・畳のカラー何にしようかな
・畳のデザインどうしようかな

 

皆さん、こんにちは!樋口畳商店の樋口です。今回は、畳のカラーを何にしようか迷っている方へ!畳のデザインについてお話ししたいと思います。

 

畳のカラーどうしようかな、畳デザイン悩むなと思っている方の参考になれば幸いです。

畳のデザインについて

額縁の中に納められた絵画は、その額縁の中へ広がっていく求心的な世界だが、陶壁は、周囲に拡散していく遠心的な世界である。絵画を掛ける壁の側、つまり人間をそっくり包み込む空間の側に存在するとも言えよう。あくまで主役は空間であって、陶壁は空間演出装置、つまり空間のバックグランドアートなのである。

藤原郁三の環境陶芸 陶壁制作の理念と方法

 

確か2019年でしたかね。陶壁家の藤原郁三先生の工房にお邪魔した時に仰っていた言葉。

 

「陶壁はバックグランドアート。主役はあくまで空間だ」

 

私はこの言葉を聞いた時すごく衝撃的だった。アートの世界をよく知らない私からすれば、芸術は独創的であり、むしろ空間をぶっ壊すようなセンセーショナルなものこそアートである。と勝手に思い込んでいた。

 

陶壁に限ってかもしれませんが、藤原郁三先生は真っ向から否定した。空間こそ主役なんだと。

 

それから私の中で畳のカラーや畳のデザインについての考え方が変わった。今までは畳が面白ければいい!と畳だけのことを考えてお客様に提案していた。しかし、藤原郁三先生の言葉を聞いて、空間を乱さずよう調和するような畳のカラーや畳デザインを提案するようになった。

 

近年、急速に畳のカラーや新しい畳デザインが増えている。

 

 

畳の乱敷きといったカラーバリエーションが豊富なものもあれば、変形畳(三角形や台形など)やアート性が強い畳(龍の畳や顔の畳)も出現している。

 

 

技術力が向上し新しい畳が生まれることは畳業界として好ましいことではあるが、一方で空間を無視した畳カラーや畳デザインが生まれているのも事実である。

 

何もこれはお客様の責任ではありません。売りたいものを売る、作りたいものを作るという職人の欲が生み出したものなのですから。

 

実は私もWALLTatamiと言う壁畳の商品を作っています。畳を床から壁へ、壁から天井へ。畳の可能性を広げるために頑張っているのですが、藤原郁三先生の言葉は自分に対しての戒めの言葉として強く心に刻んでいます。主役はあくまで空間。私と同じように空間デザインに対しての理解が乏しい方は、藤原郁三先生の言葉を参考にデザインを考えることをお勧めします。

 

畳のカラーを何にしようか迷っている方へ!

 

先述とおり、畳のカラーを何にしようか迷っている方は、まず空間をよく考えて畳のカラーが調和するように選んでいただくこと。これが一番です。

 

それでもよくわからない!何にしようか迷う!という方は、乳白色系の畳のカラーを選ぶことをお勧めします。

 

 

なぜ乳白色系の畳のカラーなのか。それは、主張が比較的弱いからです。

 

主張が弱いということは、昔ながらの和室にもマッチするし、洋風な和室にもマッチします。全ての空間にマッチするとは断言できませんが、比較的マッチする可能性は高いのかなと思います。

 

それでも、なんかピンと来ない方はデザインの専門家や建築士さんなどに相談するのもいいかもしれません。

 

畳は安いと言っても何万もするものですので、後悔の無いよう満足のいく工事になることを祈っています。

 

以上、畳のカラーを何にしようか迷っている方へ!畳のデザインについてでした。

最後に

ちょっと話はズレますが。

 

京都の花見小路通や石塀小路なんか歩いていると、不思議な雰囲気を感じます。あれはおそらく京町屋の外壁デザインが通りの空間を考えて作られているからだと思います。

 

昔の大工は自分の建てたい家を建てたのではなく、通りの景観や採光、街全体のことを考えて家を建てていたわけです。

 

現在の建築士さん達の悪口を言うわけではないですが、北欧風だのアジアン風だのカントリー風だのバリエーションが豊富になったことで外壁デザインも様々になり、街全体の景観や通りの空間なんかよりも私が建てたい家、もしくはお客様が建てたい家を建てているように思えます。

 

お客様の希望が叶えられて喜ばしい反面、街の空間デザインとしては残念な気持ちです。

 

読んでいただきありがとうございました。

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