
みなさんはフリーランスという言葉をご存知ですか?
フリーランスとは、近年急速に進む新しい働き方のことです。
とはいえ、畳職人を含めて建築系の職人はだいたいフリーランスですが。
働くというと、どこかの企業に就職してお給料をもらうというのが一般的です。
それとは違いフリーランスは個人が企業から仕事を請け負い報酬をいただくという働き方です。
今回の記事はそんなフリーランスとは何か?ノマドワーカーとは何か?新しい働き方を考えるをテーマに書いていきます。フリーランスについて知りたいという方の参考になれば嬉しいです。
・ノマドワーカーとは何か
・新しい働き方とは何か
フリーランスとは何か?
フリーランスとは会社や団体などに所属せず、個人で自由に仕事をする働き方のことを言います。
インターネットが普及し、より多くの人と繋がれるようになりました。インターネットがもたらした「繋がる力」はライフスタイルだけでなく、働き方までも変化させたのです。
その一つが「会社に勤める」ではなく「フリーランス(単発で企業から仕事を請け負うこと)」で働くという考え方です。
個人の持っている特化した能力を活用して、企業と契約を結び報酬を貰うという仕組みになっています。
と思っている方も多いでしょう。
確かにフリーランスというと職人系やアナウンサー、ブロガー、システムエンジニア(クラウドソーシング)などが対象でした。
ところが、インターネットの「繋がる力」を使えば、様々なジャンルの職種で、フリーランス的な働き方が出来るようになったのです。
営業マンもフリーランス化する?
みなさんがもし経営者だったら、優秀な営業マン(ウーマン)がほしい!と思いますよね。
でも優秀な営業マンはどこにいるのかわからない。見つけても引き抜くのが大変。かといって一から育てるのは手間と時間がかかる。
そんなとき、優秀な営業マンと企業をマッチングしてくれるプラットフォームがあったら使ってみたくないですか?
それこそ「Saleshub」です。
https://youtu.be/ZmdU-XM1CNI
このサービスでは、まず営業マンがSaleshubのページ上から紹介依頼一覧を見て紹介できそうな企業の応募を選択します。
営業マンはその企業と打ち合わせを行い利益になりそうな人だと判断した場合、紹介の段取りを組みクライアントと企業をマッチングさせます。
契約成立になったら、お祝い金をいただけるという仕組みになっています。
そのお祝い金の値段は数千円〜数百万まであり副業とは考えられないような額が提示されています。
これから近い将来、一部の優秀な営業マンが個人で企業と契約するフリーランスとして働くことも十分に考えられます。
それはこれからの働き方であろう個人の持ってる能力を生かしてフリーランスで働く人が増えるということを表していると感じます。
個人のスキルを活かしてフリーランス
それは営業マンだけの話でしょ?
そんなことはありません。
例えば待機児童で頭を悩ましている保育士。勉強を教えてほしい先生。重い荷物を持ってくれる力持ち。などなど。
自分の持っている能力を活かして働くジャンルはあきらかに広がっています。
それを手助けするサービスが「ANYTIMES」になります。
ANYTIMESとは近所で自分のスキルを生かしたい人とそのスキルを求めている人をマッチングするプラットフォームです。
家の近所で検索できるので地域のコミュニティの構築にも便利です。
昨今はコクーン化で地域の人の顔も知らないなんていう人が増えてきました。
子供を持つ親としては怖いですよね。
信頼できるおじちゃん&おばちゃんがいて地域のコミュニティがしっかりしていれば子供の誘拐をはじめとした事件は減っていくと思います。
また日本社会は高齢化の問題を抱えています。
それは金銭的な問題だけでなく増えすぎたお年寄りをどう守っていくか、介護していくか問われています。
そんな時ANYTIMESのようなプラットフォームは助け舟になると思います。
近所の人達、みんなでお年寄りを助ける合う。それはまさに相互扶助の精神です。
それを考えてか、ANYTIMESのデザインは高齢者や主婦にも使いやすいスタイルになっています。
フリーランスのメリットとは
フリーランスの魅力的な部分は自分の好きなことを仕事にできるというところです。
企業に勤めると自分の苦手なこと、嫌なことも当然のようにしなければいけません。
もしかしたら企業に勤めている人の中には苦手なこと、嫌なことが仕事の大半を占めている!!!( ;∀;)と嘆く人も多いかもしれません。
「俺はこんな仕事がやりたかったんだっけ・・・」
「なんでこんな仕事を俺がやらなければいけないんだ・・・」
そんな想いを抱えながら仕事をしているとモチベーションも上がらず興味があって就職したはずの仕事も嫌いになってしまいます。
もし、自分の得意なことだけを仕事にするのならそれはとても幸福なことだし、モチベーションも上がるので将来的に創造的な製品を生み出すことに繋がるかもしれません。
ちょっと飛躍しすぎかもしれませんが(笑)
アメリカの起業家トーマスエジソンは「私は一日たりとも労働をしたことない。何をしても楽しくてたまらないからだ」という言葉を残しています。
「何をしても楽しい!」との言葉をハッキリ言える人は日本社会では少数派で、ほとんどの人は嫌々やっていることだと思います。
フリーランスになると、そんな労働への気持ちが劇的に変化する可能性はあると思います。
またフリーランスは、自由な時間で仕事を行えます。
というか融通がきくので、興味のあることや趣味に時間を使うことができます。
実は、私も1年間、畳職人としてフリーランスで仕事をしていました。
その際、内装やブログ記事作成、FX、株、ビットコインなど前から興味があったことにチャレンジすることができました。
今思い返してみると、無駄な時間も多かったかもしれませんが、やってみたことで見えることもあったと前向きに捉えています。
フリーランスのデメリットとは
フリーランスのデメリットは3つ「社会的な信用が低い」「競争で培われる成長が止まる」「何をしてるのかイマイチわからないから詐欺と間違えられる」です。
社会的な信用が低い
フリーランスという働き方は、若い人たちには、ある程度理解され始めてきました。
とはいえ、中高年からすれば「甘えだろ」「食っていけるわけがない」など否定的な意見が多いのも現状です。
フリーランスとして食っていけるだけの特化した能力を持っている人なら別ですが、記事書いたり、動画上げたりして収入を得ている人には、少し風あたりが冷たいかもしれません。
また、フリーランスの人がお金を借りるときは結構大変で、金利が高かったり、限度額が低かったり、審査に時間がかかったりなどします。
もし、フリーランスを考えているなら、カードやローンの審査は会社に勤めている時にやってしまいましょう。
競争で培われる成長が止まる
企業で働くと同期がいたり部下がいたり上司がいたりライバルと呼ぶべき人たちがいます。
成績を可視化するので「負けない」といったモチベーションが生まれますが、フリーランスはそういったことはありません。
言ってみれば一人で走り続けるマラソンみたいなもの。
黙々とやり続ける気持ちが大事になってきます。
とはいえ、最近ではフリーランス同士の馴れ合いの場も存在します。
フリーランス同士でコミュニティを作り「みんなで協力し合って、頑張っていこう!」といったものです。
「個人」を発信してきた方達が「グループ」組むのかと思うと少し違和感がありますが。
グループでやった方が、まだ競争心が芽生えて良い方向にいくのかなと思います。
何をしてるのかイマイチわからないから詐欺と間違えられる
フリーランスの人に会って話を聞いても何をしてるのか、イマイチわからないことが多いです。
自分の能力を試してみたい!自由に生きたい!個人で稼げるようになりたい!
本当にそうですか?
会社や社会に不満があって居心地が悪いから、ネットでグチグチ呟いてお金を稼いでいるようにしか見えません。
ビジネスは人にとって本当に価値のあるものを提供して初めてビジネスです。
価値のないものを価値のあるようにみせて提供するのは詐欺と同じ手口。
それは文字や言葉、動画であっても同じです。
情報社会の中でフェイクニュースや、インパクトあるセンセーショナルな動画を流してお金儲けすることは、良いのか悪いのか、個々の倫理に任されています。
「強欲は善」が行き過ぎれば社会はどうなるか一部のフリーランスの人には考えてもらいたいと思います。
ノマドワーカーとは?
皆さんはノマドワーカーってご存知ですか?
ノマドワーカーとはWi-Fiがある場所が仕事場!というパソコン1つで仕事をする人達のことです。
ノマド(nomad)とは「遊牧民」という意味。
遊牧民の彼らは住んでる場所を転々としながら暮らしている様子と仕事を組み合わせた言葉になります。
つまりノマドワーカーはパソコンを駆使して固定オフィスだけでなく色々な場所で仕事をする新しいワークスタイルを指しています。
ノマドワーカーは自由に仕事をするという意味において最高の働き方と言えるのですが一つだけ疑問があります。
稼げるのか!?
ノマドワーカーの先駆者と呼ばれる安藤美冬氏によれば最初の半年はほとんど仕事がなかったと言います。
自分の存在価値の無さを感じて恐怖まであったそうです。
その後、安藤美冬氏はたくさんの人と会い壁を乗り越えることができましたが、一般の人が誰でも簡単に稼げるものではないのは間違いありません。
理想的な働き方であるノマドワーカーですが、短期的にみても超長期的にみても簡単に稼げる仕事ではないと思います。
新しい働き方を考える
フリーランスとして働く方は、これからますます増えていく。
終身雇用の時代。
「勉強して良い大学に入って、良い企業に就職すれば、一生安泰だよ」が当たり前でした。
それからたった10年で社会は劇的に変化し、その波についていけなかった日本企業は次々に経営難を強いられています。
倒産する企業もあれば、大人数を解雇する企業も出てきました。
そして今の時代、企業は私たちを一生雇用してくれるのでしょうか。
私たちの老後に年金はもらえるのでしょうか。
ハッキリ言って、国も企業も信用できません。
信じられるのは人との繋がりと自分自身。
だからすぐにフリーランス!という話ではありませんが、自分のスキルを磨くこと、たくさんの人と信用をつくることは、超長期的な視点から考えても必要不可欠なことです。
何より大事なのは人との繋がりです。
今からでも、知らない人と積極的に会うことをオススメします。
ビジネスでの信用構築はインターネットで繋がればOKだよ!とはなりません。
「SNS拝見しました。一度お会いできませんか?」と必ず会うことを要求してきます。
いくらテクノロジーが進んでも、結局ビジネスは人と人。
直接顔をあわせなければ仕事を依頼することは難しい。
いくら便利な世の中になっても、ビジネスの基本的な部分は変わらないのかなと思います。
これからどんな働き方になっても。
最後に
いかがだったでしょう。
フリーランスについて少しでも理解していただけましたか?
フリーランスの一部には宗教家のような方がいます。
「フリーランスで月収100万稼ぐ方法を教えます」といった方です。
そういった方達のビジネスモデルは、現状に不安を抱いているあなたから金をとるスタイルです。
儲けられるのは、あなたじゃなくて、教祖様。
だから妄信しないでほしい。
何事も影響受けるのは、ほどほどに。
読んで頂きありがとうございました。