/201005/topics.html
食生活で肝臓を助けよう
健康に過ごすためには食生活を見直すことが必要になります。特に病の肝臓の治療には食事療法が取り入れられるほど大切なことです。
では、どのような食材が肝臓に良いのでしょうか。
タウリン
まず肝臓機能を助ける物質『タウリン』(胆汁酸の分泌を促成し、肝臓の働きを促す作用)を含む食べ物を紹介します。
タウリンは主に魚貝類などに多く含まれ、【サザエ・トコブシ・牡蠣・ホタテ】などにとても多く含まれています。
また、二日酔いによく効くと言われる「シジミの味噌汁」でおなじみのシジミにもタウリンは含まれています。ですがシジミが二日酔いによく効くと言うのは科学的に根拠がないそうです。
え?ですよね(笑)ずっとシジミパワーを信じていたのに・・・
それとタウリンについてですが、『脂肪肝』に効くとネットで出ていますが、医学的根拠は無いそうなので、これも注意が必要です。
ビタミンE
続いて抗酸化作用によって肝臓を守ってくれる「ビタミンE」を紹介します。
ビタミンEは脂質が多いナッツ類に多く含まれ、【アーモンド・オリーブオイル・かぼちゃ・アボカド】などに含まれています。
ビタミンEにはコレステロール値を下げて肝臓の負担を減らしてくれる他に血行を促進する作用があり肝臓を助けてくれて肝臓病の予防にもなります。
またナッツ類に多く含まれるアミノ酸はアルコールの分解を助け、アルコールや刺激物で傷つけた胃粘膜の再生を促す効果があります。
よくバーなどに行くとお通しでナッツ類を出してくれますが考えられた上でのサービスだったんですね。ありがとうございますm(_ _)m
ただ、ナッツ類は脂質が多いので取りすぎには注意しましょう。
ビタミンC
ビタミンCはビタミンEと同じで抗酸化作用によって肝臓を悪い毒物から守ってくれます。
有名なことですが、ビタミンCが多く含まれてるのは【赤ピーマン・黄ピーマン・ゆず・アセロラ・芽キャベツ・レモン】などに多く含まれています。
ビタミンCをとると免疫力を高め風邪などにも効果的と言われています。また、飲酒の次の日の肌のむくみなどが気になる女性にはビタミンCをとる事をオススメします。
ビタミンCは肌の免疫機能も高めてくれるそうですよ。
ビタミンCとビタミンEは相性が良いので一緒にとることをオススメしますが、ビタミンCは取りすぎると肝臓に負担がかかるそうなので成人は1日100 mgを目安にとってくださいね。
ムチン
上の3つと比べると聞き馴染みの無い物質の『ムチン』(動物の上皮細胞などから分泌される粘液の主成分として考えられてきた粘性物質)はアルコールの分解をスムーズにして肝臓の負担を減らしてくれることで知られています。
ムチンが多く含まれているのは【納豆・オクラ・山芋・モロヘイヤ】など一般的に強い粘性(ぬめり)を持ち、保水性も非常に高い食材が多いです。
これらの食材は体にとても良いことで知られ【老化の防止・便秘の改善・スタミナ増強】などの効果が期待できるのでお酒飲み以外にもオススメの食材になります。
ネバネバしたものは苦手!と言う方は多いですが、夏場でやられた体にも効果があるので調理を工夫して食して下さい。
というわけで、肝臓に良い食材も知っていただけたと思うので次はそれを見事に応用したメニューを紹介したいと思います。
肝臓に良いメニューを紹介
クックパッドより肝臓に良いメニューを引用させていただきました。
著作権のため写真と作り方を載せることができませんが、リンクを貼っておきますのでそちらでご覧ください。
肝臓に優しい七草シジミ粥
私のオススメのメニュー「納豆腐」
お酒を飲むと食べたくなるのが締めのラーメン。
深夜に食べる油ギットギトな濃厚なスープのラーメンは体に良くないとわかっていてもやめられないものです。
でもたまには我慢してヘルシーなもので締めたい。
私が京都に住んでいた頃によく通っていた居酒屋で「納豆腐」というメニューがありました。
これは豆腐の上に納豆とタレをかけて出来上がりという非常にシンプルな料理ですが、とても美味しく、ヘルシーなのでよく食べていました。
この納豆腐は二日酔い予防にも効果を発揮する料理で、上記で紹介した通り、納豆にはムチンが含まれていますし、大豆に含まれる良質なタンパク質は効果的に栄養分を摂取することができるので肝臓にも良い食材です。
これだけでは味気ないと感じる人は色々アレンジしてみてください。
食事だけで不十分ならコレ
これまで色々、食事に関する事を紹介してきましたが、食生活を見直して毎日野菜を取り続けるというのも難しいことです。
そこで手軽に取れる肝臓に良いモノを紹介します。
肝臓に良いドリンク
ウコンの力
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価格:8,764円 |
購入者の声
ウコンの力 顆粒タイプ
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ハウス食品 ウコンの力顆粒 業務用(1.5g*50袋入*2コセット)【ウコンの力】 価格:5,491円 |
購入者の声
ウコン入りのドリンクはお酒を飲む前に飲むことで肝臓への負担を軽減してくれます。
なるべくお酒を飲む時はウコン入りのドリンクを飲むようにしましょう。
最近は、ウコンの顆粒タイプも販売してますのでウコンの味が苦手な方はそちらをお試し下さい。まとめて買った方がお得ですよ。
牛の恵、牛乳
お酒を飲む前は牛乳がオススメです。
肝臓の機能が低下してくると一部のアミノ酸が不足するのですが、牛乳はその不足したアミノ酸を補ってくれます。
アミノ酸は上記で紹介した通り、アルコールの分解を助け、アルコールや刺激物で傷つけた胃粘膜の再生を促す効果があります。
お酒と水を交互に飲む
お酒を飲むと尿がたくさん出るので脱水症状になります。
なのでお水を飲んで水分を補う必要があるのです。ただ水を飲むと酔いがさめるというのは誤りだそうです。
脱水症状や二日酔い予防には効果ありですが、酔いを覚ますのには効果がないのでご注意下さい。
これは余談になりますが、仕事ができる人はお酒と一緒にチェイサーを頼むそうです。今を楽しみながらちゃんと明日のことも考えているんですね。
最後に
いかがだったでしょう。
お酒は少量なら気分をリフレッシュできストレス発散に最高な飲み物ですが、その反面飲み始めると止まらない悪い一面があります。
その結果、臓器に負担を与えて後で病気になったりしてしまいます。
もちろん体質もあるでしょうが、日本人は遺伝的にアルコール耐性が弱い民族なので気をつけることに越したことはないのかなと思います。
次の日も元気で仕事に行けるように体調のマネジメントもしっかり行いましょう。
読んでいただきありがとうございました。