みなさんはパワーナップという言葉をご存知ですか?
パワーナップとは、俗に言う仮眠のこと。
パワーナップという言葉自体は造語になります。
パワーナップは、世界的に普及し始め、NASAやGoogleをはじめとした企業や組織に注目されています。
今回は、そんなパワーナップについて何がそんなに素晴らしいのか紹介したいと思います。
睡眠不足はパワーナップで補おう
昨日も今日も眠れなかったなぁ〜
そんな時こそパワーナップが効果を発揮します。
仮眠をとることでハイパフォーマンスを生み出すことができるのです。
また、「昨日ちゃんと寝たのに。ご飯食べたら眠い。」という方にもパワーナップはおすすめ。
お昼ご飯食べた後に襲われる不思議な眠気。
実はこれ。人間が進化の過程で昼寝をしてたことが原因なのだとか。
そんなときは、眠いまま無理して仕事するより、仮眠をとることをおすすめ。
パワーナップのやり方
パワーナップ (power-nap) とは、一般的に15~30分程度の短い仮眠のことで、この用語はコーネル大学の社会心理学者ジェームス・マースによる造語になります。
また、別名としてキャットナップとも呼ぶこともあります。
このパワーナップは24時間あたりに対する睡眠の効果を最大化する睡眠法とされ、今、世界中で注目されている方法です。
パワーナップ睡眠法の睡眠パターンは、よく多相睡眠法(一日に必要な睡眠時間を短く分割して取る方法)と関連づけられることがありますが、どちらかといえば通常の睡眠の不足分を補うために用いられる方法として理解されています。
野比のび太は寝過ぎ?
日本で仮眠の達人?というと「ドラえもん」でおなじみの野比のび太かと思います。
授業中はもちろん、自宅に帰って来るなり😪グウグウと。
あまりに昼寝しすぎるから【映画(旧)ドラえもん、のび太と日本誕生】では、居眠りの刑としてドラえもんに「死刑(夢の中で)」を言い渡される始末。
そんな野比のび太はパワーナップの観点からみても、明らかに寝過ぎです。
パワーナップは20分〜25分ぐらいの時間が推奨されていて、30分は超えるべきではないとされています。
その理由は、それ以上眠り続けると深い眠りに達してしまうからです。
このパワーナップは深く眠る為にするのではなく、霊長類に避けられない眠気を短時間で消し去り、学業もしくわビジネスの効率を良くしようという方法です。
また長時間仮眠をとることは脳や体にもあまり良くないと言われています。
それは深い眠りに達した後に目を覚ますと※睡眠慣性(スリープ・イナーシア)状態に陥り、疲労感がより増してしまうからです。
睡眠中には、大きく分けて、眠り始めを充実させる成長ホルモンと、眠りの最後を充実させるコルチゾールという物質が分泌されます。生活習慣などによってこの2つのバランスが崩れ、うまく覚醒できない状態を、「睡眠慣性」と言います。
中途半端に長く寝るというは、怠さや余計な疲れを生み出してしまうのです。
ぜひ、のび太くんにも教えてあげたいですね:(;゙゚'ω゚'):
寝過ごさない為にコーヒーを飲もう
パワーナップを行うとき、寝過ごさないように20〜25分後にアラームをかける必要があるのですが、会社のオフィスとかだと、そうはいかないですよね。
周りの人の迷惑になってしまいますし、音鳴らすの恥ずかしいなんて気持ちもあるかと思います。
そこで、寝る前にコーヒーを飲むことをオススメします。
お昼ご飯を食べ、コーヒーを飲み、パワーナップを行う。
とはいえ、「それじゃあ、寝られなくならない?」と疑問に持つ方もいるかと思います。
ところがコーヒーを飲んですぐは眠くならないんです。
一説によるとカフェインの効果が出るまで15分〜30分くらいと言われています。
まさに起きる時間にピッタシ!
コーヒーのカフェインが効果を発揮してくれるわけですね。
では次に、そのパワーナップを使って仕事の効率をあげようとしている企業を紹介します。
NASAも認めたパワーナップ
NASA宇宙ステーションといえば、人類の叡智が詰まった場所であり、科学の最先端を走っているところです。
そんなNASAでは、睡眠についても研究されているようです。
NASAの睡眠研究によるとパワーナップにより、人間の注意力が54%、仕事の効率が34%改善するという結果が報告されました。
注意力54%、仕事効率34%がどういうプロセスで出された数字なのかわかりませんが、そこそこ大きい改善かと思います。
このような研究結果が出ると「ナイキ」「ブリティッシュ・エアウェイズ」「Google」など世界的有名企業は相次いでパワーナップを導入し始めます。
海外ではお昼寝したらクビ!
という会社も多い中、パワーナップは働き方を変えたのかもしれません。
とはいえ、日本ではパワーナップを推進してる企業は少なく(日本人は自主的に昼寝してる人多数)これからなのか。どうなのか。
パワーナップは認知症になりにくい?
日本国立精神・神経医療研究センターの朝田隆氏と高橋清久氏らが高齢者377人のアルツハイマー患者とその配偶者260人の昼寝の習慣と認知症リスクについて解析を行なった結果、30分未満の昼寝をする人は昼寝の習慣がない人に比べて、認知症の発症率が約7分の1だった。
スタンフォード式最高の睡眠
高齢化社会の日本で今、大きな問題として取り上げられている認知症。
NHKの朝の情報番組「朝イチ」でもよくこの話題が出ます。
将来、私たちは皆んな老いるわけですが、なるべくなら誰にも迷惑かけたくないですよね。
自分に出来る範囲は予防として色々取り組んだ方が世の中の為になると思います。
パワーナップがこれほどまで認知症の発症率を下げるのであれば、国や企業が先頭に立ち進めていくべきと思います。
同時に個人でも出来る限りの事はやっていきましょう。もちろんパワーナップ以外のことも。
とはいえ、注意すべき点もあります。
30分未満の人は認知症の発症率が下がったのですが、1時間以上の昼寝をした人は認知症の発症率が2倍になったという結果もあります。
くれぐれも長時間のパワーナップは控えるように気をつけて下さい!
歴史上で有名な人物もパワーナップを実践
「予の辞書に不可能という言葉はない。私には、やって出来ないことは1つも無い。もし、自分自身の辞書があったとしたら、その中に不可能などという言葉は入っていないはずだ」などの名言を残し、圧倒的強さで近隣諸国を従えた皇帝でありヨーロッパを代表する英雄ナポレオン・ボナパルト。
イタリアに遠征しオーストリア軍を撃破。
その後もヨーロッパを敵に回し、ロシア・オーストリア連合軍、プロイセン軍、ロシア軍を次々に撃破するなど、歴史ファンなら胸熱くなる人物です。
そんなナポレオンもパワーナップを実践していたとか。
ナポレオンは言わずと知れた※ショートスリーパーです。※ショートスリーパーとは、一般人の平均睡眠時間が七時間くらいに対して、四時間くらいの睡眠時間しかとらない短眠者のこと。
ナポレオンは短い時間しか寝なかったらしいのですが、足りない睡眠はパワーナップで補っていたとの記録が残っています。
また、ナポレオンは馬に跨りながらパワーナップをしていたことから「居眠りの天才」なんてあだ名をつけられていたと言われています。
天才起業家トーマス・エジソンもパワーナップ?
蓄音機、白熱電球、動画撮影機キネトグラフを発明し、1913件もの特許を取得した発明王でありながら、次々に事業を成功させた天才起業家でもあったトーマス・エジソン。
トーマス・エジソンもまたショートスリーパーだと知られています。
ショートスリーパーゆえの発言かわかりませんが、トーマス・エジソンはこんな言葉も残しています。
「自分は毎日、18時間働くことにしている」
これは凄いですよね。
実際、トーマス・エジソンは問題解決に没頭して、部下と共に部屋に引きこもり、食事、睡眠など以外は研究に勤しんだとか。
しかも部下に「わかるまで外に出るな」と強要までしたとか。
また、トーマス・エジソンは寝ることは無駄な時間だと思っていたらしく、徹夜でぶっとうし仕事をすることもあったそうです。
しかし、そんなエジソンも昼間によくパワーナップを実践して必要な睡眠を補っていたようです。
他にもショートスリーパーの天才たちはいますが、睡眠が足りない時は皆共通してパワーナップで補っているというのがわかりました。
歴史のことなんで本当かどうかわからないですが、足りない睡眠を補う為にパワーナップを使うというのは科学的にもとても良いものではないでしょうか。
最後に
いかがだったでしょう。
このパワーナップは残業続きで寝る時間がない・忙しい方にもオススメな方法だと思います。また繰り返しになりますが、パワーナップは30分超えて寝てしまうと脳にも体にもよくありません。
必ず20分〜25分くらいで起きて下さいね。
最後にパワーナップに使えるクッションを紹介したいと思います。
オフィスだと机に塞ぎ込んで寝ることになりますが、首も腰も腕も疲れますよね。そこで良質なクッションを選出しました。
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オフィスで長時間座る女性の為に作られたリラックスクッションです。柔らかいのはもちろん、形を変えて色々な用途に使えるので、とても便利です。
もちろんパワーナップを実践する相棒として活躍してくれることでしょう。ぜひチェックしてみて下さい。
▼職人のパワーナップはこちら:【現場のお昼寝】職人の仮眠にはこれがおすすめ!快眠アイテム6選
読んでいただきありがとうございました。