今年も梅雨の季節が始まります!早めに湿気対策をお願いします

 

いつもお世話になっています。樋口畳商店の樋口です。今回は、梅雨の季節が始まった報告と梅雨に向けて注意することを紹介します。

 

和室がある!置き畳がある!関係なく、なるべく多くの人に読んでほしい記事です。

今年も梅雨の季節が始まります!早めに湿気対策をお願いします

 

昨年2020年の梅雨は長かったですよね。多くの家では、連日の雨のせいで湿気がたまり、カビが生えた!ダニが出た!変な虫が出た!などの問題が発生。たくさんの相談が寄せられました。

 

お客様としても、私としても本当に大変な梅雨シーズンでした。

 

そして、今年もいよいよ梅雨の季節が始ります。沖縄や九州南部では梅雨入りし、来週には本州も雨の日が多くなることでしょう。

 

できれば、今のうちにできる限りの湿気対策をしてもらい、梅雨の季節に備えていただきたいと思います。

 

では、具体的にどんな湿気対策をすればいいのか。紹介して行きます。

梅雨の前にやっておくべき湿気対策
・除湿機(エアコンの除湿機能)の準備
・除湿剤もしくは炭八などの調湿効果が期待できる物を準備
・畳は水拭きをやめる
・押入れやタンスのチェック
・こまめに掃除する
・晴れた日は必ず窓を開ける

 

除湿機(エアコンの除湿機能)の準備

まずは除湿機やエアコンの除湿機能が正常に動くのかチェックしましょう。おそらくですが、今年はまだ除湿機やエアコンの除湿機能は使っていなかったかと思います。

 

これから使う日が多くなりますので、動作確認や掃除、メンテナンスなどをしておきましょう。

 

除湿剤もしくは炭八などの調湿効果が期待できる物を準備

最近では、湿気を吸い取る除湿剤や調湿効果が期待できる炭八など画期的な商品が販売されています。クローゼットや押入れ、玄関に和室、寝室などの湿気が気になる場所に置くと湿気対策には効果的です

 

▼関連記事:畳職人がおすすめする和室の防湿対策は?【湿気対策には炭八】

 

ちなみに除湿剤や炭八は四隅の角、低い場所に置くと効果的です。玄関も同様に下駄箱の下などに置くと効果的です。(玄関の見栄えは悪くなりますが、梅雨のシーズンだけなので我慢してもらえればと思います)

 

畳は水拭きをやめる

梅雨の季節が始まる前から、畳の水拭きはやめましょう。畳は室内の湿気を大量に吸い取ってくれる敷物です。その吸湿量は畳一枚で300ml。それ以上の湿気を含んでしまうとカビが発生する原因になってしまいます。

 

梅雨のシーズンはもちろんのこと、梅雨に入る前もなるべく畳の水拭きは控えましょう。

 

▼関連記事:畳の掃除は乾拭きがおすすめ?|畳のプロがおすすめする畳の掃除方法

 

押入れやタンスのチェック

梅雨が始まる前に、押入れやタンスをよくチェックしましょう。というのも、押入れやタンスは湿気がたまりやすく、カビが発生しやすい場所です。壁がカビだらけになっていたり、昨年置いた除湿剤が残っていたりと、どんな状況かわかりません。

 

まず一度チェックしてみて、必要であれば除湿剤を置いたり、掃除が必要になります。

 

こまめに掃除する

カビが発生する条件の中に、人間のフケやホコリというのがあります。どうやら、それらがカビの栄養源になっているようです。ですので、カビが発生しやすい和室や寝室は、いつも以上にこまめに掃除をする必要があります

 

▼関連記事:畳にカビが生えたらどうすればいいの?|和室のカビ予防と対策を紹介

 

晴れた日は必ず窓を開ける

梅雨と言っても季節は初夏です(正しくは初夏の後に梅雨なので、ほぼ夏)。晴れた日に窓を開けて換気してもらうだけでも、部屋の湿気はだいぶ変わります。梅雨の晴れ間は貴重なので、必ず窓を開けるようにしましょう

 

ちなみに、曇りの日の場合でも窓を開けていただいて構いませんが、雨の日に窓を開けるのはお勧めできません。他のブログ記事では雨の日に窓を開けて換気することをお勧めしている記事もありますが、夏の雨は雨粒が大きく、激しい雨に変わる可能性があります。

 

室内で使われている材木は、水気に強いと言っても所詮は材木です。長時間雨にあたれば腐る可能性もあります(畳(天然イグサ)は水気に弱い)。雨の日は窓を閉めて、除湿機またはエアコンの除湿機能を使うことをお勧めします(窓を閉めたほうがいいですが、部屋のドアは開けておいたほうがいいです)。

 

▼関連記事:梅雨の換気ってどうやるの?お金をかけずに梅雨の換気をする方法

 

以上、梅雨の季節が始まったお知らせと、湿気対策の注意喚起でした。

最後に|まとめ

これまで私のブログでは、和室の湿気対策やダニ、カビについて取り上げてきました。皆様の参考になることが少しでも書かれていると思いますので、ぜひ読んでもらえればと思います。

 

▼関連記事:【雨の季節の畳替え】梅雨時期の畳替えで注意するべき3つのこと

 

読んでいただきありがとうございました。

 

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