コミュ障の治し方とは?|コミュ障でも話せるようになる4つの方法

 

こんにちは!

 

畳職人の樋口です。

 

みなさんはコミュ障って言葉を知っていますか??

 

 

コミュ障とはコミュニュケーション障害の略称で一般的には他人との会話が苦手な人を指します。

 

見ず知らずの人と話す時に緊張して言葉が詰まったり、何を話せばいいかわからず黙って目をそらしてしまうなどの行動(言動)をとってしまいます。

 

特に『ゆとり世代』コミュニケーションを取るのが苦手な世代として世間一般的に言われています。

 

ゆとり世代は、インターネットが普及しラインでの会話が当たり前になりましたよね。電話するよりラインで会話した方が、手っ取り早く簡単にやりとりできます。

 

なので、コミュニュケーションをとる機会が減り、コミュ障が増えたのではと言われています。それが事実かどうかはさておき、コミュ障ではビジネスに影響が出てしまい困るという人も多いと聞きます。

 

そこで今回はコミュ障でも話せるようになる4つの方法を紹介したいと思います。

 

コミュ障の人に少しでも参考になればと思います。

伝達逓減の法則

 

まず最初にコミュニケーション能力とはどういった能力なのか『コミュニケーション能力の構造』から話を進めていきたいと思います。

 

基本的にコミュニケーション能力の構造は3つで成り立っています。

 

インプットスキル

シンキングスキル

アウトプットスキル

 

簡単に要約すると情報をインプットするスキル・情報を考えるスキル・情報を発信するスキルの3つのスキルになります。

 

①コミュニケーション能力の構造は、まず得た情報を「インプット」することから始まります。

 

 

情報→[観たり、聞いたり、読んだり、など]

②次に「インプット」した情報を「シンキング(考える)」します。

 

 

[問題はなんだ、原因はなんだ、解決はどうしたらできるか]

③最後に「シンキング」したことをもとに判断・決定をして「アウトプット」します。

 

 

[判断・決定など] →[話す・書くなど]→[相手が理解する]

 

 

相手が理解するまでを式に表すと

伝えたい内容×自分のアウトプットスキル×相手のインプットスキル=相手の理解度

 

つまりは情報をインプットしたものを考え、アウトプットする。相手はその情報をインプットし、考え、アウトプットする。これら情報伝達を繰り返しコミュニケーションが成り立っているのです。

 

また例を紹介したいと思います。

 

例えば『伝えたい内容』=100とした時、自分のアウトプットスキルを平均ぐらいといわれる70%×相手のインプットスキルの平均ぐらいといわれる40%と設定します。

 

100×70%×40%=28%

 

よって100の伝えたい内容に対して、相手には28%しか伝わらないことになる。

 

これは平均的な数値からの例ですが、自分のアウトプットスキルや相手のインプットスキルが低ければ低いほどコミュニケーションは歪んでしまいます。

 

さらに「相手に上手く伝えられない」ことを自分がわかっている(無意識に苦手としている)と緊張感が生まれ、緊張汗が出てしまうようになってしまい、言葉が詰まってしまう。

 

これがコミュ障と言われる原因の1つになっています。

 

参考 リーダーの教科書 川村真二著

コミュ障でも話せるようになる4つの方法

 

①ミラーリング効果

ミラーリング効果とは相手の話すスピード、話し方、動きを真似することによって相手に親近感を抱かせて好意を持ってもらうというやり方です。

 

人間は自分に似た相手に好意をもつと言われています。

 

それを利用した方法で、心理学では『同調効果』といいます。

 

コミュニケーションを取るとき相手が話すペースや仕草を真似するといったシンプルな作業です。

 

インプットスキル・アウトプットスキルの問題解決にはなりませんが、親近感を抱いてもらえると相手も好意を持って話してくれるのでコミュニケーションが計りやすくなります。

 

②相手の話を聞く

話すことは知識の領域であり、聞くことは英知の特権である

オリバー・ウェンデル・ホームズ・シニア

 

知らない人と会う時にやってしまいがちなのが、挨拶と自己紹介をした後にすぐ自分の話をしてしまうことです。

 

実はそれ、よくないことなんです。

 

営業の神様と呼ばれギネスブックにも載っているジョー・ジラート氏も天才スピーカーで名を馳せるウルフ・オブ・ウォールストリート著者のジョーダン・ベルフォート氏も話すことよりも聞くことの方が重要だとおしゃっています。

 

相手に喋らせて気持ちの良い感じになってもらい、相手の身の回りの情報を引き出す。

 

相手の好きなものは何か。家族構成は。どんな事(もの)を求めているのか。などなど。

 

それと同時に相手の話を真剣に聞いていれば、それだけで信頼を得る事ができます。

 

落ち着いて、相手の出方をみること。「何か話さなきゃ」と焦っての会話は逆に相手に足元を見られバカにされてしまい交渉もうまくいかないでしょう。

 

相手に喋らせ「この場を支配しているのは私だ!」くらいに思っていただいた方が交渉もうまくいきます。

 

③何回も伝える

一回で伝えるのが難しいなら何回も伝えればいい。というシンプルなやり方です。

 

前章で記述した通り、伝達逓減の法則に従うと一回で完璧に伝えるのは難しいことが理解していただいたと思います。

 

一回で伝えるのは難しくてもアウトプットスキルに関しては簡単にカバーできます。

 

それは相手に何回も伝えることです。

 

とてもシンプルなことですが何回も伝えることで相手の理解力が増し、相手のインプットスキルを向上させることに繋がります。

 

ただ自分が部下で上司に何回も伝えるという行為をすると「バカにしているのか」と怒るかもしれないので注意が必要です。

 

それともう1つ注意があります。今度はあなたが上司で部下に何かを伝えるパターンです。

 

その部下は一回では覚えられない部下だとして二回、三回と伝える行為を繰り返します。

 

初めの頃は「しょうがないな」という気持ちでも、日々伝えることの繰り返しになるとイラっとして、自分のアウトプットスキルを下げて伝えてしまう事があります。

 

それだと相手に伝わらず、部下は焦りインプットスキルが下がり良くない循環になってしまいますので、繰りかえし伝える時にも自分の心を落ち着かせる必要があります。

 

心を落ち着かせたい時は深呼吸をオススメしています。

 

 

「え?深呼吸?」って思うかもしれませんが、とても効果的な方法でイラっとした気持ちを鎮めてくれます。

 

▼深呼吸に関しての記事はコチラ:深呼吸するとストレスがなくなる?|気分が楽になる最高の呼吸法 

 

④多くの情報をインプットして話す

情報をインプットしまくれば話せるようになる。

 

基本的に会話をするということは情報をインプットしなければできません。

 

好きなこと(もの)は熱く語れる!のは好きなこと(もの)の情報をたくさんインプットしているからです。

 

つまり逆を言えば、インプットさえすればアウトプットは簡単にできるということです。

 

私は歳上の人と飲みに行くことがよくありますが、飲みに行く前に必ず調べることがあります。

 

何だと思います?

 

野球とサッカーの試合経過と現状分析です。

 

私は野球もサッカーもほとんど見ません。12年間野球をやってたのですがプロ野球に興味がなくほとんど知りません。

 

でも歳上の人達、特に男性は野球かサッカーの話題になることがかなりの確率であります。

 

話題になった時に、興味がないので・・・・って言えますか(笑)

 

「××チーム調子いいですね。優勝するんじゃないですか」と開口一番の掴みで言った時の印象とは天と地ほど差があります。

 

さらに注目の選手なんかも勉強しておくと「よく知ってるなー!君も××チームのファンか?」と好意を持ってもらうことができます。

 

これは野球やサッカーだけでなく「ゲーム・スポーツ・競馬・パチンコ・ビジネス関係・政治・経済」なんでも言えることです。

 

事前準備と日々のニュースのチェックは時間を使って行いましょう。

 

これだけでもコミュニュケーションは少しとれるようになります。

最後に

 

いかがだったでしょう。

 

少しでも参考になれば幸いです。

 

ただ前提としてコミュニケーションは何のために存在するのかについては言いたいこともあります。

 

コミュニュケーションは信頼を築くためにあるツールです。

 

私が思うに「言葉のコミュニケーションが苦手だから信頼関係を築けない」というのは間違いだと思います。

 

テキストであったり音楽であったり絵であったり信頼を築くためのツールは他にもあります。

 

何が言いたいかというと言葉のコミュニケーションはただのツールで手段はいくつもあるのだから得意な事で信頼を築いていけばいいと私は思います。

 

仕事で連絡を取る手段もラインなどのテキストでのコミュニケーションが増えました。

 

ラインでのコミュニケーションは電話するより時間が取られず、会議中でも返信出来てしまうので言葉を交わすより便利です。

 

なので、会話が苦手な人はテキストでコミュニケーションをとればいいと思います。

 

むしろ問題はそれを許さない社会の方にあると。

 

多様性が議論される中でテーマに入れてもらいたいくらいです。

 

余談になりますが、友達と喧嘩した時、謝る手段は2つあります。

 

「メールorラインで伝えるか」

 

「直接会って伝えるか」

 

どちらかの選択だと多くの人は「メールorラインで伝える」を選びます。

 

『新卒採用者に聞いたアンケート』によりますと男63%で女74%がメール・ラインの方が伝えやすいと答えています。

 

謝罪をラインやメールでするなんてマナーとしてどうなんだという意見もありますが、一般的にそれが当たり前の社会になりつつありますよね。

 

近頃は「バイトやめます」もラインで言う人が増えたと聞きます。

 

行き過ぎはいけないにしろテキストによるコミュニュケーションをもっと認めるべきだというのが私の意見になります。

 

長くなりましたが、コミュ障だからと言って気を落とす必要ないと私は思います。

 

読んでいただきありがとうございました。

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