赤ちゃんにおすすめなのは?
ジョイントマット
VS
置き畳
VS
フロアマット
私は畳職人なので、この勝負は贔屓目で置き畳に決まっているだろ!と言ってしまいそうですが。
本当のところはどうなのでしょうか。
そこで今回、保育士の資格を有し保育歴45年の大ベテランで、自らも子供を二人育てた保育士の方にジョイントマットと置き畳とフロアマットのどれがおすすめなのか聞いてみました。
赤ちゃんをもつ親御さん、お孫さんが生まれたお爺さん、お婆さんの参考になれば幸いです。
赤ちゃんにおすすめのマットは?ジョイントマットVS置き畳VSフロアマット
そもそもの話になりますが、ジョイントマットにしろ置き畳にしろフロアマットにしろ、それぞれメリットとデメリットが異なる敷物です。
保育士の意見を聞く前に、このメリットデメリットを理解しておいた方が良いと思いますので、まずはジョイントマット、置き畳、フロアマットそれぞれのメリットデメリットを紹介します。
ジョイントマットのメリット
・値段が安い
・取り付けが簡単
適度に柔らかい
ジョイントマットは適度な柔らかい素材です。転倒したり、転んだり、頭をぶつけるリスクが高い幼児にはジョイントマットの柔らかさはおすすめです。
値段が安い
お財布に優しい床素材として、ジョイントマットはかなり優秀な商品だと思います。六帖用で4000円以下のジョイントマットもあるので、安い床素材を購入したい方にはジョイントマットはおすすめです。
取り付けが簡単
ジョイントマットは取り付けるのもすごく簡単です。ワンフロア程度なら五分かからずに取り付け完了する事ができます。また取り外しも簡単なので、部屋の模様替えをしたい時にも簡単に取り外して設置する事ができます。
ジョイントマットのデメリット
・耐久性に難がある
・臭い
お掃除が面倒
ジョイントマットの掃除は表面だけなら掃除がしやすいのですが、ジョイントマットの隙間や裏側はすごく掃除がしにくいです。こまめに掃除しないとダニが発生する原因にも繋がるので、掃除には気をつける必要があります。
耐久性に難がある
ジョイントマットにも様々な種類があり、使う頻度も人それぞれです。なので、どの程度耐久性に難があるのか一概には言えませんが、短くて1年から長くて3年くらいの寿命だと思ってもらった方がいいです。
臭い
ジョイントマットの匂いに関しては個人差があるかと思いますが、かなり強い匂いを発するケースがあります。特にコルク系のジョイントマットは口コミにもある通り、匂いに敏感な方はやめた方がいいかもしれません。
赤ちゃんにおすすめのジョイントマット
価格:4,780円 |
購入者の口コミ
木目のジョイントマット
価格:4,999円 |
置き畳のメリット
・取り付けが簡単
・おしゃれなデザイン
適度に柔らかい
置き畳も適度に柔らかい床素材です。転倒した時には頭を守ってくれますし、ハイハイの時には足を保護してくれます。そのままお昼寝させる事も出来るので、置き畳はものすごく便利です。
▼幼児を育てるのに和室がおすすめの理由はこちら:【保育士推奨】赤ちゃんを育てるのに和室がおすすめな4つの理由
取り付けが簡単
取り付けというか敷き込みですよね。置き畳は置くだけで設置出来る簡単な敷物です。重さも女性が持てるぐらい軽いですし、取り外して簡単に掃除する事ができます。ちなみに下にジョイントが付いているタイプの置き畳もあります。取り外しも設置もとても簡単ですが、一応一手間ある事はここで記しておきます。
おしゃれなデザイン
畳というと田舎のお婆ちゃん家をイメージされる方が多いですが、今の畳は違います。色々な色で色々な柄の畳が豊富にあるのです。もちろん、洋室のデザインにマッチするデザインの畳も数多くあります。「あれ?畳カッコいい!」と思ってもらえるはずなので、ぜひ興味を持ってもらえたらと思います。
https://youtu.be/9-XiC1MrdLc
15秒で見れる動画です。ぜひご覧下さい。
置き畳のデメリット
・お掃除が面倒
・置き畳がズレる
値段が高い
置き畳は高いです。ジョイントマットやフロアマットと比べると2倍〜8倍くらいするんじゃないですかね。客観的に見ても畳は高いと思います。ただ、5年から10年単位の長期的な視点で考えた時、果たして高い商品なのかは一概に言えないのではないかと思います。結局、長く持つものは高いし、安いものはすぐ壊れる。そんなものです。
お掃除が面倒
撥水加工されている畳なら良いのですが、藺草の上に何かをこぼしたり、赤ちゃんがもどしたりしたらシミになる可能性は非常に高いです。しかも加湿した状態で部屋の温度を高くするとカビが発生する原因にもなります。藺草の畳が悪いわけではありませんが、幼児を育てる環境としては、和紙表や化学表の方がおすすめです。
置き畳がズレる
置き畳はただフローリングの上に畳を置くだけです。なので、走り回ったりすれば簡単にズレてしまいます。無論、私たち職人もそれがわかっているので、滑り止めなどを付けるのですが、強力なものだと今度は床暖房に対応していないものがあり、なかなか難しいものです。畳がズレない一番のおすすめは床暖房に対応している滑り止めを買って併用して使う事だと思います。
▼置き畳がズレないようにする為の方法はこちら:置き畳がズレる?|【床暖対応】置き畳をずれないようにする方法
赤ちゃんにおすすめの置き畳
【サイズオーダー無料】アースカラー置き畳 ユニット畳 畳マット 日本製 送料無料 海外発送可(送料別) 60~90cmサイズ 全8色 新素材おもて セキスイ MIGUSA表 赤ちゃんにも優しい 価格:5,280円 |
購入者の口コミ
▼置き畳はこちら:置き畳のおすすめって何?|置き畳のメリット&デメリットについて紹介
▼畳マットはこちら:畳マットは赤ちゃんに優しいのか?|安くてオススメな畳マットを紹介
フロアマットのメリット
・洋室になじみやすいデザイン
・お掃除が簡単
適度に柔らかい
フロアマットもジョイントマットや置き畳に比べると少し硬めですが、ある程度の柔らかさはあります。赤ちゃんがハイハイするには丁度良いです。また、防音性もあるので、多少の振動音なら軽減することができます。マンションやアパートに住んでいる方なら有難いですね。
洋室になじみやすいデザイン
フロアマットは北欧デザインや幾何学的なデザインなど様々な模様や柄や色のものがあります。それぞれの洋室に合わせて選ぶことが出来るので、お部屋の空間デザインの一部としてもマッチします。
お掃除が簡単
フロアマットにも様々な種類がありますが、多くのフロアマットは防水加工を施しているものが多いです。なので、何かをこぼしてしまった際も拭き取るだけで綺麗になったり、食べカスも掃除しやすいと言われています。とはいえ、完全防水ではないのでくれぐれもお気をつけ下さい。
フロアマットのデメリット
・耐久性が心配
・汚れやすい
値段が高い
何と比べるかで値段が高い低いは変わっていきますが、ジョイントマットと比べるとフロアマットの値段は高いです。安いフロアマットもありますが、クッション性もなく、汚れやすく、耐久性も低いものになっています。安かろう悪かろうなので、気をつけて下さい。
耐久性が心配
フロアマット自体の耐久性が悪いわけではないのですが、赤ちゃんが少し大きくなって遊び回る年頃になった頃、フロアマットのクッション性やほつれなどは劇的に悪化すると考えられます。やっぱり長く使うことを考えると耐久性に不安は残ります。
汚れやすい
私の家もフロアマットを使っていますが、本当に汚れやすい。特に白色のデザインは酷いですね。最初の頃は防水加工も機能していたと思いますが、もう今では色んな色が染み込んで元の色がどんな色かわからなくなってしまいました。掃除はしやすいですが、汚れやすいのは確かですね。
赤ちゃんにおすすめのフロアマット
価格:18,150円 |
購入者の口コミ
それでは本題。
保育士に聞いた赤ちゃんにおすすめのマットは、ジョイントマットか置き畳かフロアマットか。
紹介します。
保育のプロに聞いた赤ちゃんにおすすめのマットは?
結論:何を買うかじゃなくて、買った後きちんと清潔に保つこと。だそうです。
なんか、求めてた答えじゃない感が強いですが、以上で赤ちゃんにおすすめのマットは?ジョイントマットVS置き畳VSフロアマットでした。
最後に
いかがでしたか?
何が赤ちゃんにおすすめなのかわかりませんでしたよね。ごめんなさい。
ただ、保育士さんの仰る通りだとも思いました。
何を買うにしてもその後掃除しなければ、ホコリが発生し、赤ちゃんに悪影響を与える可能性があります。
すなわちマットを選ぶ際は、掃除のしやすさと清潔に保ちやすいもので敷物を選んだら良いのではないかと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
読んでいただきありがとうございました。