稼げる職人の仕事とは?|儲かる職人の仕事ランキング

 

・稼げる職人の仕事とは?
・儲かる職人の仕事を教えて!

 

みなさん、こんにちは!畳職人の樋口です。今回は、稼げる職人の仕事とは?儲かる職人の仕事ランキングを紹介します。稼げる職人の仕事ってなに?儲かる職人の仕事は?と気になる方の参考になれば幸いです。

稼げる職人の仕事とは?

稼げる職人の仕事を考える時、給料はもちろんのこと労働時間や体力的なキツさも考えなければなりません。お金が沢山もらえる職人の仕事でも、命の危険が高い現場や月120時間以上の残業があれば、それは稼げる職人の仕事とは言えないと私は思います。

 

職人の仕事に楽な仕事はありませんが、比較的安全に安定的に稼げるのが、稼げる職人の仕事だとこの記事では定義します。

 

それを踏まえて、儲かる職人の仕事ランキングを紹介したいと思います。

 

 注意
職人の仕事と言っても、業種や会社によってはもっと給料が高い職人の仕事もありますし、その年の仕事内容によっては大きく変わる場合もあります。(宮内庁関係の仕事なんか特にそう)今回紹介する儲かる職人の仕事ランキングはあくまで目安ということでご理解ください。

 

儲かる職人の仕事ランキング

儲かる職人の仕事ランキング
第3位 電気工事士
第2位 大工
第1位 漆職人

 

第一種電気工事士(平均年収は700万〜1000万円)

 

儲かる職人の仕事ランキング第三位は第一種電気工事士です。私が聞いた話だと、第二種電気工事士は平均月給が30万〜40万円程度だそうですが、第一種になると平均月給が跳ね上がると話を聞きました。もちろん会社の仕事内容によっては第一種電気工事士でも給料が安いかもわかりませんが、平均的にはすごく給料が高い仕事になります。

 

高所で電気を扱うという仕事も多く、建設系職人の仕事の中でも危険性が高い仕事には入るかもわかりませんが、最近は現場監督も親方も職人も皆んなが凡事徹底しているので、命を失う事故も減ったかと思います。

 

ちなみに第一種電気工事士の試験はかなり難しいそうですが、合格率が50%を超えているそうなので、実技と勉強を頑張れば、何とか合格できるのかなと思います。目指す方は頑張ってください。

 

宮大工(平均年収は600万〜1200万円)

 

儲かる職人の仕事ランキング第二位は宮大工です。宮大工とはお寺さんや神社、数奇屋造りなどを専門的に請け負う大工のこと。大工の平均月給が30万〜60万円に対して、宮大工はその倍近く稼ぐと言われています。

 

宮大工さんも他の大工さん同様に、高所で作業することがあるので、危険な仕事であることは間違いありません。ただ、危険な仕事だから給料が高いというより、技術や技能が優れているから給料が高いというのが正しく、求められるのは腕だと思います。

 

ちなみに、宮大工という特別な資格はありませんが、建築大工技能士一級は持っている方が多いのではないかと思います。建築技能士一級の難易度は建築業でも最難関と言われ、合格率20%前後と言われています。挑戦する方は、相当な努力が必要かもしれません。

 

漆掻き職人&漆職人(平均年収は?)

 

儲かる職人の仕事ランキング第一位は漆掻き職人&漆職人です。漆掻き職人とは、日本において9000年の歴史をもつ漆から出た樹液を掻きとる仕事。漆掻き職人の多くは塗師(漆職人)の仕事もしているようです。

 

 

 

漆職人(漆塗り職人、塗師)とは漆を塗るお仕事のことです。漆器なんかすごく有名ですが、実は神社やお寺さんの修理でも漆が塗られています。その値段が嘘みたいに高いらしく、京都の宮大工さんも「漆はホンマに高いで」と仰っていました(詳しい値段は聞いていませんが、京都の北山杉とか使っている大工さんが高いって言っているのだから、皆様が想像しているより高いと思う)。

 

平均年収はわかりませんが、一年通して仕事がある。高所での作業もあるようですが危険性も低く、安定的に稼げることから儲かる職人の仕事だと言われています。

 

かつては漆器製造技能士という技能資格がありましたが、現在では廃止されているようです。漆掻き職人&漆職人になりたいという方は弟子入り制度を利用して目指すのかなと思います。気になる方は漆職人たちの組合があるみたいなので、そこに連絡するといいかと思います。

 

▼関連記事:職人になるにはどうしたらいい?【おすすめする職人になる方法】 

 

▼関連記事:【畳屋への疑問】畳屋はどうやって稼いでいるの?畳の仕事はあるの? 

 

▼関連記事:襖張り替えで月商100万円は可能なの?襖は儲かるのか解説

 

儲かる職人の仕事ランキングは以上です。最後に、稼げない職人の仕事はないということだけお伝えしたいと思います。最後の最後までご覧ください。

稼げない職人の仕事なんてない?

ある日、お客様の家で畳を作る機会がありました。私がいつも通り畳を作っていると、その様子を見たお客様が「なんか面白い。ずっと見てられる。」と言って、畳作りを長時間見ていたことがありました。私はいつもの作業なので、特別面白いとは思いませんが、見たことない人にとっては畳を作る様子が面白い風景なのかもしれません。

 

▼畳製作記事:https://note.com/higu_yuu/n/n7b757699fe89

 

YouTubeには大工さんや刀鍛冶など色々な職人さんが、作業動画を投稿して閲覧数を稼いでいます。そのほとんどに共通するのは、極められた技術モノづくりの解説です。それはつまり、ユーザーが夢中になるような技術や技能、知識があれば、YouTubeでお金を稼ぐことは可能だということです。

 

それはブログでも同じことが言えます。ブログは文章なので、技術をお見せすることができませんが、その代わりに経験や体験をコンテンツにして広告から収入を得ることができます。(ちなみに私も、畳職人としての知見をもとにアフィリエイトなどで収入を得ています)

 

つまり、職人の仕事であった『何か物を作って売る』これだけがマネタイズだった時代は終わったということです。しっかりと技術を磨き、たくさん勉強すれば、どんな職人でも、どんな仕事でも、どんな業種でも儲けることはできるのです。

 

これからの時代は機械が人間の代わりにモノを作るとか、AIが職人の知識を上回る!ロボットが職人の仕事を奪う!とか言う人がいます。だから、技術を磨くことも知識を身につけることも無駄だと結論づける人もいます。

 

私は断言します。そんなことはありません。

 

極められた技術や技能はエンターテイメントになるし、知識は情報となって多くの人に届きあらゆるユーザーを呼び込みます

 

職人の努力が無駄になることなんてない。私はそう思います。

 

確かに、これから職人の仕事の在り方は変わっていくことでしょう。それは間違いありません。とはいえ、技術と技能、知識と思考、行動力があればどんな職人でも、どんな仕事でも稼ぐことはできる稼げない職人の仕事なんてない。私はそう思います。

 

以上、稼げる職人の仕事とは?儲かる職人の仕事ランキングでした。

最後に|まとめ

 

稼げる職人の仕事とは?

職人の世界の中では比較的安全に、安定的に稼げる仕事。

 

儲かる職人の仕事ランキング

第3位が第一種電気工事士。第2位が宮大工。第1位が漆掻き職人&漆職人。

 

稼げない職人の仕事なんてない?

優れた技術はエンタメになる。経験から学んだ知識は情報になる。それらは全てマネタイズできる。だから稼げない職人の仕事なんてない。

 

いかがでしたか。参考になったでしょうか。読んでいただきありがとうございました。良かったらシェアお願いします。

おすすめの記事